四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

奥能登の旅(その3)半島の行きどまり

2011-09-18 12:15:36 | 生かされて今日
 能登半島のさきっぽ、禄剛埼(ろっこうざき)灯台は明治16年、文明開化の頃お抱え英国人の指導で建設されたそうです。能登半島の最北端の行き止りに優雅な白い灯台です。崖の下は大海原、秋の日本海が静かでした。親潮と寒流が混ざりあう好漁場だそうで、釣り上げた大物(横綱輪島と同じほどの巨大魚)の剥製が輪島に飾ってありました。かつては塩田が藩の財政のドル箱だったそうです。
高浜虚子の高弟、山口誓子の句碑があります。「ひぐらしが鳴く奥能登のゆきどまり」
 吉川英治の名著「新・平家物語」で生きいきと描かれていた清盛の義理の弟、平時忠の配流先が近くです。「平氏にあらずんば人にあらず」で有名ですが、京の治安を担当し知略に恵まれたマキャベリストの様で関心がありました。壇ノ浦から義経に近づき、疑い深い頼朝から斬首を免れたのですから凄腕だったのですね。
 

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