のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

稀に降る雪

2008-02-14 | KA
 春一番!と決めたのはやはり勝手だったようで、寒い朝でした。自転車を走らせながら顔に当たる風が冷たくて、思わず「寒いね。」とつぶやいた時、空からチラチラと…「あ、雪!」。細かな雪がふわふわと、数分の間舞いました。

 私事を舞台の上では出してはいけないというのは、それはもう当然のこととして思っているのですが、今日はそれが出てしまいました。そこであまりにも強い人になりすぎて、不自然に見えないように“本来”と思うキャラクターに戻すのが大変でした。
 どうしていいか分からないという、まだある迷いがそうさせてしまうこともあります。迷いはお客様を不安にさせるでしょう。吹っ切って、自信を持って、反省はすぐに活かして。
 2回目のショーが始まる30分前に、30分前であることのコールと、2回目の配役に、変更があるかないかのアナウンスが入ります。今日は「1回目と同じショーです。」と。
 「1回目と同じでは困る。」それはもちろん配役のことではなく、自分自身の問題。敢えて、支度の時間をずらしたり、普段通らない道を通ったり。小さなことでも、意識して物事を変えようとしていくと、見え方も違ってくるのが分かります。
 揺れない自分がありました。お客様の反応の違いは、偶然だったのか必然だったのか。

 稀に降る雪に出会えた幸運な日でした。