アッくんの長岡京新聞社

アッくんの周りで起きる小さくて明るい話題を贈ります。

サイレン鳴らす紫の花のヒヤシンス

2012年04月10日 | □ 長岡京市の花と木(ハナノキさん)
平成24年4月10日(火)

「この花の名はなんですか?ハナノキさん
「ヒヤシンスといいます アッくんさん」
「どうやって覚えよう・・・
「四方に向いたサイレンが幾重にもかさなってるようにみえませんか?
 サイレン鳴らす紫の花のヒヤシンスってのはどうでしょう?」
「・・・わからないです

 つづく


アッくんの『乙訓寺の空海』第十六話 『灌頂』

2012年04月10日 | □ 長岡京市の伝説(ベイツガァーさん)
平成24年4月10日(火)

 空海は最澄に密教を教えてほしいと頼まれた・・・

「灌頂(かんじょう)ですか 最澄さま」
「そうです。空海さま
 拙僧に密教の灌頂をたまわりたいのです」
「うーん。。。」

「ためらいはわかります。空海さま
 何しろ私は
 いろんな方々に密教を灌頂してきた者ですから」
「そこです 最澄さま
 灌頂というのは 仏の位につく即位式のこと
 インド国王の即位式をまねたものです」
「存じております」
 
 灌頂という式は頭の頂辺に水をそそぐ
 キリスト教の洗礼にややにている

 密教ではこれを儀式としてとりいれた

 秘密の儀式で口外すべきものでく
 詳しくはわからない
 が・・・

 灌頂が生身の僧を
 大日如来の地位に即位せしめる
 宇宙を想像して壮大な儀式
 式を盛り立てる人も多く
 式に必要な装飾もすごいのである

「いいでしょう」

 空海は最澄に灌頂することを伝えた

「ほ・・・ほんとうですか!」
「はい。ただし、2日後に乙訓寺を出るので
 灌頂は 高雄山神護寺で行いましよう」

 最澄はよろこんだ

 つづく

(写真は乙訓寺の開花前のボタンです!)