四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

里ざくら

2007-04-10 07:29:58 | 歌の花束
 ソメイヨシノが大方散る近くの公園に一本の里桜が満開。白とピンクの房が鈴のように垂れ下がりゆれて、奈良時代天皇の身の回りに集められた美人、采女(うねめ)達のようです。木の周りを角度を変えつつ仰いで、見飽きません。
ぼたん桜とも言うらしいです。思い出すのは杉田久女の句です。

 ♪風に落つ楊貴妃桜房のまゝ 

 ♪谺(こだま)して山ほととぎすほしいまゝ

彼女は高浜虚子に破門された俳人です。
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