四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

古人の跡

2007-10-11 09:42:38 | 生かされて今日
 横浜市金沢の入り江の新田開発を完成した9代目・永島亀巣(きそう)の石碑です。今から123年前の明治17年、翁の功績をたたえて高さは2.6Mもあり、横浜市の地域文化財です。刻まれた文章は重野安繹(しげのやすつぐ)で、私のふるさと薩摩の学者です。
この石碑は当時有名な牡丹園もあった野島の豪邸内にありました。その歴史的な土地も売却されて宅地の隅に碑が移転されていました。
 金沢区役所や警察・消防・図書館もある区の中心は泥亀町(でいきちょう)と言い、元禄時代に開拓を始めた初代・長島泥亀さんの名前にちなんでいますし、区の花は牡丹です。
 住んでいる町の歴史をキレイさっぱり消し去る開発は如何なものでしょうか。ロンドンやパリの様にもつと古人の跡を大事に感謝して遺す開発、経済合理主義が望まれます。

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