ちくわブログ

ちくわの夜明け

カーズ観た。

2006-07-31 06:20:50 | Weblog
ワムゥ、エシディシとかエイジャの赤石とかの方じゃないです。
ピクサーの新作アニメの方です。

先日、ボーナスをGETした兄がジンギスカンと映画をおごってくれました。
以前わたしが兄に映画をおごった時は『ミュンヘン』を観たのですが、その時の兄の拒絶っぷりたらなかった。
残忍な戦闘描写に辟易したようすで「ふざけんなよ。もうこんな映画二度と見せるな」と、「こりゃいい映画観た」と大興奮のわたしとはうってかわってすごい不機嫌っぷりでありました。

そんな理由から、今回は兄に選ばせました。
そしたらこれです。内心「あーあ、ピクサーか・・・・」って心境でした。
いや、ピクサーが悪いのではないんです。悪いのではなく、ピクサーの映画ってどれを観ても「これ以上面白くないし、これ以下つまらなくもない」というレベルなので、どうせ映画館行くのだったら当たり外れのドキドキ感も楽しみにしているわたしにとってみると、ちょっと物足りないのです。

子供に見せるには本当にいい映画を作り続けてますよね。
今回の話では車が擬人化された世界で、お高くとまった天才肌の若きレース車がトラブルから田舎町に迷い込んで、彼らと触れ合っていくうちに「本当に大切なもの」を掴み取っていくお話です。
まぁだいたいいつもと同じな感じです。
可もなく不可もないストーリー展開。好きな人は好き、CG映画に興味ない人でもちゃんと楽しめる。そして最後には心をあたたかにさせ、締めくくる。
「これぞファミリー映画」ですね。兄ぃも大満足でした。
わたしは不覚にも途中10分ほど寝ました。でも「あーまーふーん」って感じで終始楽しめました。ただ、心には何も残りませんでしたが。


ピクサー好きの人にはオススメ!・・・って、ピクサーの映画でピクサー好きにオススメできない映画ってないですよね。それがこのスタジオのすごいところであり、どうでもいいところだったり。
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久々の映画撮影

2006-07-27 16:24:23 | Weblog
某大手ポスプロスタジオが自主制作で映画を撮るというので、お師匠のつてで手伝いに行ってきました。

先日は二度目の撮影で、富士山の2合目までロケに行きました。
なんか、霧がすごくて富士山なんぞまったく見えなかったのですが、考えてみれば日本人のくせに来たのは初めてだったので妙にうかれました。

わたしの役割は主にカチンコ及び雑務。
カチンコなんて打つの数年ぶりだ。われわれが映画を撮影した折など、時間的にも人数的にも余裕がなかったのでこれを入れず、編集の時ずいぶん手間がかかったもんです。セリフの無いカットなんかを編集してて「・・・・わかんねぇ。これどこのカットだ?」というように。

その点今回はというと、同じ自主制作でも、参加役者さんは少ないとはいえプロやアイドル、使用機材も豊富、助監督にあたるアシスタントなんかはみんな現場で鍛え上げられた現役の若手さんたち。
職人のごとくきびきびと動きます。わたしなんかは足もとにも及ばずというか、「及ばす」のとおり、いらないってカンジ。

今回は主に車中での撮影だったのですが、使用された車も高級車。
なんとルノーのディーラーから「借りてきた」というもの。たまげた。
赤いオープンカーで、「なんて名だろう」と車名を見てみたらMEGANE。・・・・眼鏡? と思ったら大間違いですぞ奥さん。びっくり「メガーヌ」というそうです。洒落ていますなぁ。
しかし実際にこういう車に乗ってる人は嫌い。うらやましいから。

撮影開始。
最初はカチンコを入れないというので、下っ端であるわたしは東屋に荷物と機材を置いたベースにて番をすることになりました。富士山にまで来て。
さぁ、撮影に参加出来ないとなればやっとれるかってんで、しょうがないから悠々とふて寝することに決めました。

「ホーホケキョ・・・・」鳥のさえずりを間近に聞き、薫風に身をさらす。徹夜明けの身体は心持ちよく睡眠へといざなわれました。
やがて制作の方が弁当を買ってきたので、撮影班の帰りを待たずにむしゃむしゃとやっていたら、その内に帰ってきました。
次からカチンコを入れるということで、やっと参加することとなりました。

「緑の中を走り抜けてく真っ赤なメガネ♪」
次は車道での撮影です。
カメラマン、フレーム内に気に食わぬものがあるという。「あれどけてきて」と言われ、「これのことかな?」とそのゴミを取る。
してそのゴミとはあきらかに「便をふいたティッシュ」です。しかしここで「や、ちょっと・・・」とは言えず、近くに捨ててあったビニール袋を手袋代わりに取り除きました。すると、案の定下からは乾いたブツが出てきて、それには手強く残りの一枚がへばりついています。
もういいだろう、と「これでいいですか!」と聞くと「まだ、そこにあるじゃん!」と返され、困窮し、そことはまったく別のゴミを取って「これで!」とごまかしたら、やはりというか「そんなんじゃないよ!」と来たので、時間が押してる上、カメラから10m近く離れている場所にあるティッシュ一枚でガタガタ抜かすカメラマンにだんだんと腹が立ってき、そこに立ち尽くしました。

やがて監督が「いいよ、こんなん!」と一声を上げてくれたおかげで、ことなきを得ました。
こだわりってのは本当に大切ですが、時によるし、そういった個人的なこだわりは姿勢で見せていただかねば下には伝わらないものです。
つまりこの場合、カメラマンが素手でうんこをつかむほどの度胸が必要。


そうして夜まで撮影は続き、帰る頃にはヘトヘト。車の中では寝ようとしたら運転している先輩に「おうっ!寝んな!!」と起こされ続け、都内からの電車では「あと二駅」の乗換えで終電を逃して歩いて帰る。
部屋に着き、意識を失ったように寝ました。
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キッチンマカベの味

2006-07-24 18:10:42 | Weblog
世田谷の方に用事があったついで、以前から行きたい行きたいと思っていた祖師ヶ谷大蔵の洋食屋「キッチンマカベ」に行ってきました。

場所は駅をりそな銀行方面に曲がってちょっと、ケースに並べられた各種サンプルが目印です。


外観も内装も瀟洒な雰囲気で清潔感があり、好感が持てます。
一人だったし間もなく昼時ということもあり遠慮してカウンターに座ろうとしたら「どうぞ」とテーブル席へ通されました。このへんの接客はさすが、古くからあるお店らしいもてなしです。

こうした接客や店のたたずまい、洒落た雰囲気にもかかわらず、「中華もやっている」というのがまた、嬉しくなってきます。まさしく庶民のお店ですね。

オーダーしたのはこのお店オススメのオムコロ。
オムライスにクリームコロッケがふたつ、ついてくるものです。コンソメスープ付き。
欲張りな、いかにも腹いっぱいうまいものが食いたい時に食べるようなメニューです。
まったく上品ぶったところがない、味も量もよしな一品。

とにかくオムライスもコロッケも池波センセーの言葉を借りれば「あたり前のものをあたり前に出す」といった感じのもので、懐かしくも、また今食べても十分にうまいと感じる味です。特にクリームコロッケは絶品でした。サクっとした衣にトロリとしたクリームがたまりません。これとオムライスがよく合う。量も程よいため、しっかりと堪能できます。


安いチェーン店では味わうことの出来ない「しっかりとした」味。あたり前の味。客層も親子連れからカップル、老夫婦、お一人様にいたるまで様々でした。「みんなに愛される店」とはこのことですね。
こういうお店は休日に「ちょっと行こうか・・・」と近所の庶民が足を運ぶような感覚で行くのでしょうね。
とても満足しました。

さて、じつはこのお店、押井守監督の映画でおなじみ、声優、女優・兵藤まこさんのご実家でいらっしゃるのです。
で、カウンターの中で接客、レジなどをされていた方・・・綺麗な方でしたが、ご姉妹の方だったのかなぁ・・・・気になる。

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はさめた方がとかきくな。

2006-07-22 23:22:01 | Weblog
その後。


日もトップリと暮れかかり、夜から新宿で飲む約束をしていたわたしはコンソメさんも誘って行くことにしました。

メンツは他にコンちきと『延示』に出演して下さった某役者さんのファンでいらっしゃる某嬢。
嬢は二度にわたる上映会で設営のお手伝いをしてくれた、時々違っている格好をするのが趣味な才媛であります。
なぜ才媛かと申しますと、酔ってるときに名詞をもらったのですが、帰ってちゃんと見ると新卒として就職された企業の名詞であり、そこがたいへんな大手であったため、思わず「えぅ」となってしまったのです。・・・仲良くしようじゃないか。

さて、待ち合わせ場所には30分遅れで到着。コンちきは「いつものこと」と、いたって普通のていですが、才媛子さんはそうはいかない。出会い頭、ダッシュ土下座をかましましたが「10分どころじゃねーじゃないですか!」とかなりチリチリきていらっしゃいます。
ここでひるんではダメだと思い、「宇宙という大原則の前では20分という時間差がいかに矮小であるか悟ると同時に・・・」と説き伏せようとしましたが、そういうことを言ったら普通に嫌われる空気であったのでやめにしておきました。すいませんでした。

とりあえず歌舞伎町です。
歌舞伎町で飲んだことなんて数えるほどしかないのに、なんでか知らんが歌舞伎町に行ってました。それで呼び込みにつられるがままに入った居酒屋が、激しく場違いな感じの狭くてうるさいところ。
見るからに「普段から歌舞伎町で遊んでます」という感じの人たちでいっぱいであり、座ってまもなく「すぐ出よう」という決に達しました。
「コース頼まないと20分しかいられない」という、ほとんどボッタクリな居酒屋なので、とりあえずビールなどたのみ、「20分のあいだに出来るだけ飲むんだ!最低2杯」とみんなを煽って突き出しの枝豆をむさぼり食いました。
しかし、これがいけなかった。

次にたのんだウイスキーの濃いこと。ロックなのに、量がグラスの八分目程まで入ってる。飲んだら一気に宵が回り、以後の記憶がぽつぽつと途切れています。
これは同じく2杯目をたのんだ才媛子さんも同様で、確かチューハイだかカクテルだかを飲んでたと思うのですが、ひどく回っていました。
「わたしは飲んでも変わりませんよ」と豪語していた才媛もこの店のスペシャルなアルコールには適わなかったよう。
絶対「何か」入ってましたな、あれは。そんぐらいひどかった。

よって、ぐでんぐでんとなった二人を引き連れて下戸のコンちきと、あまり飲まなかったコンソメさんで次にお好み焼き屋に入りました。誰だったかが食いたいと言ったのだと思われます。
この店のことが一番記憶にないのですが、ただ覚えていることは、ここで食ったモチ入りのお好み焼きがすこぶるうまかったことと、才媛子さんに幾度かに渡ってオシボリを投げつけられたことと、そしてその投げられた原因であるお話の内容の断片のことです。

そのお話とは才媛の恋わずらいに関することであったのですが、そのお話というのがわたしとはまったく関係のなくもないところで起こっているため、なんだか面白くなってしまったのです。また、回りまくっているので、才媛嬢のトークがけっこうな本能ムキ出しっぷりでした。
「恋わずらい」というのはなってみるとまったく苦しく、息も出来ないほど切なくもありますが、他人のそれを俯瞰して見る立場になると、これほど面白いこともないものです(最低)。
いや、しかし僕ァ応援しようじゃないか。「恋死なん・・・」という詩になぞらえてみれば、それで仕事がはかどるということも、ある。そう、成就しない恋こそ、本物の恋なのだ!(あ。)

「あ、終電なくなった。もう一軒行こうじゃないか」という提案にみなさん同意。次いで、適当な居酒屋へ入りました。
そこでのことはまぁまぁ覚えてますが、才媛嬢の逸脱っぷりはさすが。かなりのオーバードライブでありました。
『延示』のことでいくつか質問がある、と嬢。
それに対し答えていると腑に落ちない様子で、わたしはいつものごとく「分からないことは分からないままでいいんだよ」というと「それでいーのかよ。テメー監督だろ」と一喝されました。
あげく、なにかの会話の折に「だから友達できねぇんだよっ」とまで言われてしまいました。ワオ。

さすがに、ちょっと泣きそうになりましたが、なに、酔ってのことだろうとニヤリ笑ってごまかしました。紳士なり。


すでに帰れる時間ではありません。では、と朝までカラオケに興ずることに。
カラオケ馬鹿のコンちき以外、特に歌いたい気分でもなかったので、それぞれがぼちぼち入れて、あとは何か話してたりしました。
しながらも、コンちきが機甲創世記モスピーダのOPを素晴らしく歌い上げるのを聞き、「ああ、男は誰もロンリーソルジャーボーイだなぁ、十字架背負ったロンリーソルジャーボーイだなぁ」と思いつつ夜は白んでゆきました。


久々のオールでした。記憶が飛んだのも約7、8年ぶりだし。楽しかったなぁ。飲んで歌って実に結構じゃないか。ねぇ、嬢、そう思いませんか?

「あんなこと話すつもりじゃなかったのに。記憶飛ぶし、なんかオールになってるし。もう監督ふたりとは飲まない」




・・・・・・・ばか!!もう知らないっ!!!
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夏はツンデレ

2006-07-19 16:09:56 | Weblog
お仕事をご一緒させていただいているカメラマンのコンソメパンチさんが「ツンデレ喫茶に行きませんか?」と誘ってくれたので、秋葉原の某有名店に行ってきました。

わたしも知らなかったのですが、知らぬ皆様のために説明いたしますと、ツンデレ喫茶というのは、いわゆるメイド喫茶のスピンオフ(?)版で、女の子にツンツンされたりデレデレされたりしながらコーヒーや紅茶をしばくという、まさにアキバ文化の最新トレンドスペースなんであります。

いや、そもそもツンデレってなんだ、という問題がありました。
ツンデレとはみんなの前ではツンツンしているのに、二人っきりになるとデレデレしてくる妙な気のまわし方をする女の子のことをいいます。そういうのが二次元ラバーな人たちにはナウ&ポップらしいのです。

ホホゥ、こいつは一興だ、とばかりにわたしとコンソメさんはお店へと向いました。
以前、友人とメイド喫茶に行ったときは、どの店でも30分待ちを告げられましたが、今回は難なくスッと入れました。けっこう混んでいましたが。

さて、入店したわれわれを待ち受けていたメイドさん、開口一番こうのたまいます。
「お帰りなさ~い。オニイチャンたちはふたり?」

・・・・・タメ口?( ゜д゜ )

狼狽しながらも「え、はいそうです」と、やっと応える。
ああん、何でオニイチャンの方が敬語?なりきれない自分にくやしさ全開。その後も「オーダー決まったら教えてね」などのサービス全開のタメ口が続く。

「え?これがツンデレでしょうか?」
両者ともに初体験のため、要領をえない。どういう態度をとればいいのか、分からないのです。
それにくらべ常連とおぼしき人々のなんと堂々たる態度であろう。オニイチャンっぷりがなかなか堂に入っている。ランチのまずそうなパスタもなんのそのって感じでずるずるとやっている。

われわれはとりあえず飲物だけたのみ、それでねばりました。
とにかく話すことはいろいろとあったので、なんだかもう途中でツンデレをたのしむどころではなくなってきていました。

番組のこと、技術のこと、新しいプロジェクトのこと・・・・こういうことは話している時こそがいちばん楽しい。
さて、そうこう話している間にいくばくか時間が過ぎたようで、妹から「もうそろそろ時間だからね」と、実質追い出されました。

帰り、ポイントカードをいつものクセで「あ、いらないです」と拒否したら、可愛くもなんとうもない、実に、こう、普通な感じのその妹は「じゃあいいよっ!ふんだっ!」とヒネてしまいました。間髪いれず、コンソメ氏が「あ、もらう」としたらば「じゃあ、また来てね!カード作ったんだからまた来るんだよ!」と、ちょっとしたデレな雰囲気を出してくれました。

「おお、ツンツンしてデレデレされた」
妙な感動を味わいながらも、極めて普通な感じの女の子が、メイド服に身を包んでそういったセリフを器用にまわす様を見ていると、なんだかこう、ちょっとしたリアリズムを感じ、胸がチクリと痛くなります。

いかんなぁ・・・おれはまったくもって、想像力が鈍ってしまったようだ。
こういった場では何より、足らない部分は想像と逞しき妄想で補完するのが肝要である。
これもまた、想像できる大人のために供された、ひとつの嗜好でしょうか・・・?


つづく
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じめり空の虹

2006-07-14 18:43:24 | Weblog
じめじめしてやですね。

しかしこの時期の空は時折、意外な美しさを見せたりします。普段の暗澹とした空とはうってかわって、青空と陽光が間に間に差す混沌のコントラスト。ちなみに今朝の空はこんな感じでした。

昨日『延示』にて、解放戦団教育官・イケメン補佐の兎月を演じました河野敏弘さんから虹の画像が届きました。「地元で虹が出ました」とのこと。
ほんとに『THE・虹』って感じのみごとな虹だったので、許可を得て転載させていただくことにしました。以下は、河野さんと河野さんのお知り合いが撮影されたものです。




スゲー。
虹なんてここ十年以上見てない。うらやましいです。
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呪いのバトン

2006-07-12 18:33:33 | Weblog
ONでもOFFでも友達が少なく、そのよどみっぷりは一部で半ば伝説となって語り継がれている感も否めないでもない、わたくしこと赤目ですが、なに、みなさんも友達をなくしたかったら、むりせずともよろしい。社会に対し、つねに自然体でいることです。そうすれば友人は自ずからあなたを避けるようになることでしょう。

さて、そんなわたしですから例の「バトン」と呼ばれるものが回ってきたことなんぞ、一度たりともございません。ただひたすらに人がやっているのを見、「いいな、いいな」と思うばかりでありました。

しかし社会というものは冷たいようでいて、これでなかなか器のひろいものです。わたしのようなアウトサイダー(もしくは落伍者)にも、きちんとした救済措置とでもいうべきものが存在します。
それが「見たら必ずやらなければならないバトン」。

このあたかも貞子ヴィデオのような感染性バトンも、わたくしのような者にとってみればまったくありがたいシステムに感じられます。

そういうことでこの見てしまった「対処法バトン」、やってみようと思います。



Q1.かっこいいね。かわいいね。きれいだね。と異性から褒められました。なんて返す?

 →告白する。

Q2.夜中、相手から今から会いに来てと言われました!

 → いくいく(*´∀`)=3

Q3.同棲することになり、ルールを決めることになりました。5つあげて。

 →したくない。

Q4.相手は髪が長めが好き。でも髪をバッサリ切りたい。切る?切らない?

 →いろいろと交渉する。

Q5.予定は決まってないけど、遊ぶことになりました。行き先は自分の行きたいとこ?相手に合わせる?

 →合わせる。

Q6.くだらないことで、大ゲンカ。謝る?謝らない?

 →昨今、流行のツンデレという言葉がございまし(ry

Q7.自分の誕生日にTDLに行く予定だったけど、相手は微妙に体調不良。相手は「とりあえず行こうよ」と言ってくれてます。
行く?行かない?

 →「とりあえず」がひっかかるので行かない。なにをとりあっているんだ。

Q8.一緒にいるとき相手のケータイがガンガン鳴ってるのにケータイを見ようとしません。問い詰める?放置?

 →奪う。

Q9.飲み会にて。気に入った人にケーバン聞かれてるとき友達から「今あなたと話してる人気に入っちゃった」とメールがきました。 どぉする?

 →「いいだろ~」と勝ち誇る。

Q10.紹介された人と会うことになり、実際会ったら親友の彼氏・彼女!!親友にゆう?ゆわない?

 →笑いながら言う。

Q11.待ち合わせ場所に行ったら、相手がヤクザに思いっきり絡まれてます。どぅでる?

 →わたしも「電車男」はチラと見たので、ひとつ、やってやりましょう。



いかがか。
わたしは答えていてだんだんと腹が立ってきました。なんなんでしょう、やっぱり普段からこういったことに縁がないから?
あと思ったのですが、これって絶対女が女に聞いてる内容のものですよね。ああ、くそ、つまらんバトンに答えてしまった。

見た人もやらないでいいですよ。「やらなきゃいかねい」というけしからぬ呪いはこのわたしが解いておきました。
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風の砦

2006-07-10 04:55:01 | お仕事
ステージ上で多くはないお客さんを前に、懸命にうたって踊る彼女を見て、「ああ、この娘はプロだなぁ」と、年甲斐もなくちょっとした感動をおぼえてしまいました。
なんて形容したらいいのか、こういうたぐいの清々しい感動って、ちょっと久しくなかったです。

あのなんか・・・・タイのルンピニースタジアムでムエタイ見たときと同じような・・・・おお、ますます分からない。


アイドル関係のことについて、最初は、やりがいはあると思っていても、面白いだとか楽しいだとかは思えたことがないのに、ある女の子を撮影するにつれて自分の中でそういった思いにもだんだんと変化があらわれてきたようです。

彼女はいつでも笑顔でいたり、「いよう」とするし(痛々しいくらい)、仕草や表情、言動にまだ少女のような無軌道さが残っています。
その娘を撮影し、編集するのがなんか楽しくなってて、本気で「こういう、おれがこう思ってるこの娘の可愛らしさを、画面を通じて視聴者に届けたい」と思うようになりました。

こんなふうに感じたのは久しぶりで、前はもっとこう、衝動的なものだったのですが、今はどちらかというと穏やかな坂道を歩いてるような感覚です。


自分より小さくて、年も十近く離れてる女の子が、この業界でやっていくにあたって、いろいろとツライことも経験し、一度この業界を離れ、そしてカムバックをはたす。
どんなドラマがあったのかは分からないけど、アイドルってのはそういう部分をひた隠しに隠して、表面はきれいきれいに笑顔を取り繕わなければならない。
とてもつらいし、かげでどれほどの涙を流したり飲み込んだりしていることだろう。
そういう部分は少しアスリートに似ていると思う。

ディレクターとして・・・・もっと、自分のスキルを上げることと同時に、そういう斟酌をはかることのできる人間になりたいです。
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ゲーセンおわらえ

2006-07-07 13:47:59 | Weblog
見よ。そろいもそろいし名機3機衆。
手前からわたし所有のDVX100、お師匠所有のPD150、Z1J。
いずれも一世を風靡したパナソニックとソニーの超有名機種であります。

(ぬすみたい・・・・)との衝動をおさえ、こうして写真に収めるだけとしましたが、それにしても壮観ですなぁ。ため息も出んばかりだ。
先のロケ収録は、Z1Jをメインとし、この3機種で撮影しました。

ところでこの撮影には、入院したお師匠の変わりに撮影チーフとして某スタジオの社長さんが参加されました。
行きがけ、千葉の某所にあるスタジオを見学させていただいたのですが、ポスプロ関係の機材がいわゆるプロのソレであり、部屋自体は普通のマンションの一室なのに、「この部屋の機材は何百万じゃすまないなぁ」という勢いでした。地震おきたら絶望死することうけあい。

プレミア、それもプレミアブースターでちんまりしこしこキャプチャと編集やっている自分にとっては、目の毒というか、なんかもう別ディメンションでした。
しかしこのおれの目を奪ったのはそれだけではないっ。
部屋の片隅を見ると、そこにはなんと・・・・懐かしのテーブル筐体が置いてあるではないか!!

え、なななぜポスプロのスタジオにこんなものが?!
聞くと社長、「最近リストアして稼働できるようにした」とのこと。ちなみに基板は『ギャラクシアン』でした。基板だけでもすごいプレミアついてそうなのに・・・インストもちゃんとモニターの横に入ってました。素晴らしい趣味をお持ちだ。
おれはねぇ・・・もう、テーブル筐体で『ストライダー飛竜』だの『源平討魔伝』だの『ダブルドラゴン』だのがプレイできたら死んでもいいよ。最近はもうアップライトだけになってしまいましたからね。

やぁ、当時のゲーセンはそりゃ独特の雰囲気があったものです。少なくとも今みたいに女子供の来るところではなかった。つってもわたしは子供の分際で行ってましたけど。まぁ行く奴は行ってましたね。
店内は薄暗く、いろいろな匂い(煙草、食い物、詳細不明な何か)が充満し、テーブル筐体がびっしりと配置され、たいてい怪しからぬ連中がたむろしていたものです。
プレイ料金はだいたいどこも¥100。今のように¥50というサービスのよい店はほとんど存在しなかったように思います(ウチの地元では)。

子供にとっては大金であるその¥100を投入し、ファミコンでは到底あじわうことのできぬ美麗グラフィックの世界に酔いしれつつ、プレイする。
当時のアーケードゲームなんてものは、不条理なまでの難易度を誇っており、とても1プレイで10分ともたないゲームがほとんどでした。

それでも帰っても興奮冷めやらず、プレイの記憶を何度も咀嚼反芻し、「あああああああまた行きたいぃぃぃ」とのたうちまわっておりました。

その後ストⅡの影響でゲーセンブームに火がつき、ダサ中坊へと成長したわたしは週に3,4日、ゲーセン通いをするようになりました。クラスメイトの女の子になんてまったく興味なかった。ジャンプの『電影少女』を友人と一緒になって「でへへへへ・・・エロいねぇ、これ」とほざきながら読む程度でありました。
むろん、エロ本の回し読みなどはきっちりとこなしていたが。


ちなみにみなさん、余談ではありますが「グーテンバーガー」って知ってますか?
前回の記事で書きました、コンビニ探しに行く途中、社長さんがふとこう言いました。「今ならグーテンバーガーさえありがたい」と。
懐かしいー・・・。グーテンバーガーとは自販機ハンバーガーの有名メーカーで、今は会社が潰れてしまったらしく、どこにも存在しません。
昔は高速のサービスエリアや、オートスナック、ボーリング場、そしてゲーセンといたるところに設置されておりました。
まずいんですよねー。めっちゃくちゃ熱くて食いにくいことこの上ないし。でも見かけると食べてしまう。わたしはゲーセンでこのグーテンバーガーの切ない味を知りました。

テーブル筐体ひとつでいろいろなことが思い出されます。
ちなみにどうでもいい情報を追記しておきますと、左側のわたしのプロフィールに書かれていることを社長さんは一足先にやってしまった、ということになります。

負けないぞ。
おれなんか『スペースハリアー』とかの大型筐体を部屋に設置して、床が抜けて大家から大目玉。でてけー。しょぼん。って感じになってやる。
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うまいもん紀行

2006-07-05 13:43:54 | お仕事
福井て・・・福井で一泊ってどんなスケジュールだ。
すいません。極めてナチュラルな感じに間違えました。福井ではなく福岡です。はい、とても恥ずかしく思っています。

それで、その福岡ですが、行って帰ってきました。
内容は、とある映画のムック本に付録として付いてくるDVDの撮影。基本的にはハウトゥものです。
時間的にもけっこう余裕があったし、楽しかったです。
大型のスパで撮影だったので死ぬほど暑かったですけど。みんな水着なのに、われわれだけジーンズにTシャツ。文字通り蒸し風呂状態でした。

しかし、いわゆるひとつの水着ギャルを絶え間なく拝めることができたのはちょっとした喜びと言えましょう。

さて、一日目の撮影はかなり遅くまでかかってしまい、夕飯が食べれなくなってしまいました。ホテルのお店も全部閉まってて。
しょうがないからわれわれは車で近くのコンビニにでも行こうとしたんです。しかし!ことごとく閉まってる。夜8時までとか!昔のセブンイレブンより早寝さんです。

結局、最寄の空いているコンビニはホテルから約7キロほどの場所にぽつんとありました。もうアホみたいに大喜び。「おおおおおお、おにぎりをたくさん買うんだな!」あと、ビール。
しかし、ホテルでコンビニ弁当むさぼることになろうとは思いませんでした。


翌日は朝からバイキング。ここぞとばかりにたらふく食いました。
スクランブルエッグ、ハム、ソーセージ、レタス、ポテトサラダ、トースト、クロワッサン、切干大根、玉子粥、ヨーグルトとフルーツポンチ、オレンジジュース・・・ざっとこんなところです。

昼はホテル内の旨いと評判の店で蕎麦をいただく。蕎麦はまあまあでしたが、セットで付いてきたおいなりさんが程よい甘さで思わず舌鼓。いいですよね、おいなり。

2日目の収録は基本的に楽でした。しかしこれまたジャンル的なセンスが必要とされるので、こういったジャンルが初めてのわたしは、かなりカメラの動きに「迷い」が出てしまいました。逡巡のあとがバレバレなカメラワーク。
基本的にいつもなんですが、自分で撮影した素材をプレビューできないため、どんな風に撮れてるのか自分でも分からないんですよね。こういうのはすごく不安です。
特に今回は編集者が現場にベタ付きだったので緊張しました。しかもその人、元N○Kの報道カメラマンだったんですよ・・・・


しかしそれにしてもですね。他人の金で遠くまで行って、ホテルでうまいもん食って、温泉入って、ギャラ貰えてって・・・・いや、実にありがたいです。
ブッチャケ疲れまくったけど、こんな仕事ならいつでも喜んでやりますわ。

・・・・あ、ずんだ餅買い損ねた。
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ここはまかせろ

2006-07-03 00:40:21 | Weblog
お師匠がぶっ倒れました。

すごい心配したのですが、思ったより病状は安定しているようで、けっこう早く退院するみたいです。
いかった。


人間って年取るとつくづく「弱くなる」ものだなぁと思います。
お師匠はオヤジ狩りにあった時、逆に相手を半殺しにして返り討ったという武勇伝を持ちますが、やはり内からよせる年波にはままならぬものがあるようです。

さて、そうして月曜から入っている撮影はどうなるんだ、と思ったところ、代わりの人を行かせるから俺には行ってくれとのことでした。
初めてのお泊りロケ。お師匠がいないからちょっと不安なの・・・・


そういうわけで、明日から福井の方へ1泊か2泊のお泊りロケに行ってきます。
この前の千葉ロケの時もそうだったけど、わたしは他人の金で遠くに行けて、なおかつ金までもらえるってのがもう、たまらないのですよね。

早速お菓子も買ってきたし、あとは明日に備えて寝るだけだ。
やあ、わくわくするなぁ。(←ひとでなし)
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小さな幸せ

2006-07-02 00:59:32 | Weblog
忙しい時、何もやりたいことがやれない時に楽しみとなるのは、机の上に常備してある酒類で一杯やることです。

その日一日の作業が終わり、寝る前のひとときにかたむける酒は、簡単にかつ安上がりにストレスを解消させてくれます。
と言っても自分はのんべえでもないので、少したしなむ程度ですが。でもうまいんですよねぇコンチクショー。こういうとき、つくづく酒が飲める質で良かった・・・と思います。

ところで煙草が増税され、これからはますます喫煙者受難の未来が待ち受けているわけですが、わたしは昔喫煙者に「君は不幸だねぇ」などと言われたことがあります。しかしこれからのことを考えるに、喫煙者はだんだんと少数派、そして不幸な側へと追いやられていくのではないでしょうか。

今、食の豊饒極まるこの国にあっては、その根っこの部分がどんどん腐敗をしめし、今にも倒壊せんばかりですが、それにしたって口に含むものの、その種類の豊富さは「質」そのものを抜きにすれば他国を圧倒するのではないでしょうか。
もちろん「煙草に変わる食い物なんか存在しない」という声もあるでしょうが、それにつけても煙草に代表される嗜好品というものの需要は『貧しさ』と直結するかのようです。
昔、カンボジアへ旅行したとき、その切実さに驚きました。


今でこそタイ側から簡単に入って見ることの出来る『ポル・ポトの墓』ですが、当時は地雷の撤去作業も終わっていず、国境付近の治安がかなり流動的だったので、見に行くとしたらカンボジア側から入山し、数ある軍の検問を抜けて行かねばなりませんでした。
そこでわたしは宿泊していたゲストハウスのスタッフ兼バイクタクシーの運ちゃんにガイドを頼み、バイク2ケツでのアンロンベン(墓があるとこ)行きを決行しました。

さて、アンロンベン付近の街(といっても屋根は全て藁葺きみたいな・・・)に到着した折。
ガイドが「ここで煙草をたくさん買っていけ」と言います。どうやら検問での交渉に使用するらしく、わたしはクロマー(大きいスカーフ)に詰めれるだけの、現地で言われる「高級煙草」を購入しました。ガイドは「そして俺にも一箱くれるのだ」と言いました。

やっとのことで入山し、いくつかの軍の検問、そしてその先の案内にいたるまで、このガイドは全て「煙草数箱」で交渉してくれました。
みんな煙草をちらつかせたら一気に顔がゆるむんですよね。

意外なほど簡単に、あっさりとポル・ポトの墓にたどり着いたわけですが、それよりも印象に残ったのは、山の中そこここに立ててある『デンジャーマイン(地雷注意)』の看板。わたしはすっかり恐ろしくなってしまい、ガイドに「絶対に道をそれてはいけないよ、君ィ」と、料金後払いの強みをいかして言ったものです。

そして驚いたことにはこの山、住んでる人がいるんです。
例の看板をオモチャにして遊んでいる2歳かそこらの子供。それを見て、煙草でなんとでもなるっていうのは、こういう貧しさやたくましさと直結しているな、と思いました。


嗜好品はそれをたしなむ人の状況によって、それへの欲求が違ったりするのでしょうね。わたしだって、他に口に入れるものがなかったり、たのしむものがなければ煙草を吸っていたんだと思います。少なくとも若い頃の両親は吸っていましたし。
別に喫煙者を擁護するつもりもさらさらありませんが、しかし煙草を吸わない人がただめったやたらに「煙草は吸ってもなんの一利もない」と言ったり、また喫煙者が遠い目で「煙草は吸うの?・・・そう、吸わない方がいいよね、煙草は何もいいところが無いよ・・・」と分かったようにほざいているのを見ると、妙に腹立たしくなります。

矛盾していることをやるのが人間で、そこに幸せ、喜びを感じるのもまた、人間ではないでしょうか。
そして嗜好品をたしなむ資格があるのは、こういったことを「想像することのできる大人」なんだと思います。
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