はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

肥前吉田焼 窯元見学ツアー

2016年09月02日 | 仕事のはなし
あっという間に9月に入ってしまった。

父の初盆にトンボ帰りで帰省したついでに、合間をぬって長新太の絵本原画を観たり、あいちトリエンナーレを少し覗いたりしてきた。8月に帰省するなんて以前はありえなかったはずなのに・・・そんな夏です。

長新太は、子供の頃に大好きすぎて全ページ模写してしまった「おしゃべりなたまごやき」って絵本の作者なんだけど、人間的な面とか全く知らなかったのだが、直筆の日記を読んでたら、また好きになった。

そして、島に戻ってアレやコレや仕事を片付けて、またすぐに島を飛び出して、今度は佐賀県嬉野温泉近くの肥前吉田焼という焼きものの産地の窯元見学ツアーに行ってきた。正直吉田焼って知らなくて、たまたまネットで見つけたデザインコンペのサイトから見学ツアーの内容を読んで、面白そうなので応募してみたのだ。

有田焼は名前ぐらいは知ってるし、今流行の波佐見焼とかも知っている。が、吉田焼?はて?窯元の数も少なくて小さな集落だけど、量産体制の工場があるらしい。個人で仕事場を見せてもらう機会はそんなにないし、集落の路地裏を歩くこともない。デザインコンペに応募するしないに関わらず、広い意味で自分にとっては貴重な体験になった。デザイナーがデザインするうえでの考え方、注意点、それを受け入れる側の窯元さんの吉田焼、嬉野を盛り上げていきたい熱い想い、ああ、みんな頑張っているんだなあ。面白いなあ。デザインして商品化されるチャンスでもあるのかあ。。。そういうのも面白いなあ。。。だって自分で量産するのイヤなんだもん。え?あ、そういうんじゃない?木工もアイデア帳にはアイデアいっぱいたまってるけど実際作ってないものがたくさんある。売れなくちゃ話にならんのだけど、そういうことばかりでもないのかもしれない。とか、まあ、一人で悶々と。

で、ついでに有田の街も散策してきた。近いからね。あのへんは、実に面白い場所ですね。波佐見、嬉野、武雄、有田、伊万里、ただ難点はレンタカー借りなくちゃ自由に動けないってこと。それもこれから改善されていきそうな匂いを感じて、将来性を感じてワクワクするゾーンになってきた。焼きもの好きはもちろん、それ以外もこれからもっと楽しくなりそうです。九州は面白いな。血が流れているからだろうか?やっぱり九州好きです。はい。