のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

何か

2009-03-03 | KA
 兄達と過ごした3日間、いろいろなところからたくさんのエネルギーを頂いたようで、身体の調子はとても良いようでした。今朝早く彼らのことを空港へ送り、再び布団に入ったので、それで調子を崩しては彼らは気にするだろうと気を遣っていたのですが、舞台に立つと頂いたたくさんのエネルギーを優しく放つことができました。日本からのお客様がたくさん前列に見られたので、今日出演で来たこと、気持ち良く舞えたことは本当に嬉しいことでした。
 二回目のショーの途中、トレーニングルームで通し練習をしていると、誰かが入ってきて、「ノリコ!」と呼びました。私はびっくりしたので思わず日本語で「はい!」と答えてから、「あ、イエス。」と言って動きを止めました。
「ノリコの演技を見たけれど、君の演技には“何か”があるんだよね。技術はもちろん良いのだろうけれど、たぶん君には分からない“何か”がそこにあるんだよ。」
 私はとても嬉しくなりました。“何か”は、私が生み出せるたったひとつのちいさなことかもしれません。また、2000回もショーをしていれば“何か”ぐらいは自然に生まれるのかもしれません。それは大切にしていくことであり、育てていくべき一番重要なことの気がします。
 「何かか…。」と何度も彼の言葉を思い出し、幸せな気持ちで舞台に立つことができました。ありがとう、オルマー。
 メールを開けると、今日手紙を渡した方からお返事が届いていました。思いがけないことでしたので思わず「わあ!」と声を出しました。その後兄から無事帰国の知らせも届きました。兄達のラスベガス出発から日本帰国まで、私の長い一日はとても良い一日でした。