ちくわブログ

ちくわの夜明け

北朝鮮 よど号グループ取材記・12 平壌の地下鉄

2013-07-21 21:42:30 | 映画制作
訪朝5日目 その3。


『平壌6.9中学校』を後にした我々は、明日帰国のためひとまず土産物屋のある商店街へ。
いろいろ見て、荷物にならないようなものを買う。
切手、ピンバッヂ、タバコ、漫画等…

その後、これも観光コース。地下鉄を見学させていただくことに。
わたしの他には植垣康博さんと、ガイドのKさん。

こちらが確か平壌地下鉄千里馬線「復興駅」。

利用者はけっこう多いです。
駅の前には路面バス停も。


平壌の印象は、とにかく歩いている人が思っていたより多いということ。東京的なニギヤカさではなく、皆、何か目的があってそこに向かって歩いているような。
もっと静かな街だと思っていたのですが、写真を見ても分かるように活気はあります。

東京のように交通網が張り巡らされているわけではないのでしょうから、こうして地下鉄とバスを駆使し、他はずっと歩くのでしょうね。
平壌地下鉄は今回乗った千里馬線の他には革新線っていうのがあるみたいです。
というわけで非常に分かりやすい路線図。

また駅の名前が面白いんですよ。地名ではなく
「復興駅」→「栄光駅」→「烽火駅」→「勝利駅」→「統一駅」→「凱旋駅」→「戦友駅」→「赤い星駅」といった具合に。
わたし達は今回、「復興駅」から「凱旋駅」の間を乗りました。

駅へ続く、長く無機的なエスカレーターを降りながらKさん曰く「みんな、普通の人。あんまり撮らないでね」と。言われつつ撮る。
また「見てください。これがフツーの平壌の人々です」とも。

この「THE 共産圏」て感じのつくりがたまらんですね。かっこいい。
ちなみになんでエスカレーターが長いかっていうと、核シェルターを兼ねているからだそうです。

駅構内。なんか豪華なツクリ。


新聞も読めるよ!

そのうちにいかした色の電車がやってきました。



われわれも搭乗します。

そしたらなんと、ある駅でガイドのKさんの元同僚だかの方が乗ってきて、語らい合ってました。そして、「撮って」と。

あ、後ろにフォーカスあっちゃった。
しかし「あんまり撮らないで」とか言っておいてこういうところで「撮って」とか言うので笑った。
この方、だいたいこんな感じでルーズなところがあって憎めない人でした。

降車駅の「凱旋駅」に到着。
また長いエスカレーターを上がって

地上に。
「凱旋駅」駅舎



観光コースとはいえ、こういう違う文化圏の生な日常ってなかなか見れないので楽しげな体験でした。




続く

前回まではこちら
【北朝鮮 よど号グループ取材記・1 北京】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・2 平壌へ よど号グループとの初対面】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・3 よど号グループ帰国問題談話・平壌観光】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・4 人民大学習堂/万寿台の丘】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・5 主体思想塔と平壌の遊園地】
北朝鮮 よど号グループ取材記・番外編 北朝鮮のハンバーガー
【北朝鮮 よど号グループ取材記・6 祖国解放戦争勝利記念館】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・7 大同江果樹農場】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・8 『赤軍という現象の歴史的再定義』】
北朝鮮 よど号グループ取材記・番外編 「犬食った。」
【北朝鮮 よど号グループ取材記・9 『北朝鮮という国』】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・10 『田宮高麿』】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・11 平壌の学校】



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グリコ×スター・ウォーズのワゴン見てきた

2013-07-11 00:06:22 | しゅみ道
先日、秋葉原まで「グリコ×スター・ウォーズ」キャンペーンのワゴンを見てきました。
ほぼこれだけのために秋葉原まで行った。


特にスター・ウォーズに関するイベントが何も無いこのタイミングで唐突に行われて「??」って感じだったのですが、やるからには乗らなくては、とまんまと乗せられております。
一応日本公開35周年という名目はあるようです。ちなみに日本公開は米国から遅れること1年の1978年であります。
わたくしと同い年です…

さて。
商品はいろいろありますが、基本的にはコラボパッケージのこのようなお菓子や食品。

ポッキーとかプリッツとかグリコとか。
中でも目玉は懐かしいオマケ付グリコ。オマケはスター・ウォーズキャラクターのラバーストラップです。売り場で一番に売り切れてます。

さらにコンビニ限定でカードもらえたり。最近よくある「対象商品を2個買ったらもらえる!」てやつです。

スペシャルチェンジングカード。ぺかぺか動かすと絵柄が変わる例のアレです。

おまけにコンビニごとに置いてあるエピソードが違っていて鬼畜です。
スリーエフ→Epi.1・2、ミニストップ→Epi.3、ローソン→Epi.4、ファミリーマート→Epi.5、サークルKサンクス→Epi.6
という具合に・・・
ヒドイ。

で、「ワゴンが都内を走るよ~」と聞いてたのでいつかいつかと待っていたらわたしの住んでいるような片田舎には来ずでした。
しかたないのでこっちから行ってやった。

ドン。



すでに盛り上がりのご様子。場所的なこともあってか、かなり好評でたくさんの人が集まっておりました。



現場ではライトセーバーポッキーシューターが配られ、ワゴンの前で記念撮影をする親子連れやカップルも。

わたしは一人で撮ってもらった。ぜんぜん恥ずかしくはない。

スタッフのお姉さんが着てるキャンペーンTシャツがうらやましかった。
これ普通に欲しい。

もらったライトセーバーシューターは赤。この日は以後、ずっとこれを背中のリュックにぶっさして行動してました。


以下、ワゴンの写真を。







以上。

ふと隅の方を見やると、中の方々がフースコフースコとライトセーバーに空気を入れていらっしゃいました。

休日出勤だろうか。
ご苦労様です。



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北朝鮮 よど号グループ取材記・11 平壌の学校

2013-07-04 20:33:18 | 映画制作
訪朝5日目 その2。


昼休みの後、よど号グループの方々と共に観光コースである『平壌6.9中学校』へ。

校舎と校庭。


中に入ると、いい感じの校長先生がご挨拶を。

「全教職員を代表して、熱烈に歓迎します」

そして校内案内。
基本的に電気はあまりついておらず、雨が降っていたせいもあって暗かったです。
しかしこういう電気の使い方って見習うべきものがありますな。

学校の歴史がパネル展示されている教室にて。

1969年6月9日、金日成氏がこの地を選定したから、6.9中学校となったそうです。こういういきさつはだいたい予想できてたので「あやっぱそっか」と思ったのです。

授業中の教室へ。
「生物」の時間だとか。そして、彼ら彼女らは中学3年生だそうです。もちろん日本の中学の割り当てとはぜんぜん違いますよ。たぶん9~10歳くらいですかね。

これは何の時間だったか…暗記させて、前で喋らせる、というものだったかと。
つまっている男の子もいてなかなかハラハラさせた。先生が怖そうだったから。

移動中、廊下でよく見かけたのはこうしたプロパガンダアート。
内容はよく分からないけど「ぼくたちわたしたちは死ぬまで闘う!!」という漲りが感ぜられる。


カッコイイな~こういうのは無くならないでほしい。
この洗練されてないやぼったさからほとばしる力強さが実にいい。

また、こうした生徒の写真パネルも。

「今月のよくできた子」とかそういったアレでしょうか?

次いで、剥製のお部屋。狭い中にもいろいろいました。


そして本日のメインイベントであります。
どこからともなく音楽が…

ついていくと。

ヘラッシェイ!!!とばかりに生徒さんたちによる歓迎のコンサートが。これも名物のようです。
ほとんどが女の子で、だいたいかわいいです。うっすら化粧してたり。

で、やっぱりものすごくうまい。小学生高学年くらいの年齢が中心ですが、レベルが高い。
たぶん中途半端に「部活」って感じでやってないんだと思います。

歌も

踊りも

とにかくお上手。たまげた。

テレビとかで北朝鮮の子供がニコニコーーーーって笑って歌うところが流れると「わざとらしい笑顔で気持ち悪いなー」と、わたし自身も思っていました。
しかし生で見ると、これはこういう余興、演出なんだな、と。つまり、そりゃ心の底から笑ってるわけじゃないだろう、でもこれはこれでひとつの芸なのだ、と感じました。

たぶんもう何回も見てるよど号メンバーの方々と共に鑑賞。

北朝鮮の「けいおん!」的な。

最後はみんなで手をとって踊る。これはオッサン観光客喜ぶだろうなー。うまいわ…

その後みんな揃って記念撮影。この後われわれも入ってみんなで撮ったのですが、なんか彼女たちはいい匂いがしました。

これで終わり、というところで訪朝団からサッカーボールが校長先生に手渡され、お礼。少女たちからもお礼と手を振っての挨拶。

われわれが見えなくなるまでお別れの演奏が続きました。





続く

前回まではこちら
【北朝鮮 よど号グループ取材記・1 北京】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・2 平壌へ よど号グループとの初対面】
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北朝鮮 よど号グループ取材記・番外編 北朝鮮のハンバーガー
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