ちくわブログ

ちくわの夜明け

ハーレムショットってなんだ

2006-08-31 11:13:05 | Weblog
普通徹夜明けって、頭が痛くなったりするものらしいですが、わたしはまず最初に胃がムカムカしてきます。

そのムカムカとした胃をかかえつつ、やっとのことでDVDの編集が終わりました。
予定していた時間より長くかかってしまったのは、急きょ入れなければならない素材が増えたのと、レンダリングに思わぬ時間を費やしてしまったからです。


本当は、今日、〆切なんですよね。
つまり今の時点で完成したってことは、まだ先方に送付していないということであり、すでに間に合ってないってことなんす。げへへ。
そういうことなんで「送付」でなく、直にお届けにあがります。

まずプロデューサーんとこ持って行って、そのままプロデューサーと一緒に出演者の事務所に直行、一緒にチェックする、という段取り。

いや、おれ絶対寝るわー、チェック中。
もうこんなん何回も観たし。
やばいなー。事務所の人怖かったらどうしよう。


あーねむー。
でも今寝たら絶対起きれないよ。頑張るんだ。寝ちゃダメだ。

こんな状態で「けしからん出来だ」とか言われたら噛みついてしまいそうだ。
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はしれ下町さん。

2006-08-29 23:16:01 | お仕事
『時をかける少女』に対抗して『下町をかける少女』を作ってみましたよ。うそですよ。

先日、例のPVの撮り残しを撮影するため、某下町にてロケを行いました。
被写体はユニットのリーダーを務めていらっしゃる下 町子嬢(仮)。
この娘の地元は別に下町でも何でもないんですが、容貌や挙動が限りなくそんなイメージなので「町子さんと言えば背景は下町であろう」と決めかかり、ロケ場所もそのように段取ったのです。

さて、わたしがこの娘に対して抱くイメージはその外に「ばくばく食べる」と「健脚」であります。なので実際に甘味処で甘味を喰らい、「おりゃー」と元気に走ってもらうことにしました。

思ったとおり、町子さんは食うのと走るのが非常によく似合います。
走っている姿など、両肘を横にふりふり、実に不細工かつ危険な走り方です。昔読んだ剣術の本に【人ごみの中で抜刀し、ターゲットを斬殺する方法】としてこのような走法が書かれているのを思い出しました。彼女は茶道を学んでいるため、どこかで通じているのかもしれませんね。けんのんけんのん。

「お転婆」キャラというのは古式ゆかしいというか、昨今貴重であるような気がします。ありあまる元気がオーバードライブしてヒャッホウ!とばかりにカメラを包み込むあのオーラはなかなかのものです。

今回の撮影では「下町・お転婆」という、この使い古されたキーワードを実際この手で復古させてみたわけですが、以前も書いたとおりわたし自身、下町が好きなこともあって、この試みは楽しいものとなりました。画的にも面白いものが撮れたと思います。
他の娘のパートがわりかし生活感がなかったので、PVとしてまとめてみると下町の背景がいいスパイスになってました。それにやっぱり何かを「食べる」というカットは、わたしにとっては重要なんだと、今回改めて思いました。


ちなみに今回の撮影では、例の甘味処も使用させていただきました。
そこで町子さんとアシスタントに来てくれたメンバーの娘と、甘味を食ったのですが、この二人が食ったその口で小鳥のごとく「おいしーーーーい!!」「おいしいでぇーーーーす!」とピヨピヨやるので、気をよくした店のおばちゃんが切干大根をサービスしてくれました。

おばちゃんは終始笑顔で、われわれにとても良くしてくれました。ご協力有難うございました。
普段下町の飲んだくれを相手にしているおばちゃんの、あの孫を見るような、若い娘に対する優しい表情、接し方がなんか、すごく印象的でした。
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おパンツ道

2006-08-27 23:03:19 | Weblog
今日もおうちでしこしこりと編集していたら携帯が鳴りました。

「どこどこに誰々のパンチラカットがあるから、削ってくれって事務所が言ってきたんだけど」
パンチラか。どれどれ。・・・・・「パンチラなんて1フレームたりともねぇですが」「パンチラっていうか、見えそうなのがダメなんじゃないの?」あー・・・そうなんだ。「分かりました。んじゃカットしときます」

ちなみに【ソレ】は見えていたとしても、衣装用の水着であり、非おパンツなんですが、ようはそこですね。「見えそう」なのがダメなんですね。
ズギャンと見えていればそれは水着として認識され、さほどのエロス感もただよわぬところですが、これがおミニによって遮られることで、「あらパンツ」と男性諸氏は認識してしまうのでしょうね。
そこの貴女、ご注意ですぞっ。

最近、制服を着せて、その下に白いビキニをはかせることで【擬似パンツ】を再現するグラビアが見受けられますが、ああいうのはまったくもってけしからん。
同じ布じゃないかと。同じ布ならおパンツの方がいいに決まっているじゃないかと。僕ぁ、声を大にしていいたいわけだコレ。
水着をもって「あらパンモロ」と、一瞬たりとも油断させるはまったくの言語道断。おパンツ道の風上にもおけない。世が世なら切捨て御免。パンツのヒモ斬っちゃうぞこのやろう、と。


ちなみにわたくし、水着はもちろん、シルクなどの撥水性の高そうな素材にはあまり興奮をおぼえません。やっぱりパンツはパンツです。普通の「ぬ・・・ぬのっ・・・(*´Д`)」って感じのが良いに決まっています。
そこの貴女、ご注意ですぞっ。

ん。今日はいささかやりすぎたきらいがありますな。
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いとま

2006-08-25 23:06:24 | Weblog
半月ほど労働を休み、編集と私事に専念することにしました。

というのも、わたしの派遣元の会社が今月いっぱいで工場を撤退することになり、「やあ、路頭に迷うなあ」と思っていたのですが、そこはわたしも経験が長い身。おそらく他会社から[お呼び]がかかるだろう、と思っていました。他の経験の長いみんなもかかっていることだし。さあこい、どこでもはいってやるぜ。

・・・・・・うん、

かかりませんでした。
とりあえずそこそこの地位にある、一番なかのよい別会社の奴に「YO、俺を入れちゃあどうだい」と陽気に声をかけてみたのですが「お前みたいなすぐ休む奴はダメ。それにお前、作業のツブシがきかねえだろ」と、本人が聞いたら窒息するような本当のことを本人の前で平然とうたい、門前払いを食らったのでした。

そこで人の良さそうな、これまた別会社のあまり親しくない人にまで「○○さん・・・・あの、おれ、いらないっすかね・・・・テヘ」と気持ち悪い愛想笑いをたたえながら迫ったら、「あーー、うーん、ちょい待って」と言ったのち、管理の上司に電話したのでした。
「あ、もしもし。××さん?あのー、赤目が入りたいって言ってるんですけど。・・・ええ、使えます。現場としては力になるので欲しいです」と、本人が聞いても「なぜそんな嘘を。」とささやきたくなるくらいこしょばゆい嘘を本人の前で平然とうたい、わたしを入れてくれたのでした。

そこで入り直すまでにちょっとした暇をいただき、今、作業的にも内的にもいろいろと溜まっているものを一気に解消して出直そう、と思ったのです。


とりあえず例のPVとそのメイキングを納めたDVDの編集を終わらせます。
なんか今日、すごく無茶な電話がかかってきてピンチなんです。思わず僕ァ、その電話を聞いて「あなたの言わんとしていることは、つまり規模的には『不可能を可能にしろ』と、そういうスケールの話なんですが~」と正直に言ってしまいました。

さぁて、ミッション・インポッシブるかあ。
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よかったね

2006-08-23 18:28:27 | お仕事
うれしいことがありました。

別にわたしがべったりと関わっていたことではないんですが、一応かかわっていたことの実が開いたというか。

すごい嬉しくて「良かったね、良かったね」と、当事者達に言いたかったのですが、なんか照れて言えませんでした。

思いっきり「ありがとう」とも言ってあげたいんだけど、そんなこと言うのは図々しいというか。でもお疲れ様とかぐらいならいいだろう。
そこまで来るのに一番頑張ったのは他でもない当事者達自信なんだし。偉そうに上から「よくやった」みたいなことを言わないようにせねば。


ああ、でも本当によくやったなぁ。頑張ったぞ、も前ら。(←最低)
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くやしい

2006-08-20 23:47:05 | Weblog
なれない感情にぶち当たった時、どうしていいか分からずオロオロしてしまう。
自分はどうしたらいいんだろう、どういう態度をとったらいいんだろう、どうおもったらいいんだろう。

そういう自分を客観的にじっと見ている[もう一人の自分]は、お前は打算的な奴だな、と嘲笑している。
どの感情が本当に本当の自分なのか分からない。自分の涙だって信じられない。というか、それこそ一番信じられない。


でも、
本当に本当なのは、
とにかく悔しい


悲しいより悔しい。
悔しくて悔しくて仕方がない。
なんでって思う。腹が立ってしょうがない。
体の中を形のとどまらない何かが激しくのた打ち回っている。
それらをどこかに思いっきりぶつけたい。
もしそれが人間なら、頭髪を荒々しく掴み、顔面が滅茶苦茶になって血ヘドを吐き続けるまでぶん殴ってやりたい。

でもぶつけたくとも、それをぶつける場所なんて存在しないのははなから分かっている。
神様や宗教なんかを信じている人たちは、こういう時「召された」とでも言うんだろうか。

すごく寒いと思う。


流した涙の量が本当の悲しさを表してくれると簡単なのに。
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・・

2006-08-16 04:22:23 | Weblog
友達が亡くなった。

なんでこうなるんだろう。なんで世の中はこんなことばっかりなんだろう。

夜がすごく重たい。
誰かと話したい。

悔しい。
誰かのせいにしてそいつを滅茶苦茶にしてやりたい。
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PV撮影②

2006-08-16 02:10:37 | お仕事
ただいま。
図らずも「待つ」がテーマとなった今回の清里日帰り旅行でありますが、とにかく全てにおいてついてなく、これで夏の野郎がわたしのことを嫌っているのも分かったし、このわたしも夏が嫌いであることが判然としました。
ギィィィィィィィィ!!!( ゜д゜ )

どれくらいヒドイものだったかはまた今度書き書きいたします。
閑話休題。


PV撮影二日目。
メイン曲のPV撮影です。
と言ってもほとんどジャケット写真撮影にスタジオ使用時間が割り振られていて、わたしはその間ずっとメイキングカメラを回していました。
そうそうそう言えば。
わたしは元々、メイキングからこの世界に入ったのですよ。最初のお仕事もそれなら、一人で本格的にやり始めた時もそれ。
被写体がわたしのカメラに向かってでなく、他のカメラ、もしくは他の何かに意識を集中しているところを客観的に捉えるというのは、当初からなかなか面白いものだなと思っていました。
気軽ですしね。

前日のロケはタレントさん以外に最小限のスタッフしか同行しなかったのですが、今回はスタジオ撮りのためメイクさんも数人いて、何なのかよく分からない人やらレコード会社の人が物色に来てたりとか・・・・とにかく人が多かったです。
人が多い現場って、嫌いです。

結局PVそのものの撮影は3時間も充てられず。
スタジオ自体がスチール専用のものですげー撮りにくい。さらにみんなの振り付けは揃ってないし、わたしの撮り自体も悪いし。なんかもう、途中で「これはヤバイなぁ」と思って「すいません、ちょっとロクなものにならないと思います」とプロデューサーにずばりと予告しておきました。
なんとか後処理でいろいろと誤魔化すしかないです。ああ、下手打った・・・・。


こうして2日間連続のPV撮影は一応終了しました。
課題はいろいろと残りました。とにかくもっと自分自身が冷静にならなくてはなぁ。もっとしっかりと被写体に対して指示を出せるようにしないと。・・・・演出って本当に苦手だ。
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休題

2006-08-13 21:42:48 | Weblog
全国の女子高生のみなさん、こんにちは。

話がそれますが、明日、清里に行ってきます。
男として、ここは清里でソフトクリームのひとつでもぺろりと舐めてこなくてはならないという使命感から、ただそれだけのために清里へ日帰り旅行です。
男はつらいよ。

お盆が夏休みだとはどうしても思えず、社会人になってからというもの正月だけが唯一の楽しみとなったわたしですが、明日いちじつだけは、死ぬ気で夏をハッピーなものとするべく、楽しんでこようと思います。
アホみたいにうかれた若者に負けてたまるか。夏だからって・・・・

でも清里って、驚くほど遊べる場所がなさそうですね。
もっと大人が行くような観光地かもしれない。仕方ないのでソフトを舐め、渓流を眺め、温泉にでも浸かってこようかと思います。応援よろしく。


多分この旅の様子は、よこっちょの方でしごくあっさりと更新中のsubotikuにてリアルタリムで報告されることと思います。
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PV撮影①

2006-08-13 00:29:41 | お仕事
運転こええよ。と思ったら先輩さんが来てて運転せずにすみました。
みなさん時を越えて嘘ついてすいませんでした。


で、話は元に戻ります。件のPV撮影、ついに初日がやってまいりました。
最近、撮影だからって以前のように必要以上に緊張したりすることはなかったのですが、今回ばかりは久しく緊張しました。

「いい画を、いい画を・・・・」と念じるうちにいろいろなことが心配の種となり、どうもよく眠れません。
現場はお台場なので、ここからだと東京横断。翌朝5時起床のハードなウェイクアップ。ああもう一刻も早く眠りにつきたい、こんなことならドリエルでもなんでも買っておくべきだったと悔しんでいたらそのうちにグゥと寝ました。
普段ならばエロスなことを考え、それによって精神を集中し、睡眠を喚起する(本当)わたしですが、今回ばかりは苦戦を強いられました。

翌朝はまぁまぁに晴れ、悪くはないがそうそう良くもないといった天候でした。
晴れてはいたのですが、突き抜けるような青ではなく、「ああ、晴れてる」って感じの絵にならない晴れでありました。ただ、普通に晴れてはいるので非常な暑さです。

待ち合わせの駅で久々にみなさんと合流。それぞれにイメージの衣装を伝えておいたのでチェックする。
一人目は夏っぽい涼しげなの。
ああ!!すばらしいなぁ。なんで君はわたしがワンピ好きなことを知っているんでしょうか。あやうく、合掌するところだった。カワイイ娘とワンピースの組み合わせは皿に並べられた豚カツとキャベツを見るかのようだ。じつにうまそうである。
二、三人目は制服系。
うんうん、いいねぇ。おじさんはチェックのミニスカが大好きでなぁ。一日中眺めとっても飽きん。飽きがこん。
そして最後、四人目。
・・・・活発な感じで。と言ったのにちょっとお水っぽいのは何故か。
お水=活発なのか。すごいな、銀座あたりがえらいことになりそうだ。

撮影開始。
夏、海、女の子、そしておれ。これらがそろうは、まさにまれなる奇観といってさしつかえないでしょう。
と思ったらいきなり警備に止められる。許可なんかもちろんとってない。「とっておいて下さい」とプロデューサーに頼んだら、「自分でとるよう」と素っ頓狂なことをのたまわれたので「自分は制作をやってるわけじゃないのでそこまでは出来ない」と言ったらそのままほっておかれてしまったので。

結局現場にしわ寄せが来たのでなんとかしとくべきだった、と反省しつつ、猛暑の中歩いて約15分の管理事務所へ。
時間制で目が飛び出るほどの金額を請求され、気絶するところだった。

輝かしい許可証を泣く泣くGETしつつ戻り、撮影再開。
しばらくすると撮ってる女の子の挙動がおかしい。どうしたのかと思ったら、ファンの人が来てしまったよう。しかも「どうもどうも」とか挨拶もせずにちょっと離れたところでじっと見ている。服装も分かりやすく、「お台場に行くぜ~」って格好ではなく、どうひいき目に見ても「秋葉原に行くぜ~」って格好。この暑い中、ギンガムチェックのシャツを羽織ってくるとは粋というか、ご苦労様です。

いったいどこから情報を仕入れてきたのかなぁ。
すごいリサーチ力に恐れ入る。え、まさかココ?いやそんなはずあるまい。だってどこにもこれ関連の人の名前とか書いてないし。
でももしかすると、もしかするなぁ。見てるのかなぁ。見てますか?おーい、見てますかぁ?
ご苦労様です!!
種類は違えど、同じオタクとして敬意を表さずにはおれまい。しかし、実際はおれも怖かったことをここに告白しよう。

午前の撮影を終え、飯休憩からすぐに被写体となる女の子を連れ、汐留へ。
この娘だけ、一日中撮影ということになる。他の娘はファミレスで夕方まで休憩なのに。
カワイそうだが頑張ってもらうほかない。
が、撮影中に寝るのにはまいった。
普通にアップ撮ってるのに、目をつむって、しばらく目を開けない。「演技してるのかな?」と思ったら違ってて、立ちながら、寝ていた。
わたしも職業柄、立ち寝は得意な方でありますが、ここまで綺麗な立ち寝はなかなかお目にかかれるものではない。

夕方、夕日が出て、その赤が海を染め始めたら第二次撮影開始。
その日は夕方から曇りだして、なかなか綺麗に染まりませんでしたが、ほんのちょっとの数分、やっと海が赤く染まりました。
実はその時もう「お疲れさまでした~」とか言った後だったのですが、頼んでもう一度撮影させてもらいました。


みんなの協力もあってなんとか思っていた画が撮れました。お疲れさまでした。

ちなみに今回、機材として持っていったものは、いつものカメラと三脚の他にレフ版とコンちきから借りたドライヤー型の送風機。これらを一身に持ち、暑さの残る海辺を歩いて撮影許可証を返却しに行きました。
歩いているうちに日が暮れ始め、お台場を行き来する屋形船が海にきらびやかな光を落として、壮麗でした。
汗だくで意識がもうろうとして、どうでもよかったけど。

「しぬ・・・・」
やっとのことで新橋駅まで着き、近くのコーヒーショップで冷たいものでも、と思っていたら何故かカフェに生中が。
飲まないはずない。

その生中がどれほどうまかったかについては、説明する必要もあんめぇ。
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くるま

2006-08-10 18:00:32 | Weblog
明日、突如として車を運転することになりました。
いきなり撮影アシのお仕事が入って、「運転してよ」とお師匠から言われたからなのですが・・・・

えっと・・・たしか以前運転したのは正月あけに鬼怒川温泉に日帰り旅行に行ったときだった。
そのときも一緒に乗ってた奴からさんざんこわいこわいと恐れられたが、ついにお師匠に対してもこのおれのドラテクを見せる日がこようとは。

こわいと言うのはスピード狂だからとかそんなんではなく、ただ普通に下手なんです。運転が。このとおりペーパーだし。
反対車線に突っ込もうとしたり、田んぼに落ちそうになったり、寝て、前の車に突っ込んだり・・・・その偉功の数々を上げれば、枚挙に暇がありません。


まず、明日事故を起こさぬよう、祈るのみです。
「大丈夫か、きみ」と言われたが、人身事故を起こして執行猶予中のお師匠にそんなこと言われたくねー。
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ひー

2006-08-08 17:29:55 | お仕事
地獄の2日連続PV撮影。やっと終わって、さっきまで死んだように寝てました。とにかく疲れまくった。いろいろ予定通りに進まないこともあったりしたが、1日目のカップリング曲のPVに関してはやりたいようにやらせてもらえたので楽しかったです。
ここ3日間はだいたい下のとおりであります。

5日
事務所の娘を借りてテスト撮影。
暑い中、一銭にもならん撮影に来てくれ「使ってくれてありがとうございます」などと、けなげなことを言ってくる。
時折このように勘違いした娘が、なんの権威も持たないこのわたしに向かって非常に丁寧な態度をとる事がある。
わたしはただ、心の中で「ごめんね、売れるように応援してるからね」と思うのみなのです。ごめんね。

6日
カップリング曲PV撮影当日。
ユニットの娘全員と会うのは久しぶりで、パンのごとくふっくらとしていた娘が、ちょっとは痩せてたので驚いた。アゴがとがっていると言おうとしたら間違えて「あ、アゴがある」と言ってしまい、何かすごく怒ってて申し訳ないことをした。
すいません。

7日
メイン曲PV撮影当日。
つってもほとんどジャケットの撮影にとられてた。実際のPV撮影は最後の3時間くらいでやれと。無茶言うな。
でも、やった。どうしようもない素材が撮れてしまった。編集の地獄絵図が目に浮かぶ。


だいたいこんな感じです。
くわしいことはまた次回の記事で。
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明日のためにⅡ その②

2006-08-05 02:55:48 | お仕事
下町はいい!
くれぐれも言いますが、下町はいいです。

ロケハンで下町の界隈を歩いたのですが、つくづくそう思いました。思わざるをえん。まったく。ほんとうにもう。
何がいいって、人情がありますな。実にここちよい人情が息づいています。
汗だくで「創業・戦後まもなく」って感じの何屋だか分からないボロい飲食店に入り、クリームあんみつを注文。買い物から帰ってきたばかりの店のオバチャンが、買ってきたスイカを一切れ乗っけてくれるところなんざ、たまりません。
そのうちに常連のオッサンがやってきて真昼間からレモンハイを注文し、「モチを2,3焼いてくれや」。
かー、たまらん。こういうオッサンがいる限り、世の中も捨てたものではないです。

さてあんみつでじゅうぶんに涼もとったし、残りのロケハンに行くか、と立つとオバチャン、「まあ重たそうなカメラだことねぇ。置いといて勘定すませなよ。なに、プロの人?」と、きた。
「やあ、プロではないですが・・・」などと言葉を交わしているうち、「うちも取材されたことがあってね」とその時の雑誌を見せてくれました。「おもむきがありますからね、この建物は。よく取材が来るんですか?」と聞くと「うん、いろんなTV局とかが来るけどね、断ってるの。えらそうに『出してやる』みたいな態度でねぇ。こっちは出してもらわなくてもいいんだ。そういうのは全部断ってる。下町は忙しいんだよ!」と気炎を吐かれる。
撮る側にいてなんですが、その心意気に思わず拍手を送りたくなりました。庶民パワーの美しさというか。本当に「下町のオバチャン」って感じでした。

そして裏路地。
どこも絵になります。定石通り、人間なれした猫もちゃんといます。おいで~と言っても「ニャン」と鳴くのみでさわっても知らんぷりの堂々たるもの。
そんな路地の路面には、子供が遊んだあとのチョークで描かれた絵があったりして、これもまたうれしくなってしまいます。

あと、これまた下町独特なのが、「路上で寝る人」。
べつにホームレスでもなんでもないんですが、路上で寝てるオッサンとか、いるんですよね。で、商店街なんかの貼り紙で「就寝禁止」とか書いてあって、もうここまで来るとひとつの文化ですなー。
押井守監督が「立ち喰いのプロ」を発明したように、誰か「路上就寝のプロ」を発明しないかしらん。


ちなみに、実はわたしも件の店で『撮影許可』をいただけないか、とお願いしたのですが、何とかOKをいただきました。そこで名刺を渡したのです。で、わたしの名刺にはRIFFILMのマーク、HPでお馴染みの“赤目の狐”が印刷されているのですが・・・よく勘違いされるとおり、ここでもやはりオバチャンに「あら、これは猫ちゃんかしら」と間違えられました。「や・・・それは狐ですね」と説明すると、オバチャン「あらそうなの?こんな優しい顔の狐はいないわよ。なんかお兄さんみたいに優しい顔じゃないの」と。

普段は真顔でいるだけで「なに怒ってんの」とか「怖い」なぞとキモがられるワタクシでありますが、下町の雰囲気というのはそういった、知らぬうちに露出してしまっているとげとげしさを、自然、やわらかにしてくれるような、そんな魅力があるような気がします。
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明日のためにⅡ その①

2006-08-04 00:17:24 | お仕事
不思議なもので。
わたしは去年のちょうど今頃も他人の映画を手伝い、しかるのちにアイドルDVDを作っておりました。


今回、担当してる番組の関係で、某アイドルユニットの1stDVDを撮影から編集まで一括して作らせてもらえる事になりました。
えーそりゃもう奴隷のようなギャラで。
クライアントがまったく別とはいえ・・・・去年製作した時(思えばあれが初お仕事でした)よりギャラが下がりつあるというのは、ぜんたい、どういったことであろう。

でも、と我に言い聞かせます。内容がPV中心なのです。
PVって一回でいいからやってみたかったんですよ。そりゃもうやるっきゃ騎士です。

曲は2曲あるのですが、何回も聴きました。しかし・・・・
業界では有名な某クリエイターさんが、作曲も始めたとかで、その方の曲なのですが・・・・やあ、はっきり言って酷いです。メイキングのカメラを回すためにレコーディングも見たのですが、超適当だし。なんなの!!
その人は専門の仕事では有名なだけあってかなりセンスあるんですよね。素人のわたしがその仕事を見ても「クールだ」って思うし。
しかし作詞作曲は専門外。案の定、しんなりって感じです。もう・・・・センスも無いし、スキル(具体的な技術力)も無いし。
「おれだから」そう思うんじゃなくて、これは誰が聴いたって酷いです。曲聴いてて、腹が立ってきた。


「うわ・・・・こんなくだらねー曲に映像つけるのか」と、さすがに微細ながらも矜持を保持するわたしは頭を抱えました。
それで、ジャケット写真を撮影するのがこれまたものすごく有名な方なんですね。
そういうところに金かけて、なんぜ曲そのものに時間と金をかけないのでありましょう。
わたしは、もう、プロデューサーの考えていらっしゃることが、とんと分かりません。

いや、実は分からんでもないぽい。
ジャケ買いさせようという魂胆ではなかろうか・・・・

そう思ったからには頑張らないワケにはいかねー。
なので労働を休み、自腹切って、ロケハン決行!!
「カップリングの曲には、メンバーのイメージ映像を乗っける」というプロデューサーのうんこみたいな案を無視し、ちゃんとストーリー性のある映像を制作することにしました。24P、つまり映画っぽい質感で。

こうなるとガゼン、燃えてきます。
買った人が「なんだこれソンした」って言わないような内容にしたいです。無理かもしれませんが、頑張ります。


このくだらない曲に、今のおれの限界映像を乗っけてやろうと思います。
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行きどころ

2006-08-01 23:22:59 | Weblog
ちょっと前の話。
ある人が「死んだ人間や動物のことをいつまでも覚えているのはよくない。成仏しないから」と言っていた。らしい。
精神的に弱いところのあるうちの母親が、それを聞いて納得したと言っていた。

腹が立ってきて「そんな大事なことを、他人にやすやすと決めさせるな」と激怒した。

死んだもののことなんて、自分が忘れたければ忘れればいい。忘れたくなければ忘れなければいい。ようは、「自分自身」がどう思うかだ。
こういうところで死んだものと生きているものを区別するのはよくない。だいたい死んだもののことを、自分自身なにが分かるっていうんだろう。


先日、用事で新橋まで行った折、日テレで公開中だった岡本太郎の『明日の神話』を観てきた。
いつも本などで岡本太郎の作品を観るたび「禍々しいなぁ」と思っていた。
絵など、ほとんど分からないので、ただ興味本位で観ただけ。

わたしは、本物の絵を実際に観ることのできる機会に恵まれたら、できるだけ近くで観ることをこころがけている。絵のこまかな部分から、作者の息づかいを感じるから。
この作品でももちろんそれは感じられた。でもそれは、今まで感じたのとはまた別の、桁違いのものだった。

ある部分の“ハネ”が強烈だった。
ただそれだけなんだけど、そこからメッセージが痛烈に伝わってきた。メッセージそのものというよりも、「これを見ろ!!」という作者の思い、熱を帯びた激情みたいなもの。
言葉にすると本当に安っぽくなるけど、わたしの語彙ではとても伝えきれない「ある感情」が、こころの中で逆巻いて、ワッとふきだしてきた。

「絵を観て泣くなんぞ、神戸在住な桂さんをおいて他にありえねー」と思っていたら、自分がそうなってしまった。


死んでも、人の思いはどうしても残ってしまう。
それを自分が死んだのちも作品として残し、後の人々に恢弘しようとした芸術家もいれば、死んだら自分のことはきっぱり忘れて欲しい、なんて人もいるだろう。

だけど、その人が死んでも、「その人のこと」はなくならない。それを自分から忘れたくもないのに忘れようとするのは、人間として不自然なことだとおもう。


あれから一年たったが、ふつうに忘れてない。
でも、時おり「忘れて欲しいんじゃないかな」と思うことは、正直、ある。
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