里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

お気に入りだった看護婦さん

2015年06月30日 | 日々のつぶやき
主人が入院中に、はっきりと、この看護婦さんとは相性がいいなと感じ取れる方が二人おられた。

一人は、40代くらいかなと見えるおばちゃん看護婦さんでした。

一見、宝塚の男性役の方のように見えました。

すらりと背も高く、顏や髪型が、宝塚のスターに見えました。

とても気さくな方で、「○○さん、オシッコどうや?」と見に来て下さったり、私がこの看護婦さんが、主人の病室に来て下さっている時に、丁度、面会に行くと、「あぁ、良かったね。お母ちゃんが来てくれはったよ」などと大きな声で言われました。

声も大きく良く通る声でした。

いつも我が家でこの看護婦さんの話をするときは、名前で言わず、「おばちゃん看護婦さん」と言っていました。                                                                    
               

もう一人は、未だ看護婦さんになってあまり年数がたっていないなと思える若い看護婦さんでした。

この看護婦さんは、若さはありますが、どちらかと言えば、あまり目立つところはなく、地味でおとなしいタイプで、何処か他府県の田舎から来られたのではと言う感じが見受けられました。

でもこの看護婦さんは、患者が何を言っても、逆らわず、言ったことに対して決して「それは違うでしょ」とか、否定するようなことは言われず、「その検査はね、何人目かの人から、機械の調子が悪くなって、出来なくなったので、今日出来なかった人は、又明日にでもして下さるしね」と言う風に、機転を利かせて、うまく患者を怒らせないように応対して下さっていました。

この二人の看護婦さんが、一番よく解ってくれると、私たち家族に主人はよく話してくれました。

どういう関係の立場の人でも、相性のいい人は、頼りになりますし、気持ちも穏やかになりますね。




手続き完了第1号

2015年06月28日 | 日々のつぶやき
主人が亡くなったのち、色々の手続きが必要で、あちこち関係しているところへ、名義変更手続きなどの申請をしました。

今日、主人が亡くなってから丁度2週間目になります。

ガソリンスタンドで給油する時のカードの名義が書き換わったのが届きました。                                                
                

いろいろ手続した中で、完了した第1号です。

もう楽になりましたか?

2015年06月27日 | 日々のつぶやき
ホスピス病棟に移って4日目の朝、前の晩に娘が病室に泊まってくれましたので交代するために、8時くらいに病室につきました。

私が到着して10分後くらいに、仕事で今は豊橋にいる二男が、病院に来ました。

二人いる間に、娘が着替えに家に帰って来てもいいかと言う事で、一応看護婦さんに伺ってみました。

血圧も、もう測りにくいほど下がって来ていますので、なるべくみなさんが揃って下さっている方がいいと思いますので、今のうちにさっと行って来て下さいとのことでした。

急いで帰り、長男も一緒に病院へ来てもらう事にしました。

病院と家の間の距離は、約18キロ、車で普段は、時間帯にもよりますが、約片道40分かかります。

長男と長女が病院に到着してくれるまでかなり時間の長さを感じました。

その間ずっと私は、主人の呼吸状態を観察していました。

前日の呼吸状態は、大きく息を吸ったり、吐いたりしていましたが、その間隔が長く、「どうした?呼吸忘れたらアカンよ」と何回か言いました。

そして、ホスピス病棟での4日目のこの日の呼吸は、前日より呼吸の間隔は普通だなと言う気がしていました。しかし、呼吸は浅いなと言う感じでした。

病院へ向かっている2人の到着が、未だかまだかと気になり、2回「今どのあたり?」と電話をかけました。

そして魔の時間が来てしまいました。

何か呼吸状態がおかしくなり、ナースコールを押して、看護婦さんに「診に来ていただけますか?」と頼みました。

すぐに来て下さり、脈をとられ、「止まりましたね」と言われました。

その時は、私は全身の力が全部抜けた感じでした。

5分後くらいに2人がやっと到着し、事態を察して泣き出し、私自身もその時から急に涙が零れ落ちました。

すぐに看護婦さんが、主人の体を綺麗にして下さり、顔も少しお化粧もしてもらい、すでに用意して持って行ってた最後の衣装に着替えさせて下さいました。

この作業をして貰っている時、兵庫県の川西にいる主人の妹さんが事態を知らずにお見舞いのつもりで来て下さいました。

病室に入るとき、部屋のドアに処置中と言うカードがかかっていたので、治療の処置をして貰っているのかと思ったと言われ、「生きているうちに会いたかった…」と泣かれてしまいました。

今日はこの辺で終わりにしておきます。  



ご苦労様でした

2015年06月22日 | 日々のつぶやき
長い長い間、病気と闘い続けた主人が、とうとうこの世に別れを告げました。

6月14日(日)午前11時49分、静かに眠るように逝きました。

11日からやっと一般病棟からホスピス病棟に入る事が出来、手厚いケアに一安心していました。でもこのホスピス病棟に入る少し前から、意識も朦朧としていて、話しかけても頷くか、首を振るくらいしか出来ず、食事も殆ど口に入る事はありませんでした。

腹水や胸水がいっぱい溜り、お腹もポンポンに大きくなっていて、まるで妊産婦のようでした。

お腹などに直接針を刺して水を抜くのは、ショック死もありうるのでと言う事で、利尿剤を飲んで、おしっこで水を出すようにされていました。

この利尿剤も肝炎脳症になると言う事で、かなり脳症の方も進んでいました。

未だしゃべる事が出来たときは、いろいろしゃべってくれましたが、やはり、もう脳症の方もかなり進んでいて、何処からこんな発想が出るのかなと思うくらい、とんでもない面白い事や、実現したいとか、或いはこうであって欲しいと思う事かも知れないなと言う感じの話をよくしてくれました。

「○○先生と、二人でこの病院の第二病院を建てているんや。もう工事が始まっていて、建ちかけているんや」

       


「何処にそんな病院を建てているの?」

「この病院の地下や」とか、「この地下からパスポートなしで外国へ行く事が出来るんや」・・・など等

本人の理想の夢か、幻か、話は延々と続きました。

                    

今日はこの辺で終わりにしておきます。








寂しくなりました

2015年06月10日 | 日々のつぶやき
いよいよ覚悟の時が迫ってきている感じですので、主人が退院してきた時ようにと、ずっとレンタルしていた福祉用品をそれぞれレンタル契約を今月から終わりにしていただいて、それぞれのメーカーさんに引き取りに来ていただきました。

安心サポートセンターさんから借りていた、病人が一人で家にいた時、どうしても誰かの手助けが必要になった時に、呼んで来ていただける装置、(家の電話に接続された別の電話で安心サポートセンターさんへ通じる電話)を取り外しに来て下さいました。

もう退院できる状態ではなくなりましたので、先月の終わりで、各メーカーさんからのレンタル商品を引き取りに来てもらいましたが、今日来て下さった安心サポートセンターさんだけは、「技術を持った人でないと取り外しが出来ませんので、6月10日に引き取りに行かせて貰います」と言う事で、今日来て下さいました。

その商品を持って帰られた後、「あ~ぁ、これで主人が借りていた商品がすべてこの家から無くなったんだ」と思うと、急に淋しくなりました。

ホスピス病棟に移るように申し込みもしてありますが、そちらも申込者は何人かおられるようで、順番待ち状態です。でも申し込み順ではなく、必要度の高い人から入って頂くことになっていますと言われました。

ホスピスの先生も、病室の方へ一日に2~3回は見に来て下さっています。

又いつも通り

2015年06月08日 | ペット
リビングのソファーの背もたれのところに乗って、家の中の人間の行動を監視したり、窓ガラス越しにベランダに入って来る鳥を威嚇したり、臆病者のくせに、上から目線で見下しています。

恵太郎がこのソファーの背もたれに乗って、爪を立てますので、ソファーカバーの糸がひっぱれて垂れさがっている部分が多々見えて、みすぼらしくなってので、新しいカバーに変えました。

すると、相変わらず爪を立てますので、「恵ちゃん、それは止めて!」と言うとふてくされたように、「ムッ」としたような顔をしました。






折々のことば

2015年06月04日 | 日々のつぶやき
今日の新聞記事から

折々の言葉と言うところに書いてあったのを読んで、心に響いたところがありましたので、引用しました。

いい思い出だけが残ること、それを成仏と言うんです。

 逝った人との、生前はどうしても断ち切れなかったさまざまなこだわりが、時の移ろいとともに少しずつほぐれてくる。じかに向き合っていた時には解けなかった確執も少しずつ削(そ)ぎ落とされ、その人のいい面だけが残る。そういうかたちで亡き人のイメージが整って来ると、遺(のこ)された人の心も安らぐ。
京都・法然院の梶田真章貫主(かんす)からうかがった前貫主のことば。

と言う記事がかいてありました。


今、死と向き合っている主人のことに思いが重なり、この記事が心に残りました。

猫を洗いました

2015年06月02日 | ペット
昨日、飼い猫が、ウソウソと汚れてきた感じでしたので、お風呂場で、全身シャンプーしました。

以前に飼っていた猫は、かなり全身シャンプーするのを嫌がり、暴れたり、泣きわめいたり、かんだり、ひっかいたりしましたが、恵太郎は、わりにおとなしく、少しは「にゃ~・にゃ~」と泣きましたが、暴れたり噛んだりはしません。



洗った直後のハリネズミのように見える猫です。

早く乾かしてあげようと、ドライヤーを取り出すと、見るとすぐに逃げ出しました。