のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

あり得ない話、第二弾

2008-02-05 | KA
 少し暖かい感じがするのは、久しぶりに広がった青い空のせいでしょうか。今日は自転車も気持ちよさそうです。
 家の中を点検して、持ち物を点検して…カギは、っと…ウエストポーチのポケットには家のカギと車のカギがありました。普通、自転車で行く時は車のカギを置いていきます。「あ、車のカギがあるけど、この前みたいに自転車を乗り換えて急いでどこかに行かなければならいこともあるかもしれないし、寝袋が置いてあるからいざとなったらここに寝られるしね。」などと冗談にふと思い、なんともないことが少し面倒ということもあったのかもしれません、何となく車のカギを入れたまま出掛けました。

 週頭の初回、キャプティビティに向かうために舞台袖に行った時のことです。プロップスのテーブルにあるはずの水筒が見当たりません。元居た場所に戻って、そこのテーブルを見てもありません。そこにいたステージマネージメントにそのことを告げ、走って戻り、そのまま水筒なしで舞台に立ちました。一回目からドキドキさせてくれます。
 今日はおもちゃ会社の方が、20名以上で観に来て下さいました。終わってからお会いすると、みなさんの明るいこと。さすがに、楽しさの追求を仕事にされていらっしゃる方々だと思いました。お陰で私も明るく元気に一日を終えられました。
 その後、少しやることがあったのでMGMを遅めに出て、帰路に着きました。街はすっかり静かです。
 アパートに戻り、自転車を抱え3階まで持ち上げて、カギをドアに挿し、右に回しました。最近少しかたい感じではあったのですが…。ボキッと。私の手元にはキーホルダーに着いている部分、カギの頭の部分だけが残りました。「はあ???あり得ないでしょう…。」私はもうおかしくて、カギを見ながら笑いました。でも、ここにいると隣のちょっと怖い方が出てきてしまってはいけない、斜め前の部屋にいる犬も中で吠えています。急いで自転車を下ろし、駐車場へ向かいました。車の隣に自転車を置き、その横に座りました。そして、「あり得ないでしょう…。」とまたカギを見つめ笑いました。
 しばらくはおかしくて何もできない状態。「どうしようかな。」と口に出しながら、おかしくて笑い続ける状態。そのうちに身体が冷えてきて、ようやく車に乗る行動にまで移せました。「車のカギ、持って出て良かったね。」あまりにもおかしい時は、思ったことが何でも口に出るようです。それにしても本当に今朝の行動に感謝です。自転車しかなかったら、こんなに笑ってはいられなかったことでしょう。
 アパートのオフィスはもちろん閉まっている時間です。緊急のラインがあったような気がしたので、一応電話をしてみました。留守電。もう中には入れません。友達のところにお願いしてもいいのですが、遅い時間。KAの仲間はまだ起きていそうな気もしますが、「どうしようかな。」。
 「寝袋があるから車で寝る?でも疲れるよね。MGMかな、トレーニングルームかな。」誰にも迷惑が掛からない選択で、MGMに戻りました。「寝る場所があって良かったね。」
 前にも何かこういうことがあったとカギが折れた直後から考えていました。「あ、自転車だ。自転車のペダルが折れたこと。」あの時も笑いました。あり得ない話で、翌日折れたペダルをみんなに見せて笑いました。
 あり得ない話、第二弾。明日も笑えそうです。