ひょうきちの疑問

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2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

再掲載 1971年、今回と同等のМ7の人工地震をアメリカがやっている

2024-01-05 06:38:59 | 気象・災害・農業

【能登半島地震】やっぱり何かがおかしい



ポイント
1971年、アリューシャン列島のアムチトカ島で核爆弾による地下実験が行われ、マグニチュード7の人工地震が引き起こされた。アメリカの記録にある。
今回の能登地震の規模に匹敵する。






vol81_1.pdf (jma.go.jp)

験震時報(2017) 
第 81 巻:1 
1 はじめに 
地震計で観測される震動は,自然地震によるもの
のみならず,人工的な爆発及び衝突(以下,爆発等
という)によるものも含まれる.人工的な爆発地震
の中でも,核実験によるものは,米ソ冷戦時代に盛
んに研究されており,例えば,ボルト(1986)に詳
しい.一方,核実験よりも小規模な爆発等による地
震については,理学的な研究対象になりにくく,社
会的な要請もあまり無いと考えられる.そのため,
地震観測を行う上で頻繁に記録される発破を除き,
これまで十分な整理がなされていない. 
しかしながら,気象庁業務に即して述べると,核
実験に比べて相対的に規模の小さな爆発等であって
も,近傍の観測点で検知され,誤って緊急地震速報
や震度速報が発表される危険について,しばしば考
慮の対象となる.そこで,これら規模の小さな爆発
等によって引き起こされた地震の規模について,過
去の事例を整理することにした.ここでは,過去の
事例を網羅的に収集することはしないが,様々なタ
イプの事例を収集することに留意した.これにより,
自然地震以外の要因で発生する震動源の規模(エネ
ルギー)と,それを地震波の振幅等から計算される
マグニチュードに換算した場合の大まかな対応関係
を示し,今後の業務の参考とすることとした. 
2 調査方法 
爆発等そのものの規模と,地震波の振幅等から計
算されるマグニチュードの関係を調査した.ここで
「規模」とは,例えば爆薬量から計算される爆発エ
ネルギーや,衝突物体の運動エネルギー等を指し,
短報(LETTER)
爆発または衝突により発生する地震の規模について 
The Scales of Earthquakes by Explosions or Collisions 
武藤大介1 
Daisuke MUTO1 
(Received December 5, 2016: Accepted March 13, 2017) 
地震波から計算される「マグニチュード」とは区別
する. 
気象庁では,爆発等の規模及びマグニチュードを
カタログ等で整理しているわけではないので,基本
的に文献からの引用に依ることとした.また,一部
の事例については,筆者が試算した.引用資料,筆
者の試算とも,十分な精度のないものが多数含まれ
る.また,マグニチュード種別は,本論中で一貫し
たものとはしていない(ただし,文献上その種類が
明記されているものについては本論でも付記する).
したがって,本論で示す数字は,厳密な議論に耐え
るものでないことをあらかじめお断りしておく. 
なお,様々な種類の文献を引用する都合上,SI単
位系以外の単位を使う場合があるので,念のためこ
こに換算式を掲げる. 
(エネルギーをTNT爆薬換算する場合) 
 トン 
= 4.184×109 J 
キロトン = 4.184×1012 J 
メガトン = 4.184×1015 J 
(地震計記録の振幅に言及する場合) 
ミクロン
μ
= 10-6 m 
3 各事例 
3.1 核実験 
核実験については,包括的核実験禁止条約機構
(CTBTO)等において多くの事例が詳細に解析され
整理されているが,詳細には立ち入らない.ここで
は,実験に用いた核爆弾のTNT当量が明らかにされ
ている米国の実験を2例のみ挙げる. 
1962 年に米国ネバダ州で行われた地下核実験(セ
1 地震火山部管理課,Administration Division, Seismology and Volcanology Department - 1 - 
験震時報第81巻 
ダン実験)は,米国で最も大きな人工クレーターを
作った核実験である(CTBTO).この実験の核出力
は 104 キロトン,マグニチュードは 4.75 であった
(National Nuclear Security Administration,2015). 
1971 年に米国アラスカ州アムチトカ島で行われ
た地下核実験(グロメット作戦カニキン実験)は,
これまで米国内で行われた最大規模の地下核実験で
ある.実験には5メガトン近い核弾頭が使用された
(U.S. Congress, Office of Technology Assessment,1989).
この実験で生じた地震の実体波マグニチュードは
6.9 とされている(USGS).








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