ちくわブログ

ちくわの夜明け

【浅間山荘から四十年 当事者が語る連合赤軍】 開催のお知らせ

2012-04-28 13:41:48 | 映画制作
あの事件から40年。
3月に「連合赤軍の全体像を残す会」主催にて【連合赤軍殉難者追悼の会】が行われました。

そして来月の5月13日、今度はより外部へ向けたイベントが開催されます。

会議を重ねるうち、さまざまなゲストをお招きすることは決定したのですが、何より本人、当事者の方々から
改めて聞きたい、ということで「当事者が語る」となりました。


わたしは例によってこの会を取材させていただくのですが、今回もまた前回同様、お手伝いさせていただくことになりました。
「第一部 映像でふりかえる」がそれです。


以下、連合赤軍の全体像を残す会HPより転載。

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浅間山荘から四十年 当事者が語る連合赤軍

プログラムの概要がほぼまとまりました。
まだ、交渉中のパネリストが数人あり、今後さらに充実した出演者を予定しています。また、各部のパネリストも、今後入れ替えされることがあります。

第一部 映像でふりかえる
 当時の資料映像を構成、20分。
 馬込伸吾 制作、金廣志 監修

第二部 当事者世代が語る
 塩見孝也、鈴木邦男、三上治、森達也
 司会:金 廣志
 当事者四名は、以下各部を通じて出演します。

第三部 連合赤軍が残したもの
 雨宮処凛、ウダタカキ、大津卓滋、田原牧、山本直樹

第四部 世界に広がった若者の叛乱─企画中
 以下の方が参加の意向を表明し、その他の方も交渉中で、企画中です。
 パトリシア・スタインホフ、ピオ・デミリア

●日時:2012年5月13日(日曜) 午後1時30分~午後6時
●場所:目黒区民センターホール JR目黒駅から徒歩10分
どなたでも参加できます。
●資料代:999円
 受付で連合赤軍関連文献の資料集をお渡しします。


参加の呼びかけ

 いまから40年前、日本を震撼させた事件がありました。
 公安権力は「それ見たことか」とばかりに、一旦掘り出した遺体を埋め戻し、記者の前でまた掘り返すという死者を冒涜する演出を繰り返しました。週刊誌には、書き手の品性が露わになる読むに堪えない記事が氾濫しました。
 しかし、心ある人たちは、無私の活動の果てに悲惨な最期を遂げた若者たちを深く悼み、悲しみました。
 それから40年たち、遺族の方々は今なお消えることのない悲しみの四十一回忌を迎えました。

 40年前の事件は人々の心に深い傷を残し、多くの人々は長い間そのことに触れることを避けてきました。
 しかし、この十年ほど、ひとびとはこの事件に再び光を当て、それが何を意味したのかを考えるようになってきました。多くの書物が出版され、この事件が新聞・雑誌の記事やテレビ番組で扱われることも多くなりました。映画の「実録・連合赤軍」は海外でいくつもの賞をとりました。また漫画の「レッド」は、文化庁の賞をとり、私たちを驚かせました。また、当時は生まれてもいなかった若い人々が、この事件に興味を持ち、本を読んだり、映画を見ています。
 歴史学の分野でも、はじめてこの時代とあの事件を正面から取り上げた学術的な大著『1968』が上梓されています。

 連合赤軍事件は、その5年ほど前から高揚した若者たちの運動を背景としていました。この大衆運動は、ベトナム戦争とそれが引き起こしたアメリカやヨーロッパで急進的な学生運動の大波に呼応しており、また、ソ連圏で起きたプラハの春などの清新な運動とも連動していました。67年から72年に至る大衆運動は、同世代の何割もの人たちが参加した広がりをもったこと、足掛け5年にもわたる年月の間持続したこと、さらに、全国各地でさまざまな課題を取り上げたことなどで、現代の日本の民衆運動の歴史の中でも特筆すべき性格のものでした。
 しかし、連合赤軍事件の後、この事件とその背景をなした大波のような大衆運動は、急速に退潮していきました。また、この時期からかなり長い期間にわたって陰惨な内ゲバが続き、それによる死者は100人に上るといわれています。
 以後数十年、連合赤軍事件は本格的な研究の対象とされることもなく、歴史の中に埋もれていったかのようでした。連合赤軍事件は、決して忘れ去ることはできないがあえて触れようとは思いたくない、のどに刺さった骨のように、人々の意識の底に沈潜していました。
 いわば、この事件とその背景をなした数年間は、数十年の間「正史」の外に置かれてきたのです。

 昨年、日本の社会は、激しい地震と大津波、引き続いて発生した原発事故の洗礼を受けました。人々は、長い間疑問も持たなかった日本の社会と文明の成り立ちと、これまでの世の中の仕組みに対して、考え直すことを強いられています。

 このような時代に、私たちは連合赤軍事件40周年を迎えました。
 この時にあたり、あの事件とあの時代に再び光を当て、それが何を意味していたのか、語り合い、考えてみようではありませんか。

2012年3月1日
                                          連合赤軍事件の全体像を残す会





参加していただけることになったパネリスト

8.大津卓滋
 弁護士、植垣康博さんの弁護を担当。横浜国立大学出身。

7.ウダタカキさん
 「実録 連合赤軍」に吉野雅邦役で出演。

6.田原牧さん
 東京新聞記者。

5.雨宮処凛さん
 フリーターなど、若く、つつましい生活を強いられている人たちの意見と感性を代表する著作や発言で知られる。
 「反貧困ネットワーク」副代表。

4.三上治さん
 ブント叛旗派の指導者。現在は、経済産業省前のテント村で奮闘している。

3.鈴木邦男さん
 新右翼の論客。
 連合赤軍無問題をめぐっても、積極的に発言している。

2.山本直樹さん
 漫画家。連合赤軍をテーマにした「レッド」を講談社の隔週刊誌『イブニング』で連載中。単行本は六巻まで刊行済み。

1.森達也さん
 ドキュメンタリー映画監督、作家
 現在、東日本大震災と原発事故のドキュメンタリー共同監督作品「311」を公開中。


参加の確定した当事者

青砥 幹夫さん
植垣 康博さん
前澤 虎義さん
雪野 建作さん

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転載以上。



と、
いうわけで。

今はろくすっぽお仕事もせずに、貧乏に磨きをかけつつ、こちらの映像を制作しております。
ご興味ある方、是非ご参加下さい。

ますます貧乏になり、塩イーターと化したわたくしと会場でお会いしましょう!!
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労働とわたし

2012-04-21 02:45:38 | お仕事
最近、お世話になっている事務所が渋谷から渋谷に移転しまして、その際わたくしの机がおなくなりになってしまいました。


邪魔だから出て行け、ということではなく、いや、多分違います。違う。多分。違う。と思うよ。
とにかく出て行かなければなりませんので、これでわたくしも立派なSOHOです。ノマドワーカーです。


わたくしのお仕事は主に自宅でもやれるので、部屋にこもってやればいいのですが、そんな折も折、デスクトップがお逝きになられまして、いよいよ去年買ったばかりのノートPCが大活躍するハメになりました。

基本部屋にいてもやる気なんか起こりませんので、今までわざわざ渋谷くんだりの事務所まで行っていたのですが、そうもいかなくなり、せっかくノートでお仕事(主に映像編集)しているのだから、と大好きな喫茶店でお仕事をするのです。素敵でしょう。




しかしこれがまぁ効率わりいわりい。
ノマドワーカーって言葉からしてはやったけど、こんなんで効率よく仕事やれるって、よっぽどですぞ。
ノートの方はプリンターに繋がっておりませんので、どうしても、という時はセブンイレブンのネットプリントを使っています。
もうめんどくせーめんどくせー。

で、主には好きなタイプの「昔ながらの喫茶店」なんかで仕事できるはずもなく、だいたいルノアールだとかそこらへんでやってます。
ルノアールはコーヒーが高くてまずいけど、電源があってオシボリが出てきて、お茶も出てくるのです。
環境的には最高です。

でもいよいよ納期が迫ってきてラストスパートをかけざるを得ない感じになってきたら、部屋にこもるか、新事務所の空いてる席借ります。


「カフェでノマド☆」とかツイッターでたまに見かけますが、そんなもの「便所でうんこ」みたいなもんなので勝手にやればいいんです。



「仕事場」とか「事務所」ってやっぱり尊いです。
一応、それなりにはやる気も出るし。
仲間もいるし。

ほんと、一人でボソボソやってるとついツイッターやら2ちゃんやらエロサイトをチェックしたりして、「ああダメだこんなんでは!」と自己嫌悪。
朝はフトンにうずくまってなかなか出れない。

常に自分の弱さと対峙いたします。



今まで自己管理とは無縁の男だったので、ますますのダンディーを目指して「自己管理と便所でうんこする天才・赤目」と呼ばれるようにきっとなります。

おわり
コメント (2)
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植垣康博 40年目の真実

2012-04-13 02:03:55 | 映画制作
先日静岡のスナックバロンへ行ってきましたよ。
スナックバロンに行くために東京から静岡へ行くというバロンのヘビーユーザーです。



静岡の街を俯瞰する



スナックバロンは、元連合赤軍兵士・植垣康博さんが経営するいかしたスナックなんであります。
詳しくは以前書いたエントリをご参照下さい。


連合赤軍を巡る 【1】 スナックバロン・植垣さん

連合赤軍を巡る 【5】 スナックバロンへ再び


今回の目的は『トークライブ 40年目の連合赤軍』を取材するためです。

当事者である植垣さんが改めて総括し、今後の社会・国際情勢をふまえたご自分なりの想いを語る、というものでした。
アウトロー系雑誌の取材も入っておりました。


で、その後はお店に残って普通に飲んでいたのですが、今回は植垣さんに見せたいものがありました。
これ。

当時の週刊読売で、軽井沢駅にて逮捕された直後の植垣さんの写真を表紙とした号です。

すんげえ目つきです。
極限状態を体験すると、人間ってこんな顔つきになるんですね。
後の捜査ですら途中断念せざるをえなかったという、「雪の妙義山越え」を成し遂げた後です。

これがまたえらくかっこよく写っているので、どうしても現物を手に入れてお見せしたかった。

まわりの常連さんにもお見せして、おー若い頃かっこいいじゃないのーと騒いでいたんですが。


バロンでなんでこんな人が働いてるんだ・・・とかねてより思っておりました、美人従業員のYさんが表紙をジーっと見つつ、ルーペを取り出し・・・


「ねぇ、これチャック開いてない」


え、なに言ってんだそんなわk

あいてる。



「どこまでいってもキマらないですね・・・」
というわりとどうでもいい真実でした。




おわり。



の前に。
そんなスナックバロンにて、なんと『渡辺文樹監督・上映会』が行われるようです。
13日は静岡市民文化会館、14日・15日がスナックバロンでの上映となります。
スナックバロンでは上映後、監督と植垣さんによるトークショーが行われるとか。

すっげーーーー行きたい。
つうかこの組み合わせはすごすぎる。
今回、先約があり参加できませんが、お時間ある方は是非。

以下転載

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4月13日 [会場]静岡市民文化会館(電話:054-251-3751)
◆10時 「罵詈雑言」
◆12時 「三島由紀夫」
◆14時 「赤報隊」
◆16時10分 「天皇伝説」
◆18時 「金正日」


4月14日 [会場]スナックバロン
(静岡市呉服町2-5-22 ソシアルカドデビル4F 電話:054-221-5236)
◆14時 「天皇伝説」
◆16時 「金正日」
◆19時30分 トークショー


4月15日 [会場]スナックバロン。
◆14時 「腹腹時計」
◆16時 「金正日」
◆19時30分 トークショー

上映会は元連合赤軍の植垣康博さんによる招待企画。
14日と15日の19時半からは、「連合赤軍」をテーマに渡辺監督と植垣さんとのトークショーも。
トークショーの料金は5000円(飲食代含む)。
会場への問い合わせはスナックバロン(054-221-5236)へ。

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渡部監督、静岡でも早速タイホされたご様子です。
「天皇伝説」渡邉文樹監督、逮捕の瞬間の写真を公開!

ははは・・・・スゲエな。

景気よくバスから見えた富士山のっけとく。


あ、植垣さん、ツイッターも始めたようです。ナウい!!

https://twitter.com/#!/YasuhroUegaki
コメント (6)
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『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス3D』前夜祭行ってきた

2012-04-04 02:18:33 | しゅみ道
しかも日劇。


日劇と言ったらスターウォーズ全作品を上映してる聖地なわけで、近場にするか、ここでみんなと大騒ぎするか迷いましたが、やはり日劇にしました。
結果、大正解でした。


やっぱりスターウォーズって、見ず知らずでもなんでも、劇場でみんなと一緒に観るのが最高なんですよ。
こういう映画は他にないです。

20世紀FOXのファンファーレが鳴り響いて、ルーカスフィルムのクレジット。
一瞬の静寂の後・・・・

ジャーーーン!!
で始まるスターウォーズのテーマ。

みんなして大拍手。ヒューヒュー!の嵐。
鳥肌たちまくって、アドレナリン大放出して涙腺までゆるんできて。



つうわけで、さる3月の15日(木)。
確定申告を提出したその足で行ってきました。

ネットで席は予約しておいたのですが、物販も見たかったし、少しでもその場の空気を楽しみたかったので1時間以上早めに到着。

平日だというのに、わたしが到着したあたりから劇場前が混み出しました。

物販コーナーは劇場外に特設。エピソード3公開時と同じだ。

パンフレットやファイル、くだらないメダル他、一通り買って写真や動画を撮って待機。
アナキンのゴーグルを模した3Dメガネもゲット。


入り口前にも待ちきれない人たちが。
いや、席は予約してるはずなのに・・・・気持ちは分かる。


すると・・・どこからともなく帝国軍のマーチ。
エスカレーターから帝国軍の皆様がご来場されました。

おなじみ“第501軍団”の皆さん。
彼らがイベントに来ると、場がものすごい盛り上がります。

ダース・ベイダー大好きなんで、すいません。ばっかり撮ってた。


うひょおーーーーカッコイーーー!!!
抱いて!!!


デカくてほんとかっこよかったです。
「俺と~お前のよォ~♪」
と言わんばかりの握りこぶしもいかしています。

みんな撮影しまくりで大興奮。マスコミの方々もここぞとばかりに撮っておりました。


ジェダイのローブを着たレポーターのお姉さん、このなんともいえない表情がいいですね。
「帰りてぇ・・・・」と思っていらっしゃるのでしょうか。


と。
騒いでまもなく、入場開始。
入り口では日劇前夜祭限定のアイテム「スター・ウォーズ 全作品チラシセット」と「スター・ウォーズ コレクション リアルレアカード」が配布されました。


入るとすぐ、広報活動に励む帝国軍突撃兵が。
サンドイッチマンみたいで、なんだか帝国軍のキビシイお財布事情を象徴するかのごとき一枚です。

奥に進むと人だかり。プチ撮影会が行われていました。

ずるいぞ俺も撮る!!とばかりにサーセンサーセンと前の人たちをかきわけかきわけ。



キリがないくらいシャッター押しまくりでした。

ロビーは最終的には人でごったがえしておりました。


やばい、上映時間だ・・・と慌ててキャラメルポップコーンとアイスコーヒーの迷惑コンボを購入。
席につきつつある方々はライトセーバーを振って盛り上がっています。




で、観ました。

正直、あんまし飛び出てなかった。
13年ぶりに劇場で観た『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』はどうあがいてもどっからどう観ても『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』でありました。

再評価の仕様がないというか。


でも、いいんです。
冒頭に書いたとおり、こうして劇場で、みんなと騒いで観るのがたまらなく幸せなんです。
ライブと似てるかもしれないですね。
皆で作り上げる場の力というか。

そういや大昔、フォースのことを「力場」と訳してたりもしましたね。


当日の様子を編集してアップしましたので、よろしかったら観てやって下さい。
3分弱の動画です。




翌日、母からメールが届きました。
「あんた、朝のニュースに映っておったが」

はて、いつ逮捕されたのか、と思っておりましたら。



ああ、俺だ。
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