東方之門は蘇州の工業園区にある超高層ビルのひとつです。
高さ301.8mのツインタワーは上部で繋がっていて、名前の通り門の形になっています。
東方之門が竣工したのは2015年、もうできてから7年も経ったのか。。
隣にあるショッピングモールの蘇州中心が完成したのが2017年です。
見た目から股引とかズボンビルと揶揄される東方之門。
蘇州中心にはよく行くのですが、今まで東方之門の中に入ったことはありませんでした。
東方之門と蘇州中心は地下でも繋がっています。
地下から行ってみて最初に驚いたのは、全く人がいない。。
地下の店は全部と言ってよいほど閉店しています。
1階まで行ってみると、営業している店が少しだけありましたが人はいません。
全面改装中?なのか、それともテナントが入っていないだけのかは分かりません。
2階と3階も改装中のようでほとんど店はありません。
6階に行ってみるとビルの中に街を作っていました。
天井には空が描かれていて、広場や橋もあります。
完成してテナントが入れば結構賑やかな場所になりそうな気がします。
見るからに高級そうな、フランス風ベトナム料理店(看板にそう書いてありました)
だけが唯一営業していました。
外から見ると建物は全部繋がっているように見えるのですが、
東方之門の上層階へ行く部分へはここから直接行くことはできず、一旦外へ出る必要があります。
今回、北側の棟に入ったのですがセキュリティらしきものもなく、
おそらくどのフロアへも出入り自由なのかもしれません。(健康コードチェックのみ)
最上階まで行くのもバツが悪い感じがして、何となく53階で降りてみました。
窓のない小さな扉が廊下にたくさん並んでいてオフィス感はありません。
その中に写真屋さんやジム、耳かき屋さん、喫茶店などの小さなお店がありました。
要は超高層雑居ビルだったのですね。
53階にある、淡気球という喫茶店に入ってみました。
壁に鏡が貼ってあるので広そうに見えますが、席数は多くないです。
窓ガラスがあまり綺麗ではないのがちょっと残念、でもさすがに眺めはいいです。
窓側の席はなかなか空かないですが、空いたら移動していいですよと店員さんが言ってました。
ちょっとお茶だけ飲んですぐ帰るという人はいないので、店の回転はとても悪いです。
飲み物、食べ物共に単価は高いのですが儲かっているのでしょうか。
店に入った時でもほとんどのテーブルで飲食は終わっている感じでしたが、
私より先に店を出たのは1組(3名)だけでした。
きっと夜の食事やお酒で稼いでいるのでしょうね。
今回、何も知らずに東方之門に行って、たまたま降りたフロアに喫茶店があったという感じです。
1階のエレベーターホールにテナント案内もないので、
目的地を決めずに来た人はいったいどこに行けばいいのかさっぱり分かりません。
たぶん次に行くとすれば改装中と思われる下のフロアが完成してからですかね。