四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

さくら時

2007-04-06 06:54:39 | 歌の花束
 桜の咲く頃はあわただしい。私でさえ朝の桜は、夕方の花はどうなっている、あそこに咲く山桜は如何と、心が騒ぐものです。
美男子の誉れ高い、在原業平(ありはらのなりひら)の歌に、

♪世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし  古今集

本居宣長の歌
♪しきしまのやまと心を人問はば朝日に匂ふ山桜花

芭蕉翁
♪さまざまの事思ひ出す桜かな

富安風生
♪まさをなる空より枝垂桜かな


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