四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ラガーマンの異体同心

2019-09-29 14:45:27 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

  昨日アイルランドに勝利したラグビー試合を見ましたか。意思統一したチームの力を見せてくれて、大興奮しました。善戦は期待しましたが勝てるとは思いませんでした。同体異心ではなく異体同心ですね。


「異体同心なれば万事を成ず」と日蓮聖人は教えられていますが、サンガの力は、まさに異体同心の力と言えましょう。

お城の石垣は、丸い石、三角の石、四角の石、大きい石、小さい石と、さまざまな石を組み合わせることによって、地震にもびくともしないものになっているそうです。ちょっと考えると、規格どおりのそろった石を積み上げたほうが、整然として、立派な石垣ができ上がるように思えます。いろんな組織や会社などでも、初めから粒のそろった人ばかり集めれば、より能率が上がるように思うのですが、それでは大きな力にはならないのです。性格も能力も違っている人が集まって、それぞれが所を得てうまく組み合わさり、心が一つになると、どんな事態に直面してもびくともしない組織になっていくのですね。

立正佼成会の力の源も、考え方も、個性も、立場も千差万別の人が、一つの目標をめざして力を合わせることができたところにあります。伸びる会社は上意下達だけでなく下意上達もうまく行なわれて、上司も部下も一つになって生き生きと動いています。リーダーの仕事は、さまざまな個性を集めてその心をどれだけ通い合わせられるかにあるといえましょう。

                                                    庭野日敬著『開祖随感』より


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