横浜の名苑、三渓園は綿花輸出で財を成した原三渓翁の遺して頂いた宝です。全国から収集した美術品、歴史的建造物、銘木を東京湾に近き広大な敷地に大池を中心に展開、散策や吟行、癒やしにベストです。
今やもみぢの時節、冬日和に恵まれてエントランスからもう多数の市民、観光客、異国の家族らが列をなしていました。普段にはない風景です。
夜もライトアップでロマンチックな紅葉、黄葉を楽しめるそうでアベックも多いです。そうそう、句会で「今はカップルと言うのよ」と教えてくれました。なるほど。
まづ折れ折れの枯れ蘆に目がゆきます。晩年のおのが姿のようですが、枯淡の味わい、芭蕉翁のわびの美です。水鳥の浮き沈みする大池から五重塔の景色はすばらしい。
石棺にイチョウ落葉が一枚、よく見ると底には溝が彫られて穴も開いていました。銀杏が最盛期です。夕日はつるべ落とし、北風は尖ってきて退散しました。
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