あの事件から40年。
3月に「連合赤軍の全体像を残す会」主催にて【連合赤軍殉難者追悼の会】が行われました。
そして来月の5月13日、今度はより外部へ向けたイベントが開催されます。
会議を重ねるうち、さまざまなゲストをお招きすることは決定したのですが、何より本人、当事者の方々から
改めて聞きたい、ということで「当事者が語る」となりました。
わたしは例によってこの会を取材させていただくのですが、今回もまた前回同様、お手伝いさせていただくことになりました。
「第一部 映像でふりかえる」がそれです。
以下、連合赤軍の全体像を残す会HPより転載。
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浅間山荘から四十年 当事者が語る連合赤軍
プログラムの概要がほぼまとまりました。
まだ、交渉中のパネリストが数人あり、今後さらに充実した出演者を予定しています。また、各部のパネリストも、今後入れ替えされることがあります。
第一部 映像でふりかえる
当時の資料映像を構成、20分。
馬込伸吾 制作、金廣志 監修
第二部 当事者世代が語る
塩見孝也、鈴木邦男、三上治、森達也
司会:金 廣志
当事者四名は、以下各部を通じて出演します。
第三部 連合赤軍が残したもの
雨宮処凛、ウダタカキ、大津卓滋、田原牧、山本直樹
第四部 世界に広がった若者の叛乱─企画中
以下の方が参加の意向を表明し、その他の方も交渉中で、企画中です。
パトリシア・スタインホフ、ピオ・デミリア
●日時:2012年5月13日(日曜) 午後1時30分~午後6時
●場所:目黒区民センターホール JR目黒駅から徒歩10分
どなたでも参加できます。
●資料代:999円
受付で連合赤軍関連文献の資料集をお渡しします。
参加の呼びかけ
いまから40年前、日本を震撼させた事件がありました。
公安権力は「それ見たことか」とばかりに、一旦掘り出した遺体を埋め戻し、記者の前でまた掘り返すという死者を冒涜する演出を繰り返しました。週刊誌には、書き手の品性が露わになる読むに堪えない記事が氾濫しました。
しかし、心ある人たちは、無私の活動の果てに悲惨な最期を遂げた若者たちを深く悼み、悲しみました。
それから40年たち、遺族の方々は今なお消えることのない悲しみの四十一回忌を迎えました。
40年前の事件は人々の心に深い傷を残し、多くの人々は長い間そのことに触れることを避けてきました。
しかし、この十年ほど、ひとびとはこの事件に再び光を当て、それが何を意味したのかを考えるようになってきました。多くの書物が出版され、この事件が新聞・雑誌の記事やテレビ番組で扱われることも多くなりました。映画の「実録・連合赤軍」は海外でいくつもの賞をとりました。また漫画の「レッド」は、文化庁の賞をとり、私たちを驚かせました。また、当時は生まれてもいなかった若い人々が、この事件に興味を持ち、本を読んだり、映画を見ています。
歴史学の分野でも、はじめてこの時代とあの事件を正面から取り上げた学術的な大著『1968』が上梓されています。
連合赤軍事件は、その5年ほど前から高揚した若者たちの運動を背景としていました。この大衆運動は、ベトナム戦争とそれが引き起こしたアメリカやヨーロッパで急進的な学生運動の大波に呼応しており、また、ソ連圏で起きたプラハの春などの清新な運動とも連動していました。67年から72年に至る大衆運動は、同世代の何割もの人たちが参加した広がりをもったこと、足掛け5年にもわたる年月の間持続したこと、さらに、全国各地でさまざまな課題を取り上げたことなどで、現代の日本の民衆運動の歴史の中でも特筆すべき性格のものでした。
しかし、連合赤軍事件の後、この事件とその背景をなした大波のような大衆運動は、急速に退潮していきました。また、この時期からかなり長い期間にわたって陰惨な内ゲバが続き、それによる死者は100人に上るといわれています。
以後数十年、連合赤軍事件は本格的な研究の対象とされることもなく、歴史の中に埋もれていったかのようでした。連合赤軍事件は、決して忘れ去ることはできないがあえて触れようとは思いたくない、のどに刺さった骨のように、人々の意識の底に沈潜していました。
いわば、この事件とその背景をなした数年間は、数十年の間「正史」の外に置かれてきたのです。
昨年、日本の社会は、激しい地震と大津波、引き続いて発生した原発事故の洗礼を受けました。人々は、長い間疑問も持たなかった日本の社会と文明の成り立ちと、これまでの世の中の仕組みに対して、考え直すことを強いられています。
このような時代に、私たちは連合赤軍事件40周年を迎えました。
この時にあたり、あの事件とあの時代に再び光を当て、それが何を意味していたのか、語り合い、考えてみようではありませんか。
2012年3月1日
連合赤軍事件の全体像を残す会
参加していただけることになったパネリスト
8.大津卓滋
弁護士、植垣康博さんの弁護を担当。横浜国立大学出身。
7.ウダタカキさん
「実録 連合赤軍」に吉野雅邦役で出演。
6.田原牧さん
東京新聞記者。
5.雨宮処凛さん
フリーターなど、若く、つつましい生活を強いられている人たちの意見と感性を代表する著作や発言で知られる。
「反貧困ネットワーク」副代表。
4.三上治さん
ブント叛旗派の指導者。現在は、経済産業省前のテント村で奮闘している。
3.鈴木邦男さん
新右翼の論客。
連合赤軍無問題をめぐっても、積極的に発言している。
2.山本直樹さん
漫画家。連合赤軍をテーマにした「レッド」を講談社の隔週刊誌『イブニング』で連載中。単行本は六巻まで刊行済み。
1.森達也さん
ドキュメンタリー映画監督、作家
現在、東日本大震災と原発事故のドキュメンタリー共同監督作品「311」を公開中。
参加の確定した当事者
青砥 幹夫さん
植垣 康博さん
前澤 虎義さん
雪野 建作さん
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転載以上。
と、
いうわけで。
今はろくすっぽお仕事もせずに、貧乏に磨きをかけつつ、こちらの映像を制作しております。
ご興味ある方、是非ご参加下さい。
ますます貧乏になり、塩イーターと化したわたくしと会場でお会いしましょう!!
3月に「連合赤軍の全体像を残す会」主催にて【連合赤軍殉難者追悼の会】が行われました。
そして来月の5月13日、今度はより外部へ向けたイベントが開催されます。
会議を重ねるうち、さまざまなゲストをお招きすることは決定したのですが、何より本人、当事者の方々から
改めて聞きたい、ということで「当事者が語る」となりました。
わたしは例によってこの会を取材させていただくのですが、今回もまた前回同様、お手伝いさせていただくことになりました。
「第一部 映像でふりかえる」がそれです。
以下、連合赤軍の全体像を残す会HPより転載。
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浅間山荘から四十年 当事者が語る連合赤軍
プログラムの概要がほぼまとまりました。
まだ、交渉中のパネリストが数人あり、今後さらに充実した出演者を予定しています。また、各部のパネリストも、今後入れ替えされることがあります。
第一部 映像でふりかえる
当時の資料映像を構成、20分。
馬込伸吾 制作、金廣志 監修
第二部 当事者世代が語る
塩見孝也、鈴木邦男、三上治、森達也
司会:金 廣志
当事者四名は、以下各部を通じて出演します。
第三部 連合赤軍が残したもの
雨宮処凛、ウダタカキ、大津卓滋、田原牧、山本直樹
第四部 世界に広がった若者の叛乱─企画中
以下の方が参加の意向を表明し、その他の方も交渉中で、企画中です。
パトリシア・スタインホフ、ピオ・デミリア
●日時:2012年5月13日(日曜) 午後1時30分~午後6時
●場所:目黒区民センターホール JR目黒駅から徒歩10分
どなたでも参加できます。
●資料代:999円
受付で連合赤軍関連文献の資料集をお渡しします。
参加の呼びかけ
いまから40年前、日本を震撼させた事件がありました。
公安権力は「それ見たことか」とばかりに、一旦掘り出した遺体を埋め戻し、記者の前でまた掘り返すという死者を冒涜する演出を繰り返しました。週刊誌には、書き手の品性が露わになる読むに堪えない記事が氾濫しました。
しかし、心ある人たちは、無私の活動の果てに悲惨な最期を遂げた若者たちを深く悼み、悲しみました。
それから40年たち、遺族の方々は今なお消えることのない悲しみの四十一回忌を迎えました。
40年前の事件は人々の心に深い傷を残し、多くの人々は長い間そのことに触れることを避けてきました。
しかし、この十年ほど、ひとびとはこの事件に再び光を当て、それが何を意味したのかを考えるようになってきました。多くの書物が出版され、この事件が新聞・雑誌の記事やテレビ番組で扱われることも多くなりました。映画の「実録・連合赤軍」は海外でいくつもの賞をとりました。また漫画の「レッド」は、文化庁の賞をとり、私たちを驚かせました。また、当時は生まれてもいなかった若い人々が、この事件に興味を持ち、本を読んだり、映画を見ています。
歴史学の分野でも、はじめてこの時代とあの事件を正面から取り上げた学術的な大著『1968』が上梓されています。
連合赤軍事件は、その5年ほど前から高揚した若者たちの運動を背景としていました。この大衆運動は、ベトナム戦争とそれが引き起こしたアメリカやヨーロッパで急進的な学生運動の大波に呼応しており、また、ソ連圏で起きたプラハの春などの清新な運動とも連動していました。67年から72年に至る大衆運動は、同世代の何割もの人たちが参加した広がりをもったこと、足掛け5年にもわたる年月の間持続したこと、さらに、全国各地でさまざまな課題を取り上げたことなどで、現代の日本の民衆運動の歴史の中でも特筆すべき性格のものでした。
しかし、連合赤軍事件の後、この事件とその背景をなした大波のような大衆運動は、急速に退潮していきました。また、この時期からかなり長い期間にわたって陰惨な内ゲバが続き、それによる死者は100人に上るといわれています。
以後数十年、連合赤軍事件は本格的な研究の対象とされることもなく、歴史の中に埋もれていったかのようでした。連合赤軍事件は、決して忘れ去ることはできないがあえて触れようとは思いたくない、のどに刺さった骨のように、人々の意識の底に沈潜していました。
いわば、この事件とその背景をなした数年間は、数十年の間「正史」の外に置かれてきたのです。
昨年、日本の社会は、激しい地震と大津波、引き続いて発生した原発事故の洗礼を受けました。人々は、長い間疑問も持たなかった日本の社会と文明の成り立ちと、これまでの世の中の仕組みに対して、考え直すことを強いられています。
このような時代に、私たちは連合赤軍事件40周年を迎えました。
この時にあたり、あの事件とあの時代に再び光を当て、それが何を意味していたのか、語り合い、考えてみようではありませんか。
2012年3月1日
連合赤軍事件の全体像を残す会
参加していただけることになったパネリスト
8.大津卓滋
弁護士、植垣康博さんの弁護を担当。横浜国立大学出身。
7.ウダタカキさん
「実録 連合赤軍」に吉野雅邦役で出演。
6.田原牧さん
東京新聞記者。
5.雨宮処凛さん
フリーターなど、若く、つつましい生活を強いられている人たちの意見と感性を代表する著作や発言で知られる。
「反貧困ネットワーク」副代表。
4.三上治さん
ブント叛旗派の指導者。現在は、経済産業省前のテント村で奮闘している。
3.鈴木邦男さん
新右翼の論客。
連合赤軍無問題をめぐっても、積極的に発言している。
2.山本直樹さん
漫画家。連合赤軍をテーマにした「レッド」を講談社の隔週刊誌『イブニング』で連載中。単行本は六巻まで刊行済み。
1.森達也さん
ドキュメンタリー映画監督、作家
現在、東日本大震災と原発事故のドキュメンタリー共同監督作品「311」を公開中。
参加の確定した当事者
青砥 幹夫さん
植垣 康博さん
前澤 虎義さん
雪野 建作さん
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転載以上。
と、
いうわけで。
今はろくすっぽお仕事もせずに、貧乏に磨きをかけつつ、こちらの映像を制作しております。
ご興味ある方、是非ご参加下さい。
ますます貧乏になり、塩イーターと化したわたくしと会場でお会いしましょう!!