四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

東洋の魔女、河西さん

2012-02-12 04:31:57 | 生かされて今日
 『人生後半の生き方を考える』と題する講演会が日比谷公会堂であり、老壮の方々が雲霞のごとく集まりました。
 最初の講師は東洋の魔女、東京オリンピックでソ連を破り金メダルを取ったバレーボールキャプテンの河西昌枝さんでした。
若々しい痩身を赤い服に包んで登場されました。今七十九才、話し下手でこの講演会の申し出をお断りしたかったと云われながら、「金メダリストが嘘つきだとわかりました」と後で登壇した先生に言わしめる程楽しく有意義なお話で、猛練習の時に歌っていた替え歌をも披露され大拍手を受けられました。私は彼女の選手時代の印象から、自分より若い方と誤解していました。
百七十四センチの身長が四センチ縮んだそうですが、お声は溌剌としてとても八十才前とは思われません。大松先生はじめ人縁に恵まれたから、大好きなバレーボールに打ち込めたと。世界制覇の目標は怖くなかったが、鬼の大松の12時過ぎまでの猛練習だけは辛かったそうです。
 東京オリンピックで金メダルを取った時三十一才。三回見合いをされて翌年自衛官と見合い結婚、当時の佐藤栄作総理の媒酌で結婚し、三児を育て長男は今四十二才だそうです。やはり結果的には大松監督の人柄に近い人を選んだそうです。
両親は普通の娘として早く実家に戻って欲しかったのですが、日本中の期待に気兼ねして云えなかったと涙を拭かれておられました。遊び盛りの青春を犠牲にされ、結果的に親不孝をされたのですね。なでしこジャパンの沢主将には「親を大事に」とアドバイスされたそうです。

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