24 黄釈天 Blog 「My Days」by Oldman+1(吉住)

コロナ予防接種0回、インフルも0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。

Oldman & Egypt

2023年12月26日 | 気象

2023年12月26日(火曜日)午前8時:[  2c/9c/40%  ]{ pm09:20-am05:30 } 曇り時々雨

朝から晩まで、ずっと休みなく、昨日は本降りの雨が降り続いた。嫌になる程、雨が降った。これが雪だったら、多分、記録的な「大雪」になっていただろうが、生憎の雨。ありがたいことに、雪がバンバン溶ける。雪解け水で、日野川が増水しているに違いない。見ていないが。

傘をさして、村に福井市の配布物を配っただけで、あとは部屋に閉じこもり、テレビで映画の「ハムナプトラ」を見ていた。じっとしていると、夕方ごろには、首筋が痛くなって、めちゃくちゃ不愉快なので、例の難病対策の「魔法薬」を飲んで寝たら、まあ、びっくり。目を覚ました時は、デジタル時計が5時を回っている。思わず、二度見してしまった。

何せ、日頃は、9時に寝ると、12時前に一度、12時過ぎに一度、そして2時か3時に一度起きて、トイレに行く。最後の目覚めが3時過ぎだと、ほぼ、起床時間。午前4時を待ちきれない。それが、久々に8時間は寝ていたことになる。夢はたくさん見たが、布団が半分ベッドからずり落ちていたので、相当、寝ながら動いていたのだろう。で、今朝はスッキリ体調良好。街中の除雪(と言っても、コンビニの駐車場や、ワッセの駐車場の事だが)もずいぶん捗っているだろうと推測して、今日は少し、用事を済ませに、出かける予定だ。風呂に行きたいが、泰澄の杜も波の華も休みの火曜日。我慢しよう。老人は1ヶ月や2ヶ月風呂に入らなくても死にはしない。こんな雪どけ景色を背景にした、秋田の乳頭温泉一人旅をNHKBSでやっていたが、いいねえ、行きたい気分になる。

ところで、映画「ハムナプトラ」に登場する人物で、特筆すべきは、チンケな小悪党の『ベニー・ガーバー(Beni Gabor)演 - 

国人部隊でのリックの部下。臆病者且つ間抜けな性格で憎めないところもあるが、本性は狡猾で自己中心的。3年前のハムナプトラでの戦闘でリックを見捨てて逃走したが、生き延びてリックらと同じくハムナプトラ発掘を目指すアメリカ人グループの案内役として雇われていたところで再会する。イムホテップ復活後はその部下となる[6]がハムナプトラに到着後、黄金を持ち逃げしようとする。イムホテップが再封印された後で誤ってハムナプトラ諸共崩す罠を起動させてしまい、リック達を見付け脱出しようとするも間に合わず一人ピラミッド内に取り残され、スカラベの大群に貪り食われるという因果応報な最期を遂げた。

などと、解説には書かれているが、臆病で言葉巧みに「死地」や「窮地」を抜け出し(その才能はすごい)、最後には革袋いっぱいの財宝を盗み出して、ラクダに積み込んだ。その時点で、そのまま逃げ出していれば、カイロかヨーロッパに戻って、小金持ちよろしく、それを元手にレストランかパブを開いて、晩年は家族に恵まれて幸せな人生を送りましたとさ、と、で終わるのだが、原作者や映画監督はそれを許さず(大衆娯楽映画だから)、もう一段の「欲」で、再び中に入って、重い黄金をひきづって出てこようとして、大失敗するのだ。せめて、2度目も手に持てる程度の軽い財宝にしていれば、より早く逃げ出すことに「大成功」出来ているが、それもせずに、彼がうっかり原因で、ハムナプトラを砂漠の砂に消し去る装置のスイッチを入れさせる。

映画の最後に、彼が運んで積み込んだ財宝の革袋をぶら下げたラクダで、主人公が死地から抜け出すハッピーエンドを描く監督や原作者の皮肉な巧妙さも見逃せないが、万人向けの大衆娯楽映画では、現実社会の「真実」は描けまい、と楽しい気分で、私は映画を読む。