四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

土牢

2007-04-23 06:36:52 | 生かされて今日
 鎌倉長谷に花の寺として人気のある光則寺(こうそくじ)があります。日蓮聖人に後日帰依した武人・宿屋入道光則が屋敷を寄進しその跡に建立した寺で、奥の山際に大きな土牢があります。
日蓮聖人が処刑されんとした頃、愛弟子・日朗たちが閉じ込められたそうです。その日朗ヘ宛てた日蓮聖人の手紙が残されて碑に刻まれていました。
「日蓮は明日、佐渡の国へまかり越す。こよいの寒さにつけても牢の有様が思いやられいたわしいことである。」(意訳)
愛弟子を心配される温情あふれる名文である。
 お寺のカイドウは銘木で、薄いピンクがしだれていました。
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