はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

テレビ出演

2019年08月28日 | 仕事のはなし
ちょうど去年の今頃サガテレビさんからお話をいただいて、我々のドキュメント番組を作って頂くことになりました。
ドキュメント九州という番組で、九州、沖縄の各県が持ち回りで放送している、そこに暮らす人を密着取材して作ってる番組です。放映は2019年2月でした。
めんどくさいとは思ったんですが、ま、いっか。と、軽く引き受けてしまいました。後でよく考えたら我々のような適当な人生送ってるような、しかも小汚いオヤジ、オバハンがテレビに写されても誰も見たくないだろう。実際のところ去年は収入も不安定で、工房リフォーム始めちゃったし、方向性も定まってないのに見切り発車で私が勝手に店を借りちゃったし、おまけに母の移住もそそのかしちゃって責任重大だったし。なんだかなあ。と、後悔したりもしたんですが、スタッフの方々が良い人ばかりで本当にお世話になりました。屋久島にも一緒に行って楽しかったです。屋久島の元工房を撮った空からの映像には感動しました。実際は少ししか映ってなかったけど。あ、その時の写真欲しいなあ。







なかなか貴重な体験をさせていただきました。恥ずかしかったけど。おかげさまで「見たよ!」という方が遠くから何人も店に来ていただいたり、現在も応援してくださる方が増えて有り難い限りです。

その後も長崎のテレビ、福岡のテレビ、雑誌取材などにも来ていただき、色んなところで紹介して頂けて本当にありがとうございました!小汚いオバハンが何度も登場してすみません。出来るだけ猫かぶって誤魔化しました。

そのおかげとか、有田町観光協会とか、まちおこし協力隊の方々の応援もあり、有田が1番賑わう(というか、この時しか賑わってない!)春の陶器市は1年前とは比べ物にならないぐらいお客様が来てくださり、ようやく店も軌道にのれそうだと確信した次第です。が、が、が、残念なことに、諸事情により店を一旦閉店することになってしまいました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも、一旦閉店するだけなので、次なる機会があればまた再開する予定ではありますよ。はい。

工房リフォーム(1階)

2019年08月28日 | 仕事のはなし
住むにあたって、階段を少し改良しました。
1本の急な長い階段を途中で折り返して上り下りを楽にしました。簡易手すりもつけたので安全性を確保しました。折り返した部分の写真が無いですが。





そして、入り口の外壁も塗装完了です。





11月から有田町内の古家自宅から自力でせっせと荷物を運び入れて、なんとか工房2階で生活できるようになりました。

そして、12月中旬には、その空いた古家自宅へ私の母が愛知県から移住して有田町民に加わりました。
え?一緒に住まないのか?って?工房は山の上で車が無いと何処へもいけませんから。でも古家自宅はスーパーも近いし、駅も比較的近いから便利な場所なんです。好きな時に自分でどこへでも行けますから、動けるうちは一人暮らしを自由に楽しんでもらいます。
いやいや、お互いの生活リズムも違うし、丁度良い距離です。車で10分ちょっとですから。何かあれば走っていけます。で、母は、ようやく最近は慣れてきたような感じにもみえますが、どうでしょうねえ?心許せる友人がまだいないから、それがネックですかねえ?家が古くて問題もないことはないです。でも近所の人たちが、しょっちゅう声かけてくれたりしてて、何かと心強いです。まあ、私達が約2年住んだ場所なので、今では近所の方もみんな顔見知りで事情もよくわかっているから安心です。

工房のある私達が今暮らしている地域は、田んぼが広がる高台で日当たりも良く、清々しい空気感の健康的な場所です。田舎のお付き合いは思ったよりディープで最初はビビりましたが、半年たって少しずつ慣れてきました。郷にいれば郷に従えです。なるようになれ。って感じですね。しかし、立派な建物です。木造で土壁って気持ちがいいです。床は自分で貼った無垢板だし。借家ですが、家賃安く貸して頂いてて有難いです。



工房リフォーム(1階入り口)

2019年08月28日 | 仕事のはなし
あちゃー!随分月日が経ってしまいました。

と、とりあえず、工房リフォームの続きメモです。
1階入り口部分をリフォームしていた1年前の話です。

元々この建物は倉庫として使われていたので入り口は大きなシャッターが付いてました。



でもいちいち開け閉めして出入りするのは面倒だし、冬は寒いし、開けっ放しだと野良猫ちゃんや鳥が入ってくるから壁を作ってドアを設置することになり、ウチのおっさんが一人でコツコツとリフォームしました。
まず壁を立ち上げるためにブロックを置き、柱を何本か立てます。そして壁を作りつつ、通販で買ったサッシをはめる。と、口では簡単ですが、まあ、夏の暑い時期におつかれサマでした。本当は、仕事場部分も、もうちょい手を加える予定だったのですが、途中仕事が忙しくなっちゃったので中断したらそれっきりです。

















工房リフォーム(その3)

2019年01月17日 | 仕事のはなし
奥の部屋の出入り口の障子は、リサイクル品を洗って修理して塗装し直したものです。通販でレールを買って取り付けました。最後の床貼りは私の担当。とりあえず一部屋だけは天井がある箱になりました。寒い日は籠もればいいでしょ?それ以外の部分は立派な梁が丸見えで、屋根との接続部分は隙間だらけの通気性抜群の状態なんです。今?冬ですからもちろん寒いですよ。ふふふ。

この工事をしていたのは夏。夏は夏で、天井がない部分は暑い暑い。おまけに1階の瓦屋根が太陽光を反射してくれるもんだから、これがまた窓からじわじわと暑くなるわけです。実は、相棒氏、体調崩して危機一髪?熱中症になったこともありまして、大急ぎで取り急ぎエアコン付けました。もちろん部屋が広過ぎて全部は効かないのですが。無理は禁物です。若くないのでね。


熱中症になってしまった相棒氏、この頃には1階の改造に入っていて、私は、2階の土壁に珪藻土を塗装しておりました。全部の壁じゃなくて、見える所だけ、とりあえずね。荷物を運んでしまったら塗りにくいから。まあ、私も熱中症じゃないけど体力の限界?流石に2018年の猛暑に体調やられてフラフラになりながらの作業ですから作業効率が悪すぎ。おまけに10月に大阪のギャラリーでのフラワーズ展の準備もあって、8月半ばから9月半ばまでは、一旦リフォーム作業は中止しました。

仕事しながら、リフォームしながら、注文も抱えて、何もかも中途半端な状態。。。
おまけに、古家が空いたら、その家に私の母が有田に引っ越してくることが決まり、もう、急展開の人生ですわ。怒涛の日々が続きました。

写真は、壁塗りの様子です。下地にシーラーを塗ってから珪藻土で上塗りしています。土壁は柱との隙間が空いているから、出来るだけ埋めたかったけど、ほとんどやり残しております。サッシとの隙間も微妙に空いておりまして、どこからともなく冷たい風が吹いているのは気のせいではないでしょう。。。






工房リフォーム(その2)

2019年01月15日 | 仕事のはなし
色々な作業が同時進行で進んでいたので写真記録がいい加減です。せっかくならきちんと記録しておけば良かった。。。

私のメイン作業は床貼りです。
まずは土台の床の調整?がたつきがあるので、クッションシートを一面に敷き詰めることにしました。本当は水平を見てきちんと調整しないとダメなんだろうけど、まあ、多少のことは大目に見てもらいます。





で、その上にコンパネを敷き詰めます。すると1階からのホコリが入らなくなりましたね。逆に2階で出る木屑などのホコリも落ちなくなりました。この頃は、奥の部屋を作り始めてます。柱を立てて、壁を作って天井を貼りました。(相棒氏が)





で、ようやくフローリング材を貼っていきます。杉の無垢板は素足に優しくて好きです。猫が爪を研がないように願いますが。。。



あ、ちなみに、この工房入り口に積んである山は、フローリング材です。通販でB級品を安く購入。
コンパネは1枚が重くて2階に運ぶのは全部!相棒氏に任せたけど、フローリング材は1枚の重さは軽いので、自分で運びましたよ。数枚ずつ、せっせと。ヨロヨロしながら。あー、2階が遠かった。辛かったなあ。



続く…

工房のリフォーム記録(その1)

2019年01月15日 | 仕事のはなし
新年明けてますね。おめでとうございました。
このブログも忘れた頃に更新しております。自分の記録として書いてます。
さて、去年6月から始まった工房のリフォーム、完全に終わってないけど年末から工房2階に引っ越して住んでます。写真を見てたらすでに懐かしくて記録に残そうと思います。

工房の2階は1階同様、仕切りも何もない床が貼ってあるだけの空間でした。



床といっても隙間から1階が見えるぐらいの簡単な作りです。広くてそのままギャラリーとか店にしたいぐらいだけど、背に腹はかえられぬ。住めるようにしましょう。と、まずは、プロの業者さんにトイレとユニットバスを設置してもらってからのスタートです。あ、ちなみにこのお家は賃貸です。有難いことに格安で借りて好きに改造させてもらうことになりました。





風呂の脱衣場兼洗面所になるように小部屋を作ります。







同時進行で階段を上がった所に壁を建ててます。ドアを付けて一応住まい部分の玄関になる予定。





石膏ボードの壁には最初壁紙を貼ったのですが、気に入らなくて、全部剥がして珪藻土を塗り直しました。
ちなみに、壁の土台などの大工仕事は相棒氏が1人で黙々と作業して、私は壁塗りと、床貼り担当です。

続く…

新年あけてます。おめでとうございます。

2018年01月10日 | 仕事のはなし
有田に来て初めてのお正月は、近所の神社に初詣に出かけ、ダラダラと1人酒飲んで(ウチのオッサンは下戸)面白くもないテレビ付けっぱなしで本読んで、漫画読んでました。
で、2日目あたりからムズムズし始めて、3日には年末に作りかけて中断していた猫玉を仕上げることに。ああ、何かやってないとダメなヒトなんです。貧乏暇あり?採算合うのか?よくわからなくなってきた。時間かかりすぎて悩む。値段どうしようか…






ま、いっか。

さ、次次、と、ようやく粘土を触り始めたぞ。ここんとこ1ヶ月以上触ってなかった。ふぅ。まずは石膏型取り用の原型作りから。色んなバージョンのフィギュアをまずは作る。手を動かし始めたら、あら不思議!次のアイデアが湧いてくる。ああ!作ってる最中に次に作りたいモノが頭の中で早く出せ!とうるさい。





そのアイデアをカタチにする技術を習得しないと。人生先は長いと思いたいね。

とりあえず、今年もよろしくお願いします。ペコリ。



第4回 ささま国際陶芸祭に参加してきた。

2017年11月27日 | 仕事のはなし
静岡県島田市ささまでの国際陶芸祭に参加してきました。





このイベントは、アートディレクターでもある海外で大活躍の陶芸家道川省三氏の人脈が最大限に発揮された特別な素晴らしい祭。彼の人柄に惹かれて魅せられて集まった国外、国内作家はもちろん、ボランティアスタッフの人たち、地元の方々の熱い想い、おもてなし、全ての人が大きなパワーを生み出し、過疎地ではありえないような夢のようなイベントだった。

前半2日間は、「学ぶ」がテーマで招待作家によるデモンストレーション、スライドレクチャーなど非常に内容の濃い陶芸についての勉強。







技術面はもちろん、それぞれの作家のストーリーとか制作に向けての想いなどを実際に目の前で仕事をみながら感じられる大変貴重な体験だった。


ちょっとツボにはまる内容もあって、いやあ、いろんな人がいるもんだなあ。と思いました。
とにかく、作家の人柄、性格が、作り方にも作品にも出るんだなあ。ほんとに面白かったです。

後半は、参加した作家それぞれが作品を展示販売してお客様、作家同士で交流する2日間。




自分のブースに留守の書き置きして(電話番号書いて)、あちこち観て回ったり、地元の方々の料理を楽しんだり。
展示も自分はいわゆる駄菓子屋的な?庶民的というか、なんていうか、他の作家さんにくらべたら場違い?いや、たまにはこんなのもあっても良いですかね?てな感じだったのですが、ありがたいことに、「あ〜、ここ和むわね〜」「どうしてもこの子連れて帰りたくて電話して待ってました!」とか。結局二日目は昼飯を買いに行く暇もないぐらいに数時間ほど忙しくさせていただいて、意外と売り上げものびて驚きました。一般のお客様には、自分のような庶民的作品も役に立ってくれたんじゃないか?と、安心しました。

今回学んだことをひとつでも役に立てられるよう頑張りたいです。

そんなこんなで怒涛の日々が終わり、ようやく一旦落ち着きました。
そろそろ新工房、新店舗作り、住居のリフォーム続きにも取り掛かりたいです。

日本の考古特別展、シャガール展にも行ってきた

2017年11月27日 | 仕事のはなし
運慶展の後、常設展の日本古代の発掘された焼き物や埴輪を鑑賞。







やっぱ自分はプリミティブなモノが好きなんだなあ。都会的な美しさも美しいと思うけど、もっと土着的な名も無き作家が作ったものが好き。パワーを感じるモノ、手跡の残ったモノ、嫌味の無いモノ、計算高くなくて。アウトサイダーと呼ばれるようなモノに魅力を感じる。

自分もいやらしくならないように、いつまでも下手なままで(いや、もうちょっと上達するべきか⁉️)、ハートに訴えられるモノを作れるようになりたいなあ。

で、もうちょい時間が余ったので東京ステーションギャラリーでシャガール展を観た。



シャガールは、それこそ日本人ファンが多くて、あっちこっちの美術館で展示してるけど、立体は今回初めて観た。それまでシャガールのことを自分がそれほど注目してなかったのは、今までの大美術館での大きな洋画を人混みの中で流されて観てきたからだったのか?こじんまりとした部屋で間近で観る絵があんまり美しくて感動した。立体モノもテラコッタ粘土を使った作品や石膏に色を付けた作品、ブロンズ、大理石を削った作品、それらのアイデアスケッチ、はは〜!なるほどね。ひとつの線で繋がった。

トータルでシャガールなんだ‼️

いやあ、今回は改めて自分の好きなモノを確認できた。次のステップへ繋がるように、これからも自分次第なのだな。と、いう美術館巡りでした。

ジャコメッティ展、運慶展に行ってきた

2017年11月27日 | 仕事のはなし
せっかく有田から出張してきたのだから、空いた時間を利用しなくては!と、まず手始めに豊田市美術館でジャコメッティ展を観た。



ジャコメッティは数年前にベルリンの美術館でたくさん観たから今回はパスしようかと思ったんだけど、当時より自分が立体作りの作り手としての見方に変わっていて、手跡や空間の置き方や過程について深く感じることができて良かった。
ただ、記憶メモしようと簡単にメモっていたら、係の人が飛んできて「模写はダメです。」と言われちゃった。でも覗き込んで、「これくらいならいいかもしれませんが一応お伝えしておきます。」って。なんか日本の規制って厳しいね。じゃあメモは頭に納めなくちゃいけないのか?
初期の作品がとても良くて、もっとじっくり観れば良かったかな。その後は、矢内原氏の本をちょっと前に読んでいたので、彼をモデルにした作品を当時の様子を想像しながら観たけど本に書かれていたような激しく何度も何度も描き直したりしていたとは思えない。いや、ひとつひとつはそうなのか?芸術家は永遠に満足することは無いのか。。。

次に東京上野まで運慶展を観に行ってきた。



平日のちょうどお昼時で、どっかで食事してから行けば良かったのに何も考えず直行しちゃって大後悔!長蛇の列に1時間ほど大人しく並び(ご老人が8割ぐらいで皆さん立ちっぱなしで大丈夫かいな?と心配するぐらい私は疲れたんだけど…)ようやく中に入れたと思ったら中も凄い人混みで、入口付近の作品は人をかき分けてみるのも大変で、私は端折って次に行っちゃいましたよ。
でも本物にどうしても会いたくて無理して行ったからには不動明王に会わなくちゃね。おお!いたいた!その辺まで来たら人もまばらになってきて、ゆっくり観れたです。写真でみるより筋肉隆々でカッコよか〜❗️それにしても仏像って人間じゃないけど人間っぽいね。妖艶だったり、お伽話の役者みたいだったり。ひとつひとつの細かい彫り跡も素晴らしく綺麗で、一体どのくらいの時間をかけて作ったんだろう?そして、やっぱ仏像だから手を合わせたくなっちゃうよね?ありがたい感じ?美術館の中にいると作品ってことになるけど。イメージで作ったのだろうか?そういうこと、ちゃんと学んでみるのも面白いだろうなあ。
そして、またいつか京都で仏像観る旅をしたいな。ゆっくりね。