1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

悲しい気遣い

2011-01-25 08:17:35 | Weblog

娘は1月に入ると、急激に弱っていった。

ある朝、こめかみの「くぼみ」に驚き、涙が溢れてきた。

娘の前で、涙を流したのは、あとにも先にもこの時だけだった。

涙がこぼれ落ちる前に、顔をそらして何とかごまかした

この頃から娘はお見舞いに来てくれる人を拒むようになった。

メールで「病院に来ないでって言ってくれる?体が辛いから笑ったり話したりできない。不機嫌な顔を見せてしまうから。」と送ってきた。

せっかくお見舞いに来てくれても、不機嫌な顔しか見せられなくて申し訳ない。元気になるまで待っていてほしい。

病人がそんな気遣いしなくてよかったのに…

 


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