ちくわブログ

ちくわの夜明け

集英社・佐賀旭 著『虚ろな革命家たち』による資料無断使用・経緯説明文

2023-03-13 21:44:22 | Weblog

集英社・佐賀旭著『虚ろな革命家たち―連合赤軍森恒夫の足跡をたどって』(2022年開高健ノンフィクション賞受賞)において、私こと馬込が個人的に所持している資料(森恒夫による坂東国男への手紙)の無断使用がありました。

以下、経緯説明文をnoteにアップしました。

ご一読いただけますと幸いです。

 

https://note.com/tikuwa712/n/na4979c0515f2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バカの終着駅・2022

2023-01-01 00:36:45 | Weblog

あけましておめでとうございます。

ちくわでございます。

去年もぜんぜんブログを更新しませんでした。
それどころかTwitterへの投稿も減りました。

文字に対する信頼がだんだんと無くなっていってしまった…
去年あたりからそう考えるようになりました。


いつも年末にやってるやつ。一年を振り返ります。
去年は多分、人生で一番あちこちと行った一年でした。

ということも一昨年(2021年末)も書いていました。
その一昨年を超えました。

 

【博多・長崎】

だいたいこんな感じの大荷物で移動しました。機材とお泊りセット。

博多はここ数年毎年来てる気がする。

長崎では行ったことのない地方の駅へ。
仕事前に食べた駅前の食堂の皿うどんがおいしくてやる気出ました。

私はこの、長崎駅のバスターミナルが大好きです。

 

【宮崎】
夜の街を歩いて鳥食いました。

チキン南蛮がおいしかった。ごはんによく合う。

 

【長崎】
飛行機から富士山初めて見た。
それとも今まで寝ていたか。

喫茶店でトルコライスが食べれて幸せでした。

 

【大阪】
プライベートでも何度も来ているのでおなじみすぎる。
仕事で来ると帰ってきたようにホッとする。

 

【京都・札幌・宮崎】
移動移動移動!!
仕事して食って移動しての繰り返しでした。

 

【神戸・岡山・大阪・滋賀】
え?またあっち?またこっち?
といった塩梅で、途中、朝目覚めて今自分がどこにいるのか分からなかったり。

 

岡山では駅前の再開発が進んでおり、好きだった駅前のゴチャゴチャした感じもこれからスッキリ味気なくなるのでしょうか。

 

【米子・境港】
私にとって米子は猫の街。

ついでに、行きたかった境港へ。水木しげると妖怪文化を堪能してきました。

 

【大阪難波】
何度食っているか分からない、いんでいらのカレーと、喫茶アメリカンのホットケーキ。
人生に欠かせない大切な味。

 

【香川】
とてもいい居酒屋にいった。軒先で売っていたたこ焼きをおまけでいただいた。
何度も来ていると、そこにおなじみの喫茶店ができたりして、そういった事も楽しみのひとつです。

 

【青森・明石・大阪。上田】
数年ぶりの青森駅。駅前がずいぶん変わった気がして寂しくなりました。
大量のマグロを食って気持ち悪くなりました。

明石→大阪→長野上田
上田ではスナック街で謎のおじさんが案内をしてくれました。
そしてそのおじさんのスナックに入りました。

 

東京。

なんかこのホテルすごくないですか。一人部屋なのになんでこんなエロい作りなんだろう。

 

【宇治山田・名古屋】
今年ほど富士山を何度も見た年も無いだろう。

 

【知立・四日市・名古屋】
名古屋が近くなると、ご飯がおいしいです。

 

 

【越後湯沢】
宿の猫がかわいかった。

七夕に彩られた駅。

 


そして、映画『赤軍の人々』の方はまだ続いています…
追加撮影で新倉、榛名山へ。

連合赤軍、リッダ闘争共に50周年を迎えました。

そして、ついに重信房子さんが出所しました。

ある方の軌跡を辿って都内、神奈川を歩く。

わけあって、何度も東京・静岡間を行き来しました。
そして植垣康博さんのお店・スナックバロンの閉店に立ち会いました。

 


以上です。

忙しかったおかげか、あっという間の一年でした。
楽しいことも悔しいことも、色々ありました。もっと経験を積んで安藤昇みたいな顔つきになりたい。男になりてえ。


皆様、よいお年を…

じゃない。年が明けてしまいましたので今年もよろしくお願いいたします。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バカの終着駅・2021

2021-12-31 16:55:27 | Weblog

ちくわでございます。

今年はぜんぜんブログを更新しませんでした。
何か、自分の中で一区切り終わったというか、あまり意味が見いだせなくなってきたというか。
それでもこうして、何かあれば、気が向いたら続けていこうと思います。

こうなったひとつのきっかけは、記事が一件公開停止になってしまった事でした。
内容は浴田由紀子さんの出所をレポートした2017年の記事なのですが、それが「公序良俗等の規約違反」という事なのでしょう。


企業なので色々あるので仕方がないとは思いますが、こういう考えのブログで記事を公開してもしょうがないなあ、と少々落胆してしまいました。

gooブログのバカ


では今年一年を振り返ってみようと思いますが、前述の通りあまりやる気が起きないので、最小限の文字で行きたいと思います。
写真はいっぱいあるよ!


今年は多分、人生で最もあちこち行きました。
年後半に偏っていましたが。
それらを追うだけで精一杯なので、自分の中の整理のためにも順を追って振り返ってみたいと思います。


【名古屋・岐阜・三重】

正月名古屋に帰省して、その数日後にまた名古屋へ。
実家を経由地にして撮影現場である岐阜・三重に行きました。
「行った」とか書いてあって何も写真が無かったりめしの写真くらいしかないのは以後もありますが、そういう時は担当者の方が隣にいたとかそういう理由です。


【名古屋】

名古屋で撮影のため、再び名古屋へ。


【滋賀・名古屋】

 

名古屋は経由地ですね。
滋賀、よかったなあ。憧れの長浜タワービルが見れて感激しました。
それと、どこかの田んぼのあぜ道を歩いていたら一面、麦が金色に揺れていて感動しました。
麦が黄金に例えられるのはおおげさだと思っていましたが、本当にきれいなグラデーションで、黄金の海を思わせました。


【鬼怒川】

近くで撮影があり、鬼怒川温泉に泊まりました。
ちょっとした悲劇と、それにまつわる狸とおばあさんの話はまた今度、どこかで…


【名古屋】

また名古屋。
これも撮影現場が名古屋。コロナウィルスが猛威をふるっていたので、実家には泊まらずビジホに泊まりました。


【仙台・気仙沼】

 

仙台は何度も来ていますが、喫茶店あり、飲み屋ありと楽しいですね。
安くておいしい牛タンがたらふく食える店を見つけた。


【広島・山口】

広島も大好きな街。いい喫茶店もあります。
時間があれば、原爆ドームを訪れることにしています。
山口では秋芳洞を訪れました。


【大阪・徳島】

 

大阪はいつも通りに過ごしました。喫茶アメリカンのホットケーキは何度食ってもうまい。
徳島ラーメンを数年ぶりに食う。うまい。めしの話ばかりですいません。


【名古屋】

今年は本当に仕事で名古屋に縁があった。なのにコロナが怖くて実家には行けず、母が寂しい思いをするのではと、何も言わずにホテルに泊まりました。


【栃木・白石蔵王・仙台】

とある地方の駅前食堂で、めちゃくちゃまずいチャーハンを食った。これも思い出…
秘湯を訪ね、小原温泉まで足を伸ばしましたが、お休みだった。


【和歌山(新宮)・名古屋・横浜】

初めて4Kでの撮影案件が入り、荘厳な山の中を撮影。
新宮駅近くで帰りのバスを待っていたところ、生まれたばかりの子猫が捨てられていました。
目が開いていなかったのでコンビニでとりあえずのものを色々と買ってきて、ウェットティッシュで顔を洗ってあげたら目を開けました。見えてるのか分からない。
ニャーニャーと足にすがりついてくる。ミルクとちゅーるを口に入れて、タオルで寝床を作ってあげたらスヤスヤと寝てくれました。
その後、心配そうに見ていた女性に事情を話して後をお任せしました。
あの時話を聞いて下さった女性の方、ありがとうございました。


【香川】

いきなり日帰りで行くことに。夜の街がとてもいい風情でした。


【石和温泉・太宰府・小倉】

ほぼ仕事→移動で何もできず、最後の小倉で一息ついて帰りました。


【広島】

お好み焼き食って帰った。


【神戸・新潟・仙台・南相馬】

 

燕三条で、昨年も立ち寄らせていただいた喫茶ロンドンへ。
テーブルゲーム筐体でナポリタンとアイスコーヒー。幸せ。毎日でも来たい。


【札幌】

すすきのはいいですね。
あまりお店は知らないので、無難にいつも行くジンギスカンのお店で飲みました。
この頃になると、もうヘトヘトになっていました。
家で寝たい。


【名古屋】

仕事のピークも過ぎ、観光で名古屋へ。
コロナも落ちいていたため母と会う。
数十年ぶり??に東山動植物園に行きました。

 

以上。

行動だけ振り返りました。
もっと色々なことがあったのですが、それは普段のブログで書くことだし、ブログに書く気が起きなくなったためツイッターに書いております。


映画『赤軍の人々』は、編集作業も半分以上は終わりました。
また、この作品についてある雑誌からインタビューを受けました。またお知らせいたします。

 

 

 


皆さま、良いお年を…

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バカの終着駅・2020

2020-12-31 23:37:23 | Weblog

今年はいろいろあったような無かったような、変な年になりました。
言うまでもなく、コロナの猛威で世の中がめちゃくちゃに。

しかし、そもそもうちの父が昨年11月に倒れ、入院→施設へ、となってから、自分の環境が変わりつつあることに自覚的でした。

もちろんこうやって世の中がガラッと変わるとは思ってなかったけど。

運が良かったのは、コロナ前で何度か帰省して親父をお見舞い出来た事。

今、医療の現場がたいへんとさけばれておりますが、こうして様々な側面で大変なんだろうなと思います。


名古屋に何度か帰る中で、無くなってしまったものも目にしました。


さて、今年は後厄だけど頑張るぞ、仕事に精を出すぞ、と一大決心。
カメラを今までの5DmarkⅡから、5DmarkⅣに。
約10年ぶりに仕事でも趣味でも使用するカメラを買い換えました。

そして、試しにと桜を撮って

すぐ、コロナで緊急事態宣言となりました。


どうなるんだろう、大丈夫かな、と仕事の心配をしていたら
私は映像制作で食っていますが、いわゆる芸能だとかマスコミでは無いのが幸いしたのでしょう。なんとかやっていけました。

緊急事態宣言空けからは地方に行く仕事もいただき

博多・広島・姫路・三ノ宮と南から北上する旅に。

当たり前ですが、博多では屋台も少なく、ちょっと寂しかったです。

小倉では10年ほど前に駅前で出会った野良猫と再会できて、一人で感動してました。

広島でお好み焼き。

三ノ宮では2泊しました。
この街も、変わったり、変わらなかったり。

じっくりと歩くのは初めてだけど、いい街ですね。

ついでに大阪にも立ち寄る。

この旅から帰ってきて「次の仕事はあるのかな…」とボーっとしていたら、一応この業界にコロナ需要みたいなものがあって、そういう仕事をさせて頂いたりしました。
「対面のイベントを映像配信で」という感じのものです。

そうこうしているうちに、再び福岡へ。


今度は福岡→新潟の旅です。
なんだか福岡は最近、毎年来てるような気がする。
なので街を出て思い切って大宰府まで足を伸ばしました。

ここも約10年ぶりに訪れました。

夜。
土砂降りの雨の中、新潟へ。


新潟駅前は変わってしまった部分もあるけど、好きな街です。


以前、この街には宇宙船があったんだぞ…

仕事が済んで、ツイッターを通じて知ったドライブインのポピーとよさかさんへ。

自販機もゲームも満喫。
自販機のトーストサンド大好きです。

次いで、一度は訪れてみたい…と前々から思っていた公楽園さんへ。
駅から、何もない国道をひたすら30分ほど歩き…


到着。

めちゃくちゃ感動する外観です。
チェックインを済ませ、部屋へ。内装を見て、「まだ日本には、こういう風景を見せてくれる場所があるのだ」とさらに感動。しみじみ…


自分が生まれる前からある「何か」に触れると感動するのって、なんなんだろう。

 

その夜は自販機グルメで酒を。

翌日。
さらに足を伸ばして…


喫茶店ロンドンさんへ。


すごい…!!!絶対にまた来たい。
一度来ただけでは味わい尽くせない。


テーブル筐体、コーヒー、軽食、喫煙。
こういうものが一度に味わえる場所の尊さ。

忘れられない旅になりました。新潟がますます好きになった。


帰ってすぐ静岡へ。

植垣康博さんのお店・バロンに立ち寄ったら、泥酔したアホなテロリスト志望者のオッサンからケンカふっかけられました。
「バカだ!お前は何も分かってない!だからバカなんだ!!」と、会って一分ほどで言われました。

せめて俺の事少しは分かってから言ってくれよ。


この旅からまた一か月後に岡山・広島・山口の旅へ。

今年の撮影も終わりかな、と思っていたら次は指宿へ行くことに。

ところが。

ここで一日のアップ容量を超えたとブログからはじかれましたので、このへんで終わりにします。
どれだけ写真アップしてるんだ。この記事もめちゃくちゃ見づらいんだろうな。すいません。

 

というわけで、今年はほぼ仕事だけの一年という印象です。
案件は少なかったけど、色々な所に行けて楽しい一年でした。
儲かったかと言われればそうでもない…
生きていくのも大変だから、入る仕事は全部やろう。少し無理もしよう、と思いました。


映画『赤軍の人々』は相変わらず編集作業中。
 
来年完成、再来年公開を目指しています。

 

来年は皆元気で顔と顔を合わせて話せる年にしたいですね。
どれだけ嫌な事があっても、やっぱり人と会いたいと思う。

 

 

皆さま、良いお年を…

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナの下で

2020-06-06 03:53:47 | Weblog

親父が倒れ、ろくにお見舞いにも行けないまま日々が過ぎて、この状況はいつ終わるんだろう?
…と、よく分からないことへの不安や恐れを感じながらも、先日やっと緊急事態宣言が解除されました。

良くないと思いつつも、油断しています。ちょっとホッとしている。

いつかこの日々が一過性のものとして「このような状況で我々は生きていたなあ」と思える日が来るのでしょうか。


「撮って稼ぐぞ!!」と思い切って買った、ずっと欲しかった5D MarkⅣも購入直後に緊急事態宣言で出番がありませんでした。

もっぱら、買ったフィギュアや本、改造したフィギュアなんかを撮ってた。

家にいる時間が長いと、今までやろうと思っていた家の事や、フィギュアの改造や整理に気が向いて、これはこれで一年に一回くらい「社会の強制停止期間」みたいなのがあってもいいな、と思いました。

社会全体の動きが停滞しているとはいえ、生きていれば払わなければいけない金は出てくるわけで、ぼーっとしてばかりもいられない。
知り合いが撮影のお仕事を紹介してくれたので、それで糊口をしのいだり、給付金申請の手続きをしたり。


仕事以外で出かける事はほぼ無くなりましたが、数か月前に友達がカレー屋を大久保にオープンさせたので行ってきました。

カリー・ザ・ハードコアという名の。おいしかった。


明日からお仕事で一週間ほど旅立ちます。
北九州から関西まで北上するルートです。

ずっと「旅に出たい…」と思っていたので、仕事とはいえうれしいです。
様々な事に注意を払いながら気を抜かないように、しっかり稼いできます。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋と親父とコロナとか

2020-04-17 17:07:54 | Weblog

久しぶりの更新です。

ここ数カ月で色々とありすぎて書く気が起きませんでした。
そもそもこのブログは誰かに必要とされているのか、俺すらも必要としていないんじゃないか、そういう気がしてきました。

何もない。書くことが何もないんです!
でも書かないと自分の中で、何か出さなければいけないものが溜まっていくような気がして、やっぱり必要なのかもしれない、と思い再びこうして書いております。

 

去年(2019年)11月に親父が脳出血でぶっ倒れました。
あれからもうすぐで半年になろうとしています。これ以上は回復しないので、左半身不随と痴呆の症状が残りました。

1月、2月と帰省してお見舞いをする度に自分の家族への関り方、役に立たなさに嫌気がさしてきました。こんな中でもおふくろと喧嘩するし。
俺はこの年で何をしているのか、思春期か、と悲しくなります。

今、コロナウイルスの影響で全く面会が出来ず、帰省もできません。
さみしがっているのではないか、何か不自由していないか、次はいったいいつ会えるのか?
そして、お袋は心配しすぎてヘンになっていないか??
どうしようもない事とはいえ、様々考えずにはいられません。

正月の頃は連日お見舞いに行っていました。
病院から出ると空が奇麗で「奇麗だけど悲しいなあ」と歌謡曲みたいな事を考えていました。


それでもこの頃はまだ良かった。

 

病院帰りに自分の時間を作って、毎年年末に必ず訪れる喫茶店へ。


名古屋駅前を歩くと、変わった場所や変わりつつある場所の多さに毎年驚かされます。


2月に帰ると、大須観音では豆まきをしていました。


その様子を眺めながら、どて煮と串カツを食う。


ここも毎年来ている喫茶店です。


大須は多くの部分で変わらない風景があるからほっとします。


それこそ、私が子供の頃から変わっていない風景やお店もある。

一方、今池の地下にあったピンク映画館は閉館してしまいました。

一度しか入れませんでした。
痴漢されたが。

変わらないと言えば、ナナちゃん人形。


綾波レイになってました。

 

今年は2カ月に一回くらいは帰ろうと思っていた矢先にこの状況です。
動けないということは個人の制限はもちろんの事、こんなにも人や場所との距離も変えてしまうんだな、と思いました。

早く日常が戻ってほしいですね。
手羽先が食いたい。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さようならモモちゃん

2019-07-28 22:56:14 | Weblog

大阪で仕事をしていたら、実家から「モモが亡くなりました」とメールがあった。


忙しくて何も返せず、また感情に悲しむ隙が無かった。
ああやっぱり死んだか、もう年だもんな、大往生だよ、と妙に落ち着いて受け止めた。

数日前、仕事の現場が近くだったので実家の名古屋に帰った。
その時はまだ元気があったので安心していた。


ところがその半月後。
多分完全な老衰だと思う。よく頑張って生きてくれた。猫に生まれて22年だよ。
もう一匹の相方、プーが亡くなって2年間、よく生きてくれたなあ。

あの時と同じで、今まで両親を見てくれてありがとう、という思い。

若い頃はあんまりなついてくれなかった。べたべたと触らせてくれるようになったのは、年を取ってから。


寂しい気持ちをなんとなく抱えたまま、忙しく撮影していたら、待ち時間にメールが届いた。
普段から仲良くさせて頂いている漫画家の熊倉献先生が、モモをイラストにして送ってくれた。


ああ、こうやってもしかしたら本当に天国に行っているのかな、だとしたら今こういう感じで上に昇っているんだろうな、と思った。
やっと「お別れ」という実感が湧いてきてカメラを構えながら泣いてしまった。

さようなら、モモちゃん。ありがとう。
天国でプーと再会してね。安らかに。


こういう素直な気持ちに歯止めをかけてしまう年の取り方はやめようと思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あるバーの最後

2019-05-28 01:44:10 | Weblog

先日、行きつけだった阿佐ヶ谷のバーが閉店するというお知らせを受けて、入れていたボトルを飲み干すべく閉店日に訪れました。


行きつけとか言っても、ここ三か月はなんだかんだ忙しく行けていませんでしたが。
それでもわたしにとって立地的に都合のいい場所で「飲みたいな」と思ったらすぐ行けるのと、なんと言ってもボトルを入れたら千円ポッキシで飲ませていただける非常にありがたい場所でした。







いつもはガラガラの店内が、閉店すると聞きつけた常連でごった返しておりました。

わたし自身、常連同士の繋がりは皆無というかそもそもいつ来てもお客さんが居なかったので、一人ぽつねんと誰とも喋れず飲んでおりました。
ちなみにこのバーは劇団員や編集者のお客さんが多いです。俺はもうなんか、そういう方々とは気後れしちゃって喋れない中年男性なので、本当にポツーーンという感じでした。

するとママさんが「明日来れる?お店片付ける前に写真を撮ってほしい」と。
今までさんざん安く飲ませていただいたので断るなどもってのほか。「もちろん」と快諾させていただきました。

以下はそういう写真です。

店の裏を撮ってほしい、とのこと。ここからの角度がお気に入りだそう。


街灯もあまり届かない場所。めちゃくちゃ暗いのでファインダーを覗いてもほぼ真っ暗でした。
この建物自体が取り壊されるようで、しっかりとした管理がされていない様子でした。
それがまたいい雰囲気です。

裏から入るように、店内を撮っていく。












店内に人がいるのは片付けを手伝った方や、聞きつけて最後の最後まで、と店との別れを惜しむ常連のお客さんが来ていたためです。



もう何回も経験しているけど、無くなると判明した瞬間から惜しくなって愛おしくなるものはたくさんありますね。
そういうものやことに対して、いつも「精通前の子供」のような、どう対処していいか分からないドタバタとしたもんどりうつ感情を引き摺っておりましたが、こうして「ハイ、終わり」という瞬間まで立ち会える経験というものは貴重だし、何より自分の中で区切りがつくことがありがたかったです。

ありがとうございました。


--------------------------------------------------------------------

 

はじめてのひとり飲み バー と ウイスキー の素敵バイブル (サンエイムック)
藤井達郎,倉島英昭
三栄書房

 

カクテル完全バイブル
渡辺 一也
ナツメ社

 

まどろみバーメイド 4巻【Amazon.co.jp限定描き下ろし特典付】 (芳文社コミックス)
早川パオ
芳文社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バカの終着駅・2018

2018-12-31 17:42:05 | Weblog
今年は前厄でした。
序盤は公私共に絶不調。胃腸も壊す。

あまりに仕事が無いので厄除けに行ったら仕事が来るようになりました。
その後体調は戻り、色々と人並程度には楽しいことも起きました。

でも本当に欲しいものは手に入らない。

ざっくり言えばそういう年でした。
それ以外、特に総括すべきことが無い…

なんでかなあと思ったら、これまで『赤軍の人々』の撮影にかけていた時間を編集に回したのですよね。
だから冒険ができなくなってた。
その代わり、予告編を一本作りました。



お仕事では色々なところに行けたので楽しかったです。
伊那市






大好きな福岡



初めて行く米子

二度目の尾道






プライベートではいつも何度か行っている大阪には一度しか行けず…



映画制作の用事で仙台に行きました。


こう、わたしにしては本当に色々なところに行ったという感じがするので、頭の中がこんがらがって思い出がとっちらかってしまっています。
思い出がパンクすると旅から得られるものが薄くなってゆくので、これくらいが限界かもしれません。
でも、もっと色々なところに行きたいとは思います。


あとは…毎年恒例で疲れてきたスター・ウォーズの新作は『ハン・ソロ』。



なんか本当に厄除けに行った年の後半から一気に色々なことが起こった感じです。
速度が速すぎて脳の処理が追い付かない。


そういうことで今年も映画は完成しませんでした。
タイトルが決まって予告編ができたくらいです。

もう「来年こそは」とか言わないことにします。本当に完成すんのこれ??





皆さま、良いお年を…



--------------------------------------------------------------------

【 選べる 8種】 しめ縄 正月飾り リース 干支 迎春飾り (A1602(28×16cm))
クリエーター情報なし
y-y shop

宝酒造 澪GOLD スパークリング清酒 [ 日本酒 兵庫県 750ml ]
クリエーター情報なし
宝酒造

ナチュラルハイ年末スペシャル 敏感 (マル)恥 巨乳痴漢 2018 撮り下ろし2枚組 10人全員SEXver. [DVD]
クリエーター情報なし
ソフト・オン・デマンド
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オタクの死

2018-06-22 01:59:32 | Weblog
数年前、ものすごいコレクターでオタクだった友人が急死した。


彼は結婚したばかりで、奥さんと生まれたばかりのお子と3人で都内のマンションに住んでいた。
遺品整理兼、形見分けとして我々友人が4人ほど呼ばれた。

フィギュアだか漫画だかいくつか貸していたものもあり、しかし一部はすでに事情を知らない奥さんによって捨てられていた。
押入れの奥からは普通のAVも出てきたとのことで、奥さんは「あの人こういうのも好きだったんだな、って今さら分かった」とつぶやいていた。


もらうもの、売れるもの、ゴミにしかならないもの。
膨大な量のコレクションも持ち主が死ねば、その運用にある程度の知識というか、技術が必要になってくる。


色々と整理が終わり、皆で一息ついていると奥さんがお礼を述べた後に言った。

「人が死ぬってこういうことなんだよ」



この人は幼い子供とこれから生きていくんだな、たいへんだな、と強く思った。

彼が死んだのが夏なので、暑くなりはじめるとフト思い出す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年のお総括。

2017-12-31 00:15:50 | Weblog
金のない一年でした。



夢もチボーも…
いや少しはあったか。

お仕事でいろいろ行けました。

熊本


尾道




飯坂温泉(というか仕事自体は福島某所)




茨城





自分の人生で行く予定の無い場所に行くというのは楽しいですよね。



で。
映画の方。タイトルは『赤軍の人々』にしました。変わるかも。

なぜか今年、2回もあさま山荘に行きました。



夏、冬、それぞれの表情があって素敵さね。

榛名山をゆく植垣康博さん。


そして、やっと、5年ぶりの訪朝。





よど号グループの皆さんと再会。
あれから5年、何があったか。心境の変化は?

夜めしで船上クルーズ行ったら、中で女の子たちが演奏してました。
そこに『けいおん』のりっちゃんみたいな娘がいてかわいかった。


一方、元・反日武装戦線であり日本赤軍メンバーであった浴田由紀子さんが出所。



その後間もなくして元・反日武装戦線の大道寺将司さんが亡くなる。

11月には元・赤軍派議長 塩見孝也さんも亡くなりました



こういう方々だけではなく、ここのところ伯父や祖母が亡くなったり、実家のペットが亡くなったり。精神的に近しい場所にある生がどんどん消えていってしまう年でした。
近いところで死が続くと精神的にまいります。人生こんなこともあるだろうとはいえ。
心の中で何かが乾いていくような。


楽しい事だってあったあった。
もはや毎年恒例。『スター・ウォーズ』。最新作『最後のジェダイ』ファンミーティングに当選しました。

最速上映もなんとかチケットをとり、わざわざ横浜まで観に行って来ました(都内はチケットとれなかった)。



感想はまた書きます。まだ2回しか観に行ってない。

賛否両論のようですが、確かにその気持ちは分かりつつも…
私の中ではスゲーーーー良かったです!!
ジョージ・ルーカスの魂を引き継いでいるような。



あとはバンガイストが発売されてピーヨチャンと飲みました。

まんがさんが頑張る姿を見て、ワレもがんばったらんかい!!と気合を入れられた思いです。


来年は映画完成させるぞ。誰か2018年2月完成とか言ってたけど無視します。
誰だ!!

いや本当に完成させる。



皆様よいお年を…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若さってなんだ。

2017-12-19 22:59:41 | Weblog
韓国の人気アイドルグループの男性が自殺したらしい。


ツイッターにも書いたんだけど、若い人が死んでしまったニュースや、死ぬ話に接すると泣いてしまうようになった。
街で見かける楽しそうな若者を見ると無条件でイラつくのに。


あふれ出るエネルギーと、死への欲求は表裏一体で、若いからこそ命を危険にさらすということは往々にしてあると思う。
高い場所に立ってドキドキすることで何かを感じるように。



今日、八王子に向かう中央線の中で、どこからか赤ちゃんの大きな泣き声が聞こえてきた。
向かいに座っていた三人組の女学生が「赤ちゃん泣いてる」「生まれたての泣き声だね」「かわいい」
と話していた。

命って尊いなあ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さびしい誕生日

2017-10-31 22:42:29 | Weblog
ちくわブログはさびしい誕生日を迎えるあなたの味方です。


「モシモシ。今日ボクの誕生日やねんけど」

「ハッピーバースデー。生まれてきてくれたことに感謝」



いつでもお電話下さい。
ワシは人にハッピーを与える生き方をしていきたい。
そう思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プーちゃん なに見てんの。

2017-09-22 06:33:04 | Weblog
先日、実家で飼っていた猫のプーちゃんが亡くなった。


何歳かは不明。たぶん20歳弱。大往生。
今年の正月に帰省した時にはずいぶん弱っていた。ただ、これからおばあちゃんになっていくんだろうな、くらいにしか思っていなかった。







その約半年後、仕事で夏前に帰った頃には、もうほぼ歩けていなかった。


猫の寿命についてちゃんと考えてなかった。

夜中、ほとんど一日中そこから動かないクッションの上で寝ているプーを撫でると、まったく起きずに何の反応もせず寝息をたてている。
「もうお別れかな」
次に会えるのは、恐らく今年の年末。その頃にはもう生きていないんだろうな、と覚悟した。

元気だった頃は寝てる時に撫でると、すぐに起きて「触るなよ」と言わんばかりにプリプリと逃げてってた。


プーちゃんは子猫の頃、元の飼い主から虐待されて、どういうわけかうちの実家へやってきた。

人間を信用せず、高いところが好きで、最初の頃は母と父にも触らせてくれなかった。
動物好きの母はそれでも何とかしようと、愛情を注いで、手には引っかき傷が絶えなかった。

やがて2匹目の猫、弟分となるモモちゃんがやってきた。

モモは甘えん坊で臆病な性格で、いろんな面でプーと対照的だった。

分かりやすいのは鳴き声だった。
モモは母に甘えに甘え、「ミャーーオ、ミャーーーオ」とうるさいほど鳴くが、プーはごくごくたまに、宝石のような綺麗な声で「ミャッ」と鳴いた。

そういう正反対の性格が幸いしたのか、2匹は本当の姉弟のように仲が良かった。







しかし見事なまんまるだなあ…

高いところと狭いところが好きで、冷蔵庫から棚の上、ぴょんぴょんと飛び回って家族を見下ろしていた。







たまに、じーーーっとこちらを見てきた。



「なに見てんの?」と声をかけて手を振っても、目を静かにパチクリさせるだけだった。

猫の瞬きは信頼の証、というが、どうもうちの場合は、人間の言葉にすれば「別に」って感じだった気がする。
無視、とかじゃなくて、声に出して「別に」という。

ここ数年はもう馴れたもので、近寄っても逃げなかった。
あまり高い場所にも登らなくなった。





夜中、一人で居間にいてテレビなんか見てると、そっと覗きに来てうろうろ机の周りを2~3周した後、膝に乗っかってきてくれた。
なんだかそれは帰省するたびの恒例になっていた。

兄と一緒に昼寝してるところ。

わざわざ人のコップで水飲んだりする。

油っぽいものに目がなかった。


元気がなくなってから、弟分のモモはプーにぴったりと寄り添っていた。



母の話だと、体中ベタベタになるまで寝続けるプーを舐めていたらしい。

そして亡くなってからは、その亡骸の上に重なるようにして乗っかり、離れなかったそう。



人間を信用しなかった猫が、何年もかけて人間を信用して、最後は母の腕の中で亡くなってくれた。

わたしが上京してからずっと母と父と一緒にいてくれた。
信用も愛情も、与える対象次第なわけで… プーはそういったものを、子供がいなくなった我が家に与え続けてくれた。

ありがとう、忘れないからね。
安い言葉だけど本当にそれしかない。感謝しかない。


そうしてプーのことを思い出すと、目をパチクリさせて「別に」って言ってそう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビッグ野郎

2017-05-23 01:26:46 | Weblog
「ワシ、チンポだけはデカイんですわ。そらあもうビッグだんねん」


酒が入っての事とはいえ、やにわに語りだしたちくわ氏(38歳・童貞)に一同はドン引きしながらも相づちをうつしかなかった。
彼の孤独は、まだまだこれからなのだ。

そのことを知る大人の友人たちを持ち得たことは、彼にとってただひとつの幸運であった。


風俗嬢からの一言のお世辞が、今の彼を生かすものの全てであった。

孤独はまだまだ、これから。



--------------------------------------------------------------------

SCHOOL FUZOKU FESTIVAL 私立結城女学園風俗文化祭
クリエーター情報なし
BlueOcean

大増量!!風俗行く前にこれを見よ〜抜ける素人写真大全〜
クリエーター情報なし
メーカー情報なし

激ヤバ潜入! 日本の超タブー地帯
クリエーター情報なし
宝島社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする