24 黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+1(吉住)

コロナ予防接種0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

Oldman & Rule

2023年10月11日 | 気象

2023年10月11日(水曜日)午前4時30分:[  14c/23c/10%  ]{ Getup0350 } 曇りのち晴れ

1日に一度くらい、ざあっと雨が降る。畑の水やりは、全く心配しなくていい。こんな夜明け前の時間帯では、部屋の窓を開けると、流れ込む外気が「寒い」。洗面所の水道の水が「冷たく」なった。

ついこの間、本当に大気は涼しくなるのか?と腹の底から疑っていたが、実に自然は大したものだ。ちゃんと、秋に変わってきている。

昨日は、ほぼ丸一日がかりで、「村会計」の中間決算をした。根が「いい加減」なので、出費のメモを残しているはずだが、忘れることも多い。あちこち調べて、証拠書類も探し出し、時系録に並べてA4用紙にのり付けし、通帳をチェックして、同時に縦横計算表(スプレッドシート、早い話がエクセル)に打ち込んでいく。

どうにか、191円の持ち出し、で納得。会計はほぼ合っている。一安心した時は、夕食時間が迫っていた。村が小さいので、自治会長が全てをするのが慣例。お寺のことも、神社のことも、福井市からの配布物配りも会計も。

神社や集会場の清掃や草刈りも全て一任。早い話が、雑用責任者に過ぎない。まあ、後期高齢者にもなると、時間があるから、それも悪くはないのだが、3年前にお寺と神社と集会場の担当者を決めて、各々手伝ってもらっているので、かなり私は楽をしている。

もっとも、私は連合会会長と交通安全地区協会の理事(道路に立って啓蒙活動する係のこと)と交番所の連絡協議会の係(門松を作ったり、投げ捨て禁止看板周りの雑草を刈ったり、先日のように村祭りの交通整理など)を兼務しているので、多忙で、頭がすぐ混乱するばかりだが。

で、今年に入って、我が小さな村で、三名の葬式。最初は、従来通り、村の数人が帳場の係をしたが、後の二つは、「家族葬」名目で、帳場(受付)は孫などの身内と業者の担当者で済ませた。それで、十分なのだ。

ずっと昔は、自宅で通夜と葬式をしたので、村中総動員で、女は台所、男は帳場を中心に全てを段取りして2日間の「葬儀」を行なった。何せ、村の墓地に屍人を運んで、燃やしたのだから。

私が小学生や中学生の頃は、まだ、そのような葬式が行われていた。火葬場からの煙が、村に漂ってきたものだ。その全てを取り仕切るのが、村長(むらおさ)の役務だったのだから、今の私にゃ、逆立ちしても出来るものではない。

その名残が、近年の我が両親の葬儀でも、残っていた。数名の村人(男)が帳場を担当し、通夜と葬式に詰める。通夜には、帰りに弁当を配り、葬式の後には、家族と共に会食の席を設けて、喪主は、真っ先にビールを注いで、お礼を言う。

実は、帳場など実に楽な仕事なのだ。特に、二日目の葬式になると、帳場の仕事は激減する。それでも、後刻、2日間の日当(2万円程度)を、親戚同様の手土産に忍ばせて、持ち帰えってもらう。

その金額も減って、手土産も減って、今年の2件は村人の「お役目」も無くなった。故人は超高齢化し、喪主も高齢化。交際範囲は非常に小さくなって、「家族葬」で十分な時代。無駄な慣習だと誰もが分かってきたのだ。

村人の年齢構成と次世代を考えると、今年の暮れ盛りには、「帳場のお手伝い」という暗黙の村のルールを、正式に「やめよう」と提案しよう。全く不要だ。