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ちくわの夜明け

北朝鮮 よど号グループ取材記・11 平壌の学校

2013-07-04 20:33:18 | 映画制作
訪朝5日目 その2。


昼休みの後、よど号グループの方々と共に観光コースである『平壌6.9中学校』へ。

校舎と校庭。


中に入ると、いい感じの校長先生がご挨拶を。

「全教職員を代表して、熱烈に歓迎します」

そして校内案内。
基本的に電気はあまりついておらず、雨が降っていたせいもあって暗かったです。
しかしこういう電気の使い方って見習うべきものがありますな。

学校の歴史がパネル展示されている教室にて。

1969年6月9日、金日成氏がこの地を選定したから、6.9中学校となったそうです。こういういきさつはだいたい予想できてたので「あやっぱそっか」と思ったのです。

授業中の教室へ。
「生物」の時間だとか。そして、彼ら彼女らは中学3年生だそうです。もちろん日本の中学の割り当てとはぜんぜん違いますよ。たぶん9~10歳くらいですかね。

これは何の時間だったか…暗記させて、前で喋らせる、というものだったかと。
つまっている男の子もいてなかなかハラハラさせた。先生が怖そうだったから。

移動中、廊下でよく見かけたのはこうしたプロパガンダアート。
内容はよく分からないけど「ぼくたちわたしたちは死ぬまで闘う!!」という漲りが感ぜられる。


カッコイイな~こういうのは無くならないでほしい。
この洗練されてないやぼったさからほとばしる力強さが実にいい。

また、こうした生徒の写真パネルも。

「今月のよくできた子」とかそういったアレでしょうか?

次いで、剥製のお部屋。狭い中にもいろいろいました。


そして本日のメインイベントであります。
どこからともなく音楽が…

ついていくと。

ヘラッシェイ!!!とばかりに生徒さんたちによる歓迎のコンサートが。これも名物のようです。
ほとんどが女の子で、だいたいかわいいです。うっすら化粧してたり。

で、やっぱりものすごくうまい。小学生高学年くらいの年齢が中心ですが、レベルが高い。
たぶん中途半端に「部活」って感じでやってないんだと思います。

歌も

踊りも

とにかくお上手。たまげた。

テレビとかで北朝鮮の子供がニコニコーーーーって笑って歌うところが流れると「わざとらしい笑顔で気持ち悪いなー」と、わたし自身も思っていました。
しかし生で見ると、これはこういう余興、演出なんだな、と。つまり、そりゃ心の底から笑ってるわけじゃないだろう、でもこれはこれでひとつの芸なのだ、と感じました。

たぶんもう何回も見てるよど号メンバーの方々と共に鑑賞。

北朝鮮の「けいおん!」的な。

最後はみんなで手をとって踊る。これはオッサン観光客喜ぶだろうなー。うまいわ…

その後みんな揃って記念撮影。この後われわれも入ってみんなで撮ったのですが、なんか彼女たちはいい匂いがしました。

これで終わり、というところで訪朝団からサッカーボールが校長先生に手渡され、お礼。少女たちからもお礼と手を振っての挨拶。

われわれが見えなくなるまでお別れの演奏が続きました。





続く

前回まではこちら
【北朝鮮 よど号グループ取材記・1 北京】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・2 平壌へ よど号グループとの初対面】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・3 よど号グループ帰国問題談話・平壌観光】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・4 人民大学習堂/万寿台の丘】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・5 主体思想塔と平壌の遊園地】
北朝鮮 よど号グループ取材記・番外編 北朝鮮のハンバーガー
【北朝鮮 よど号グループ取材記・6 祖国解放戦争勝利記念館】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・7 大同江果樹農場】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・8 『赤軍という現象の歴史的再定義』】
北朝鮮 よど号グループ取材記・番外編 「犬食った。」
【北朝鮮 よど号グループ取材記・9 『北朝鮮という国』】
【北朝鮮 よど号グループ取材記・10 『田宮高麿』】



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