1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

リハビリのこと

2007-10-24 04:50:38 | Weblog
手術の後のリハビリのことをお話します。
部位にもよりますが手術の翌日から始まることが多いみたいです。
娘が入院していた病棟は整形外科ですので、入院患者のほとんどが50~70代の方でした。腰、膝の人工関節置換手術がおおかったですね。
手術の後は1日個室で術後のケアがありますが翌日にはもうリハビリが始まります。腰の手術をされた方は個室から自分の足で大部屋に帰ってきます。
「え~、そんなに早く?」と驚きましたが、リハビリが遅くなるほど回復が遅くなってしまうらしいです。
娘の部屋のおばさま達も最初は痛々しいのですが、あれよあれよ言う間に回復していきました。もちろん簡単なことではありません。リハビリの先生との戦いです。
きびしくて嫌われている先生についた患者さんほど回復は早かったように思います。「なにくそ!」という気持ちがなければあの痛みは乗り越えられないでしょう。
娘の場合、前にお話したように左腕の骨は自分のものではなく上腕の筋肉もほとんど取っていましたので指が動く様になるのか心配でした。でも2週間もするとボールを握れるようになり1ヵ月後には両手でゲームをやっていました。
しかし足のほうは褥瘡(床ずれ)があったため順調には進みませんでした。
それでも「早く動けるようになって、学校に行きたい」一心で頑張っていました。
亡くなる直前までリハビリは続きました。
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