アッくんの長岡京新聞社

アッくんの周りで起きる小さくて明るい話題を贈ります。

親鸞 完結編 下(五木寛之)

2016年12月22日 | □ 長岡京市ゆかりの本(ヨモギさん)
平成28年12月22日(木)
 小説家になりたいヨモギさんは色んな仕事を掛けもちしてる・・・

「クリスマスのプレゼントを配らないと~」
「忙しそうですね ヨモギさん
「サンタクロース業だよ アッくん」
「何ですか?それ?
「サンタに扮して あっちこっちの家に回る仕事だ」
「夢を届けてるンですね
「まあな
 それより また長岡京市が登場する本を見つけたンぞ」
「どんな本ですか?
「これだ!五木寛之さんの『親鸞(しんらん)』って本だ
 登場するシーンはココ

 親鸞の子 善鸞(ぜんらん)と妙禅坊の会話

『念仏者に身分のちがいはない。とわたしも教えられました・・・
 でもそのことをあえて言いたてて
 世間をはばからぬふるまいをする・・・』

 妙禅坊は次の唱導(しょうどう)の日どりを善鸞に告げた。

『ぜひ勤めてみたい題目があるのです・・・
 武士から念仏者になった人物をとりあげてみたいのです』
『・・・で、どなたをおとりあげなさるのですか』
『蓮生です。法力房蓮生(ほうりきぼうれんせい)を考えております』
『いや、驚きました。法力房蓮生といえば、熊谷次郎直実(くまがやじろうなおざね)のことではありませんか』

 とある。」
「熊谷次郎直実?
「直実・・・つまり蓮生さんは
 長岡京市の光明寺の創建に力をつくした人だ
 だから

 蓮生は、源頼朝につかえる武士だった。
 さまざまな合戦で名をあげたが、のちに感ずるところあって法然上人の門下となり、念仏者として生きた人物である。

 と解説されている」

「なるほどね~
「この辺でサンタのクロースじゃないが
 クローズするゾ じゃあナ」
「ダジャレ落ちで 行ってしまった
 つづく