2023年12月13日（水曜日）午前6時：[ 5c/12c/10% ]{ pm0900-am0500 } 晴れ
イギリスBBC放送が、「ハマス」のことをテロリストと表現しないことに、国内からも自由主義諸国の世界中からも、相当な反発があるらしい。現在のガザ地区のイスラエルの圧倒的な戦闘力による非人道的なハマスおよびパレスチナ人の壊滅作戦を見れば、あくまでも「戦争」であって、テロリストなどという表現が相応しくないと、私の常識では、BBCの報道姿勢は理解できるが、歴史を遡れば、第二次世界大戦の独裁者、ナチスヒットラーとその協力国が、600万人と言われる多くのユダヤ人を迫害および大量虐殺した、いわゆる「ホロコースト」に、多くの反発の原因があるようだ。
イギリスという国は、アメリカ以上に「歴史の汚物」の詰まった国で、世界に君臨した過去300年以上も前から、複雑な覇権国家の歴史を積み上げている。ユダヤ人とパレスチナ人に国家を与えたのも、第二次世界大戦の戦勝国、イギリスだったとか。つまり、今のガザ地区の原因を作った張本人。
まあ、ウクライナ問題同様、日本が口出すことではない。そんな話は、傍観するとして、つい近年DNAのゲノム解析で判明しつつある「日本人のルーツ」は、非常に興味深い。
歴史は、長い縄文時代から弥生時代の古代、そして、それより短い「古墳時代」を経て、近代日本史が邪馬台国から始まるらしいが、この短期間の古墳時代に、縄文人や弥生人の痕跡が薄れて、7割は、DNAに変化が起きて、今の日本人に至っている。何が起きたのかというと、大量の東アジア人の流入と混合が、日本人の「ルーツ」らしい。
想像を広げると、多数の民族が入り混じって、DNAに変化を起こす。例えば、平和的にパレスチナ人とイスラエル人が結び合って、混血人が国家を作れば、フェンスも経済格差もテロも戦闘も起きない。キーワードは、宗教だ。黒装束の働かないユダヤ教正教徒の姿など、映像で見るだけでも、ゾッとするが、仏教徒の若い僧侶などが、寺院で修行を積んでいる姿は、なぜか、抵抗がない。同じように「働かない」ことは、共通している。
日本人は、なぜか、宗教的に、実に寛大だ。我が集落の天満神社は、菅原道真の偶像を中心に、左右に仏像が安置してある。それぞれに、扉付きの小さなお社収まっていて、仏像も大ボスの阿弥陀如来だけでなく、あれこれ子分の、観音だとか、菩薩だとか、よく知らないけれど、単独、あるいは複数で安置されている。村人の誰も、直接触らないので、偶像の掃除さえまともにしないから、埃まみれ。下手に触って、壊れたら元も子もない。で、今に神社そのものが、崩壊しかねない。
街中にある足羽山をぐるっと山歩きした同級生は、その途中で、7箇所も8箇所も神社やお寺をお参りして、短時間に我が身の「健康と安寧」をお願いした、と、つい最近、FACE BOOKで写真を投稿していた。そこいらへんに「神様」が居れば、適当に拝んで我が身の「安泰」を願っておく。孫は、幼稚園や学校で、クリスマスだと飾り付けをしたり、はしゃいだり、プレゼントをもらうし、ハローウインのグッズまでも買い込んだりする。DNAのなせる技だ。
もちろん、近年の政府政策は、半分が横文字英語の直訳。当用漢字も国文学も日本語もへったくれもあったものではない。「大交流時代」と意味じくも初当選した福井市長は政策テーマを掲げたが、それが、単に北陸新幹線の延伸開業で、首都圏や海外旅行客の県内、市内誘致ではなく、遠くはブラジルやアフリカ、中東から、近くは台湾や朝鮮半島からの移民の混合が、これからますます大きく進んで、第二の大谷翔平が、明らかな混血日本人として現れる時代を意味する可能性が大きい。すでに、その兆しが列島各地で現れている。
世界中を探しても、これほど平和裏に移民が溶け込む社会は他にない。古墳時代にDNAの基礎が出来た日本人が、いかに世界でも稀な混合民族になることができるかを示している。現代日本の少子高齢化を食い止め、多くの移民を受け入れ、次世代の「世界平和」を実現できるのは、多分、日本人だろう。我が国が一番だと、世界一の覇権国家を必死で目指す中国は、小国日本など眼中にないが、山椒は小粒でもピリリと辛い、なんて諺どころか、世界に蔓延させた「コロナ」の菌の大きさを考えれば、ほら、落ち着かないのでは？ 国が広い、国民が多数いる、だけでは、安心できない。立派な豪邸でも、ほらほら、あっという間に亡霊屋敷になったり、没落するのは、実に早い。建てるのは簡単だが、維持が難しい。国家も同様だ。
さあ、今日は朝日が眩しいほど、快晴の朝になった。放射冷却で、結構冷え込んだが、今週は、ありがたいことに「公務ボランティア」の予定は、日曜までない。日曜の段取りは、ほぼ出来ている。あとは、お茶菓子を買い込んでくるだけ。あ、村の通帳の記帳と、帳尻合わせもしなきゃ。