四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

歌会始(うたかいはじめ-2)

2013-01-30 16:51:35 | 歌の花束

 今年の兼題は「立」、一首の中に織り込んで競い合う知的なゲームです。短歌(和歌)も俳句も川柳も日本の伝統文芸で、将来の日本人に受け継ぐことが期待されております。少しでもご関心のある方は是非御入門をお勧めします。

とりあえず新聞の文芸欄には、歌壇、俳壇が必ずございますので、日頃から目を通して頂きたいと思います。


 ☆羽摶きて白鳥の群れとびてり呼び合う声を空へひろげて    佐藤マサ子


☆自画像はいまだに未完て掛けたイーゼル越しの窓が春めく   青木信一


 ☆何度目の雪下ろしかと訊ねられ息をととのへ降る雪につ    宮沢房良


☆いつせいに蚕は赤き頭て糸吐く刻をひたすらに待つ       鬼形輝雄


 ☆人々が同じ時間にち止まり空を見上げた金環日食       瀬利由貴乃


☆ネクタイをゆるめず走る君の背をち止まらずに追ひかけるから  川俣茉紀


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