黿頭渚は太湖の北側にある半島で、無錫の有名な観光地、桜の名所のひとつです。
3月末頃には満開の桜を楽しむことができます。
ここ数年、清明節の連休には浙江省舟山の普陀山に行っていましたが、
3年連続お参りのノルマを達成したので、今年は近場にお出かけしてきました。
黿頭渚の”黿”は、中国語でスッポンのことです。
半島の形がスッポンの頭の形に見えることから名付けられたそうです。
入り口は、混んではいるけど連休中にしてはまだましな方かなという感じでしたが、
いやいや、中に入ってみるとやっぱり。。
以前来たのはもう15年前ぐらい。
何となくのイメージでの記憶はあるのですが、あのころはたぶんまだ桜の名所でもなかったし、
有名な観光地でしたが人であふれる場所でもなかったように思います。
今年は桜の開花が早かったようで、
残念ながら清明節にはもうソメイヨシノの花はほぼ全て散っていました。
残っているのは遅咲きの八重桜。
中日桜友誼林には現在3万本の桜が植えられています。
春には多くの人が観光に訪れます。
日中友好の証として日本から送られたソメイヨシノ1500本の植樹が始まりで、
その後も植樹が続けられ、今年は32周年の記念行事が開催されたようです。
混んでいてやっぱり行列に並ぶ必要はあるのですが、
こんな感じ弁当(35元)でよければ、
少しお昼時を外すとそんなに時間をかけずに買うことができます。
(暖かいお弁当です)
お弁当なら、みんなささっと済ませちゃうので 座る場所もすぐに空きます。
観光船の乗り場付近はもう身動き取れないほどの人。
船に乗る順番を待つ人、船から降りた人であふれています。
昔ながらのジャンクは走らず止まったままですが、
せっかくここにきたら鹿頂山から無錫旅情を楽しまないと。
黿頭渚風景区を発着するバスも超満員なので公共自転車が大活躍。
賢い人たちは活用しています。
なんかこう昔の中国に戻ったみたい。
正直、既に桜が散っていたことも知っていましたし、
連休中に行っても景色を楽しむこともままならないので、
ここに行こうなんて考えさえしなかったのですが、車に乗せて連れて行くからと誘われて、
運転しなくていいし渋滞しても車の中で寝てればいいか。。
みたいな感じで連休中の中国の観光地らしさ?をしっかり堪能してきました。
でも混まない時期さえ選んで行けば黿頭渚は本当にとてもいい場所なんですよ。