四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

第55回横浜俳句大会(その2)

2010-10-18 05:29:13 | 生かされて今日
入選された作品をご鑑賞ください。現代俳句協会賞に輝かれた大輪靖宏氏は上智大学名誉教授で日本伝統俳句協会理事、当横浜俳話会顧問です。伝統派の俳人が、現代派の賞を頂かれて面白いでした。頂上は一つで、登る道が違うのみ、わが横浜俳話会のおおらかな特徴が発揮されました。
 
 横浜俳話会長賞  虫干しや貧しき日々の資本論   星野 稔
 朝日新聞社賞   梅雨明けて働かぬ手のおきどころ  広瀬元幸
 神奈川新聞社賞  帰省子の寝ころぶ山の見ゆる部屋  有田桜樹
 毎日新聞社賞   いきいきと撃たれてをりし水鉄砲  山本一葉
 読売新聞社賞   教会の空席に置く夏帽子     野木桃花
 神奈川県現代俳句協会賞 
           村の灯のさらに減りたる帰省かな  大輪靖宏
 横浜文芸懇話会賞 九頭竜をかけ上りゆく夕立かな  藤井元基

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