四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

葉月(八月)の句会

2011-09-05 11:04:45 | 俳句
 旧盆で夏休み、原爆や敗戦日の重い月、湿度の高い残暑の八月でした。大震災復興と放射能汚染、風評被害や政治低迷の重苦しい時節でした。
 芭蕉翁と曽良の「おくのほそ道」は陽暦換算の8月1日に秋田県象潟から山形県酒田→新潟→出雲崎→高田→市振→富山県高岡→8月29日はるばるとうとう金沢に到りました。
越後路は残暑と疲労困憊の旅で、今日の翁は金沢で9泊の途中です。苦しい旅枕に自ら追いやる詩人としての情熱、体力には脱帽敬服するばかりです。

 私の作品 ○空蝉の背のファスナーを上げてやる
      ○勝手口ゆるる苦瓜塞ぎけり
      ○想定外に出てくるコピー唐辛子(とんがらし)
      ○みんみんの一刀背なに浴びにけり
      ○父と子のおもちや病院秋うらら
 
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