はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

瀬戸内1日目(イサム庭園)

2010年10月28日 | 旅行
昨日、無事帰宅しました。なんて濃厚な1週間だったことか・・・・
忘れないうちに自分メモとして旅日記を記します。(くどいくらいに続きます

1日目、まずは、念願だった高松市イサム・ノグチ庭園美術館へ
ここは往復はがきで鑑賞申し込みをしてからしか鑑賞できない不便な所だが、行って正解!大正解!今回一番良かった場所になった。

イサム・ノグチが晩年アトリエを高松に構え、一年の数ヶ月をここで製作に没頭したというアトリエと住まいと作品(途中で終わってしまったものも含む)が、そのままの状態で保存されている。使用している石は、すべて高松の石(石の産地)というわけではなく、海外の堅い石をつかったものが多かった。(持ってくるだけで相当な費用もかかるんだろうなあ・・・)

アトリエの前にゴロゴロと配置されている制作途中の石たちは、それぞれが、それぞれの出番を待ってるように、静かにそこに佇んでいた。ちょうど小雨が降っていたので、しっとり石肌が濡れて美しかった。そして、蔵の中には、完成後の大きな作品が堂々と展示されていた。戦争反対の意味を込めた作品は、押しつけがましくなく、一切の無駄が無く、時が止まったようにそこにあった。「芸術は、すべて未来への贈り物」というイサム・ノグチの贈り物を目にした瞬間だった。圧倒的な存在感。

しかし時間制なので長居できず、少し庭園内を散歩して美術館を出る。

非常に不便な場所で、最寄りの駅まで徒歩20分。最寄りバス停は、もう少し近いのだが、バスの本数が少ない。しかたないので駅に向かって歩く。タクシーを呼んだ人たちがタクシーに乗って横を通り過ぎていく・・・
駅に着いたら、ちょうど高松港方面の電車が来ていたので飛び乗る。電車内には、イサム庭園で一緒に鑑賞していた人たちがちらほら乗っていた。(多分タクシー組)

無理して小走りしたが、この電車に乗れたことが後々の旅程に余裕をもたらす幸運の鍵となったのだ
午後は、いざ瀬戸内国際芸術祭へ

つづく・・・

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