goo blog サービス終了のお知らせ 

中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

2022年の日本一時帰国(中国入国準備編)

2022-03-10 00:03:10 | 小ネタ

あれこれ片付けている間にもう早速中国入国に向けた準備を始めねば。。

中国行きの便に搭乗するために必要な手続きも目まぐるしく変わってきました。

 

 

中国出国前には搭乗前48時間以内のダブル陰性証明(PCR検査 + IgM + 抗体検査)だったのが、

7日前のPCR検査と搭乗前48時間以内のダブル陰性証明(PCR検査 + IgM + 抗体検査)に変わり、

更に2月28日からは7日前のPCR検査、搭乗前3日以内に2つの検査機関を使って2回のPCR検査、

と現時点では合計3回のPCR検査になりました。

検査は前もって予約していたのですが、更に別のクリニックも追加で探さなければなりません。

 

 

出発前3日間に行う2回のPCR検査は間隔を24時間以上空けるようにと書かれていますが、

厳密に時間を気にする必要はなく、日を跨ぎさえすれば大丈夫とのことでした。

(前日の検査が午前10時で、当日の検査が午前9時でも問題ありません)

PCR検査の陰性証明には中国国内の連絡先電話番号の記載も必要になりました。

 

私の場合は、中華人民共和国駐大阪総領事館の管轄内のクリニックで検査となるのですが、

まだ対応しきれていない病院もあるようで、領事館指定になっていても、

実際に問い合わせてみるとまだ認証が取れていないと言われることもありました。

 

 

PCR検査費用は、クリニックによってかなり違います。

大阪では2回で25000円というのもあれば、1回で3万円以上の所もあります。

月、火曜日のフライトの場合、PCR検査を土日に行う必要があるので、選択肢が狭まることになります。

また、検査結果の入手が当日や1日後など、こちらも対応は様々です。

費用の安いクリニックで検査を受けるのは中国の方が多いようで行列になっていました。

 

 

搭乗7日前のPCR検査後、搭乗日前日まで行う自己健康観察も引き続き必要ですが、

結果を記入するフォーマットは以前と微妙に変わっています。

 

 

7日前とフライト前3日以内の計3回のPCR検査が終わると、搭乗に必要な健康コード申請を行います。

まずはPCかスマホから領事館指定のURLにアクセス。

登録にはメールアドレスが必要で認証用コードがメールで送られてきます。

対応言語は英語もしくは中国語です。

 

 

認証が終わると、パスワード設定を行います。

またパスワードを忘れた時に必要な呪文、尊敬する人や好きな俳優など3種類登録します。

登録が終了すると、申請に必要なパスポート番号やPCR検査結果などを入力する画面に移ります。

 

 

私はPCを使って申請しました。

オンライン健康コード申請フォーマットがまだ最新のものには更新されておらず、

交差PCR検査のクリニック名のひとつをIgM抗体検査の項目に入力し、

7日間の自己健康観察表はPCR検査結果と同じところに添付してみました。

 

 

提出(アップロード)する書類は、

・7日前検査と交差検査2回の合計3回分のPCR検査陰性証明

・7日間の自己健康観察表

・パスポートの顔写真ページ

・中国の居留許可証または渡航ビザ

・日本の居留証明(運転免許や保険証、住民票など)

・Eチケット控え

・ワクチン接種証明(持っているなら)

となります。

アップロード対応フォーマットはJPEGで、PDFなどには対応していません。

 

 

確か以前は搭乗する便ごと(出発時刻)で申請期限が分かれていたと思うのですが、

搭乗前日の20時までに変わっています。年中無休24時間体制で審査をしているそうです。

提出が終わるとすぐにQRコードの表示はできますが、まだ審査中になっています。

審査結果はメールで通知されます。

もし何かしらの不備がある場合はその理由も通知されるので修正して再提出します。

 

 

無事に審査が終わり結果がOKならQRコードが緑色に変わります。

有効期限はフライト当日まで、これを空港のチェックインで提示すればよいようです。

 

 

搭乗前日にPCR検査をして、もし混んでいて結果が出る時間が遅くなったら、

20時までの申請期限に間に合わないかも。。

と、小心者の私は3日前と2日前にPCR検査をしました。

クリニックからは内容は古いですが中国領事館から配布するように言われていますと、

注意書きを渡されました。

 

 

3回のPCR検査に通っている間に大阪城の近くでは梅の花が咲き始めました。

検査結果を受け取る間の時間、大阪城の北側にある藤田邸跡公園へ20年ぶり?ぐらいに足を運びました。

蘇州と大阪を比べると蘇州の方が暖かくなるのが早いので、あちらはもう満開に近い状態のようです。

 

 

中国で仕事を始めてからもう10年、日本への一時帰国で1ヶ月以上滞在したのは初めてです。

昨年は帰国していないというのもありますが、電気代が対前年比359.4%になりました。

ほとんど自宅にいてエアコンを付けていた割には絶対量はそれほどでもありませんでしたが、

この数字にはちょっと笑ってしまいました。

 

 


2022年の日本一時帰国(自宅待機と帰国中あれこれ編)

2022-03-03 00:03:03 | 小ネタ

2022年2月時点では入国後の自宅待機期間が7日間ありました。

待機期間中は健康状態の報告や位置情報の通知、ビデオ通話の応答などが必要です。

 

 

入国時にインストールと利用登録したMySOSアプリを使用します。

位置確認とビデオ通話はアプリからプッシュ通知が届くとすぐに対応が必要です。

 

 

私の場合、現在地確認は1日1回、ビデオ通話は1日1回または2回通知がきました。

スマホ設定の問題かアプリ側の不具合かマナーモードにしていなくても通知音が鳴らないことがあり、

数回対応し損ねましたが、警告されるようなことはありませんでした。

おそらく対応し損ねない限り、現在地確認もビデオ通話もそれぞれ1日1回なのかと思われます。

 

 

空港で唾液を使う抗原検査キット2回分を頂戴しました。

自宅待機中に1回検査して、陽性反応が出た場合には報告が必要です。

 

 

今回の一時帰国前後で日本の待機期間は14日、10日、7日と矢継ぎ早に変化しました。

私のタイミングでは7日間の待機、3月からはおそらくもっと短くなるのでしょう。

現時点では中国製ワクチンが日本の待機免除に認定されたとは聞いていないので、

このままだと中国でワクチンを3回接種しても待機免除にはならないかもです。。

 

 

待機期間中に1年以上受け取れていなかったクレジットカードの再送をお願いしたり、

大掃除をしたりネットで買い物をしたり、リモートでちょこちょこ仕事をしたり。

時々人のいない公園で体を延ばしたり。

 

 

待機終了後は、免許更新(更新延長していました)、

マイナンバー電子証明書の更新(1年以上前に切れていました)など滞っていた手続を進めて、

合間に久々の健康診断や歯石を取りに歯医者さんへ出かけてきました。

それと前回の車検後、1度も動かしていない車の車検も。

2年間も放置したことはなかったのでJAFさんの救援を覚悟しましたが、奇跡的?に動きました。

 

 

10年間ほとんど使っていないDocomoガラケーをサービス終了前にスマホへ変更。

使わない時は月額0円の楽天モバイル、中国~日本の通話もアプリを使えば無料というのも魅力です。

無料のアプリ通話が実用に耐えうる通話品質なのか中国へ戻ってから試してみます。

 

 

コロナに感染すると搭乗券も含め、検査費用もろもろ数十万の費用が無駄になるので、

油断せずに気を引き締めてはいますが、所用をこなすのに人が多い場所へ出る必要もあったり。

気にしすぎるとどこにも行けないですけどね。

 

 

久しぶりに散歩がてら天保山の渡し船にも乗りました。

明治38年に開設された天保山渡船は料金無料です。

 

 

日中の利用者は少ないですが、朝夕は通勤、通学で結構混みます。

徒歩よりも自転車で乗船する人の方が多く、USJで働く外国人の姿もよく見かけます。

 

 

現在、大阪市内で運行されている渡船場は、天保山、甚兵衛、千歳、落合上、落合下、

千本松、船町、木津川の8ヶ所あります。

此花区と港区の間にある安治川の渡し船が天保山渡船です。

 

 

安治川の上には阪神高速湾岸線の大きな橋が架かっています。

近くに人が歩いて渡れる橋がないのできっとこの渡船はこの先もまだずっと続くのかと思います。

 

 

天保山側には、日本一低い山の天保山と海遊館、天保山マーケットプレイスがあり、

桜島側にはUSJがあります。

 

 

天保山にも登りました。

登ると言っても標高4.53m、登頂までの所要時間は30秒ほど。

Wikiを見ると、今は仙台にある日和山が震災の影響で天保山より低くなったそうです。

 

 

天保山の周りは公園になっており、近所の子供たちの遊び場になっています。

山頂にはベンチも置かれていますが、この日は雪もちらつく寒い日で誰も座っていません。

全く疲れない登山ですし。

 

 

現在の日本の新型コロナ感染者数は、中国ではもう完全にロックダウンレベルです。

蔓延防止措置で確かに人出は減っているようですがちょっと拍子抜けする感じでした。

蘇州では先月からオミクロン感染のクラスターが発生し、

100人ちょっとの感染者で全市民の複数回PCR検査や濃厚接触者の隔離、

マンションの封鎖、デパートやショッピングモールの閉鎖、学校はオンライン授業などなど。

結構大変だったようですが、今は新規感染者の増加も減ってだいぶ落ち着いてきたようです。

以前にも書きましたが、ゼロコロナか共存か最終的にどちらの政策が成功だったと言われるのでしょうね。

どちらにせよ、今年こそは自由に往来できるようになることを切に願っています。

 

 


2022年の日本一時帰国(日本入国編)

2022-02-24 00:02:24 | 小ネタ

少々焦ったことはありましたが、大きな問題もなく中国を出国し無事に機上の人となりました。

上海から大阪(関空)までのフライト時間はわずか2時間ほど、今は近くて遠い国状態です。

 

 

機内で入国に必要な誓約書などが配布されます。

言わずもがなですが機内でできることを先に進めた方が入国手続きをスムーズに進められるので、

ボールペンは必ず機内に持ち込んでおく方がよいです。

 

 

今はオミクロン蔓延国などから帰国者への保健所からの電話連絡の代わりにLINEが使えるのですね。

保健所からの電話連絡がある対象者ではないし、LINEアカウントも持っていませんが。。

 

 

関空着陸後、今までと特に変わらずごく普通に降機します。

シャトルは運行していないので長い廊下を歩きます。

全ての手続きと検査が終了するまで入国はできません。

 

 

まず最初に入国質問票とPCR検査の陰性証明のチェックが行われます。

そもそも陰性証明がない人は飛行機に乗れないので簡単な確認だけです。

 

過去記事

2022年の日本一時帰国(中国出国編)

 

 

入国質問票入力画面のQRコードが掲示されている場所に多くの人が並んでいますが、

事前に入力済みならここで止まらず先の受付まで進んで大丈夫です。

 

 

受付が終わると次は抗原検査、エスカレータを降りて下へ。

今まではエスカレーターを降りるとすぐに体温チェック通って入国審査でしたが、

今はそちらへは進めません。

 

 

抗原検査では検体番号と唾液の採取容器を渡されます。

唾液を使う抗原検査なので結果は30分から1時間程度で出ます。

唾が出やすいように梅干しやレモンの写真が貼ってありましたが、

梅干しを見て唾液が出せるのは日本人だけですね。

 

 

抗原検査の検体を提出すると次は誓約書など必要書類の確認、これはすぐに終わります。

おそらくここまではどなたでもスムーズに進むのだろうと思います。

 

 

最後の難関がアプリ確認。

MySOSという位置確認や健康報告用のアプリ、接触確認アプリのCOCOAを

インストールするように指示されていますが、既にインストール済みだったからなのか、

COCOAについては何のチェックもありませんでした。

 

 

ネットは空港のフリーWiFiが使えます。

もし繋がりにくければ、係の人が持っているモバイルWiFiも使えますので、

ネットに関しての心配はありません。

 

 

係の人と一緒にひとつひとつ設定と確認を行います。

MySOSのアカウント設定でパスポート番号や氏名などを登録して、

Googleロケーション履歴をON、タイムラインを有効にします。

嫌だけど当然この先待機期間が終わるまで位置情報は常にONです。

緊急連絡用のメールアドレスも登録しました。

(スマホで受信できるようになっているアドレスの方が係員の確認がスムーズです)

 

 

Android系スマホの場合は、Googleアカウントがないとどうしようもありません。。

中国国内で購入したスマホを持っていてもおそらく必要なアプリの対応は厳しいかと思います。

これらの設定ができなければ。。空港でスマホのレンタルが必要になります。

もし3月から自宅待機がなくなればMySOSも不要になるのでしょうか?

 

 

アプリ確認が終わると抗原検査の結果待ちです。

ディスプレイに検体番号が表示され、陰性が確認できれば入国手続きに進むことができます。

全てスムーズにことが進んだ場合の所用時間は1時間~1時間半ぐらいでしょうか。

中国からの到着便だったからなのか日本語が流暢な中国人スタッフさんも数多く配置されていました。

預け荷物は全てターンテーブルから降ろされて並べられています。

この日は、かわいい麻薬取締犬たちも荷物と一緒に並んでお座りしていました。

 

 

公共交通や一般のタクシーは使えないので、関空から自宅まで海外帰国者専用ハイヤーを利用しました。

中国から予約するのでメールで問い合わせが可能な複数の会社さんに見積依頼を出して決めたのですが、

どの会社さんからも丁寧で分かりやすく、注意点や待ち合わせ場所などの情報をいただきました。

ハイヤーを利用する場合、料金、時間指定の自由度、遅延時の追加料金やキャンセル料金の有無などで、

ご自身に合う会社さんを選べばよいかと思います。

 

 

2月時点ではまだ、国際便の発着は成田と関空のみです。

当然のことながら成田便が圧倒的に多く、上海~関空は週1便しかありません。

私は目的地が大阪なのでハイヤー料金もまだ安く済みましたが、

中国、四国、九州地方へお戻りの方は空港を出てからも本当に大変だと思います。

ハイヤーの運転手さんは私を下ろした後に関空へ戻り、お客さんを乗せて四国へ向かうと言っていました。

また、目的地が大阪府内のお客さんはつい最近までとても少なかったそうです。

ということは、結構な人が公共交通を利用していた可能性もあるということですよね。。

 

 


2022年の日本一時帰国(中国出国編)

2022-02-17 00:02:17 | 小ネタ

新型コロナに関わる日中両国の入国規制や隔離措置でずっと一時国していませんでしたが、

どうしても日本に帰って処理したいことがあり、とうとう諦めて?一時帰国しました。

 

 

日本に入国する(日本へ行く飛行機に乗る)ためには、事前準備が必要です。

まずはPCR検査で日本政府が指定するフォーマットの陰性証明を取得。

 

 

蘇州で日本政府指定フォーマットの陰性証明を出せる病院は、

・蘇州高新区人民病院(蘇州高新区中日友好クリニックが窓口)

・蘇州明基(BenQ)医院(国際医療中心が窓口)

の2ヶ所にになります。

私は蘇州明基医院で検査をお願いしました。費用は195元でした。

 

 

今まで中国国内用のPCR検査も受けたことがなく、要領もよく分からないので、

とりあえず直接明基の国際医療中心(エスカレーターで2階に上がって左)に行ってみました。

入り口で問い合わせると国際医療中心のWechatを登録してくれました。

検査の予約はすべてWechat上で完結、日本語ができる方もいるようです。

 

 

日本入国時に提出する陰性証明は72時間以内もの。

明基医院では検査の翌日の10時に証明書が発行されるので、フライトの48時間前に検査しました。

 

 

PCR検査方法は鼻の奥をぐりぐりされるタイプでした。

無事に日本政府指定フォーマットの陰性証明を取得。

 

 

中国国内で有効な陰性証明も同時に発行してもらえます。

 

 

紙の陰性証明を受け取る前(検査の8時間後ぐらい)に、

蘇州の健康コード、蘇康码には陰性の結果が表示されていました。

まずはこれで一安心です。

 

 

余談ですが、明基医院では中国国内用のPCR検査も行っています。

24時間後の結果受け取りだと40元、8時間後だと195元です。

蘇州高新区人民病院よりこちらの方が空いていると思います。

 

 

可能であれば日本入国時に必要なアプリのインストールと入国質問票は事前に済ませておきます。

やっておいた方が日本入国後の手続きがスムーズです。

入国質問票の入力はローカル保存しておくとネットがなくても更新可能です。

 

 

入国質問票の入力が終わると表示されるQRコードはスクリーンショットなどで保存しておきます。

また後ほど日本入国編で書きますが、今や日中の往来にはスマホが必須です。

日本で使えるスマホを持っていないと、入国後15000円でレンタルする必要があります。

 

 

今回は上海浦東から最も運賃の安い春秋航空を利用しました。

それでも片道5600元(現在のレートで約10万円)、通常時だと往復(2往復?)できる値段です。

中国へ戻る便は吉祥航空で8800元(現在のレートで約16万円)。

往復の航空運賃だけで26万円と泣きたくなるお値段。。

もし吉祥航空で往復したら40万円ぐらいかかるかと。

 

 

出発2時間半前ぐらいにチェックインカウンターへ行くと、すでに長い行列ができていました。

マカオ便も同時にチェックインしているのと、行先ごと違う必要書類も確認するので結構時間がかかります。

並んでいる間に中国の出入国用の健康申告コードを取得しておきます。

 

 

このコードを提示しないと出国できません。

どのような色が表示されるかで出入国に影響が出ます。

 

 

で。。私、何かを入力ミスして最初に赤色を出してしまいました。。

時間も無くて少々焦っていたのもありますが、その時は色を気にせずに係員に見せると、

あなたのは赤だから飛行機に乗れないと言われて、慌てて修正しました。

 

 

あたふたと出国して出発ロビーへ。もう搭乗開始時刻の30分前でした。

やっぱり人は少ないです。

免税店は営業していますが、飲食店は閉まっているようでした。

春秋を利用される方で、ゆっくり免税店で買い物したいなら3時間前のチェックインをお勧めします。

 

 

遅れることも多いというように聞いていましたが、この日の便は定刻に搭乗、出発でした。

真ん中の席を空けた状態でのほぼ満席になっていました。

まだ海外からの新規入国者受け入れ停止中でしたので乗客は日本人の方が多かったです。

 

 

2022年2月時点で上海と日本の関西空港を結ぶ便は、春秋と吉祥のそれぞれ週1便しかありません。

南京や常州、無錫など江蘇省から関空への便は運休したまま復活していません。

以前、南京空港で職員のクラスターが発生し幹部が責任をとらされて以降、

おそらく問題が発生するのを恐れて江蘇省の国際便は止まったままなのかと思います。

 

 

もう少ししたらコロナも落ち着いて日中両国の隔離措置も緩和されたり、

国際線の運航本数も増えて運賃も安くなるかもとずるずる帰国を先延ばししてきましたが、

クレジットカードが1年以上受け取れていないとか、免許も更新延長政策がなくなったり、

マイナンバー電子証明の有効期限がきれたとか、その他諸々タイミングも悪かったのですが、

2年以上経つとどうしても日本で処理しないとダメな案件が出てきて。。

 

この判断が吉と出るか凶と出るかまだ分かりませんが、

蘇州では今週に入って複数のオミクロン感染者が見つかり、いくつかの地域で封鎖管理が行われています。

(大阪の1日の感染者数より3桁少ない数なんですけどね)

蘇州市全域での全員PCR検査も始まっており、私が住んでいるマンションにも通達が届きました。

高速道路の入り口は封鎖され、長距離バスの運行も停止されたようです。

感染拡大を防ぐために蘇州市から外へ出る人は、健康コードやPCR検査の陰性証明の提示が必須です。

もしかするとこのタイミングでの一時帰国は運が良かったのかもしれません。

 

 


2020年のふり返り

2020-12-31 00:12:31 | 小ネタ

早いもので今年ももう年末になりました。

今年はコロナに始まりコロナで終わる1年になりました。

 

 

中国では1月には既に新型コロナ騒動が始まっており、

上海では早々にマスクが売り切れで入手困難な状態でした。

春節が早かったせいもあって、1月末に一時帰国できたおかけで、

日本でマスクの入手ができました。

(1ヶ月もしない間に日本でもマスクが買えなくなりましたが)

 

 

その頃はまさか世界中がこんな大騒ぎで、しかもオリンピックが中止になったり、

未だに収束しないとは思ってもいませんでした。

日本の政治家が話す”日本人は清潔だから感染しにくくて重症化しない”という幻想が、

本当のことのように感じることもありました。

 

 

春節明けから3月末ごろにかけては、自主隔離状態の日々でした。

飲食店はほぼ休業、野菜市場やスーパーなど食品や日用品を扱う店だけが営業していました。

 

 

仕事場所が上海でしたので上海のアパートに籠って在宅勤務。

省をまたいで移動すると、自主隔離が必要だったり、

オフィスビルなどへの立ち入りを制限するような措置がとられたり、

各省各市で規制も異なり、うかつに移動すると即隔離という可能性もありました。

 

 

また各都市ごとに異なるスマホを使った健康コードが運用されはじめました。

当初は地域ごとの健康コードが必須でしたが、

外国人のパスポート番号では簡単に登録できないことも多く結構苦労しました。

現在は、国家政務服務平台の外国人用健康コードが基本的にどこでも通用します。

(といっても田舎に行くとこれを知らない係員もいて説明に苦労することもあります)

北京、上海、江蘇省、成都などなどの健康コードコレクションができました。

これ以外にも蘇州や上海などで変更、統一されて使用できなくなったものもあります。

 

 

5月頃には、健康コードは必要なものの中国国内の移動はほぼ通常状態に戻りました。

ただし地域によっては外国人の宿泊や観光を拒絶する場所もありました。

公共交通、鉄道、飛行機などは問題なく利用できますが、現在でも外国人お断りホテルは多いです。

 

 

コロナの影響で仕事が減ったおかげ?で、時間が取れず行けなかった場所にも出かけました。

張家界に行ったのは8月、湖南省は外国人に対する規制も少なく、

逆に普段なら観光客で身動きがとれなくなるような場所でも、

落ち着いてのんびりと観光することができました。

 

 

10月と11月には四川省へ行ってきました。

四川省は外国人に対する規制が多く、少数民族の暮らす山岳地帯の観光地、

九塞溝や黄龍などは現在でも外国人お断り状態です。

(風景区へ入園はできませんが少数民族自治区へ入ること自体は問題ありません)

 

 

上海では7月にLOFTの中国1号店が開業、12月には蔦屋もオープンしました。

一方で9月には、しまむら(中国名:飾夢楽)が全店舗閉店を発表しました。

また、12月にはJR九州が運営する日本料理店、赤坂うまやも31日に全店舗閉店します。

上海で仕事をする時には、うまやさんには結構お世話になったので残念な限りです。

 

 

資金力のない小さな飲食店は閉店、廃業した店も多かったです。

政府が進める経済活性化政策のひとつに夜の消費を喚起するものもありました。

蘇州新区の商業街(淮海街)はもともと日本料理屋店やバーなどが立ち並ぶ通りで、

蘇州に住む日本人や韓国人が食事や飲みに来る場所でしたが、

9月末にリニューアルが完成し、今では中国人観光客の方が多い場所になっています。

 

 

上海では昨年から始まったゴミ分別。

蘇州新区では今年11月ごろから本格的にスタートしました。

分別方法は上海も蘇州も同じです、分別ルールは日本より面倒くさいです。

 

 

今年は中国でも国勢調査がありました。

もちろん外国人が住む住居にも調査員がやってきます。

私は蘇州で調査を受けたのですが合計3回訪問調査、そのうち1回は公安が来ました。

調査協力のお礼にタオルをもらいました。

礼品は地域によっていろいろな種類があるそうです。

 

 

長春の12月、街はもう凍り付いています。

積もった雪は少しとけても氷になって春まで残ります。

第一汽車、トヨタ、VW、アウディなど自動車産業は好調のようです。

長春の日系企業の皆様はフル稼働で休む間もなく大忙しとのことでした。

 

 

上海、蘇州でも12月29日の夜に雪が降りました。

中国でも12月に入り、北京や瀋陽、大連など北の方で、

コロナ感染者が見つかっていますので、まだまだ安心できる状況にはありません。

寒山寺の除夜の鐘イベントはオンライン配信のみになったようです。

 

 

自身の健康に関しては、運よく感染も隔離もなく、風邪も全くひかない1年でした。

1年を通して風邪を一度もひかなかったのは人生で初めてかもしれません。

1年間日本へ帰ることができなかったのも初めてです。。

 

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。