四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

学生のうた

2007-03-12 06:05:18 | 歌の花束
 東洋大学主催の「現代学生百人一首」には、他人のまねをしない若人のうたが多いです。うたを詠む際に、人の賞賛や懸賞に執着して人のまねをする誘惑は麻薬のように詩心を内側から破壊してゆきます。私も自戒して気をつけたいものです。
感銘のうた四首をどうぞ・・・

♪夢を追う君の姿が輝いてかかとつぶしたくつはき直す       高2 西村 沙
♪冥王星太陽系から外される小さくたって光ってるのに       高3 久延 周

♪カーテンコール頭を下げるその時に涙が舞台の木目を曲げた  高2 中尾紗里
♪”乗れるぞ!”と駐輪場のおじさんに応援される七時二十六分  高3 青木 彩
 
 「かかとつぶしたくつはき直す」には感動、脱帽する。皆卒業してもうたを止めるな。
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