はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

陶芸の作品を観てきた。

2013年09月23日 | 絵のはなし
なんだか今月は忙しくて、バッタバッタしていたら月末じゃないか!
先月の記憶が薄れないうちにメモっておかねば。

先月、岐阜県現代陶芸美術館に初めて行ってきた。
「陶芸の魅力×アートのドキドキ展」
これにギリギリ間に合うように帰省したわけで、やっと行けたのだった。

画家、彫刻家など陶芸家じゃない作家の作る陶芸の作品は、自由で斬新で単純に面白い。
陶芸の技術指導は、きっとプロから受けての制作だと思うし、焼きや釉薬の手ほどきも、それなりのプロから教えてもらっている部分が大きいとは思うんだけど、やはり作家の味がそれぞれ出てくるのが凄いところだ。奈良さんの作品もそうだけど、舟越桂さんの作品なんて、小さいのにすごくいいんだもん。手の跡とか、さらーっと作っちゃったような?彫刻家だからあたりまえなんだけど、やっぱり何かひとつ秀でた人は何作っても凄いんだな。何か違うんだよなあ。スペインでも観て感動したんだけど、ピカソやミロなんて別モノですわ。なんなの?ちょっと!って、思っちゃう人多いんじゃないのかな?
(元をたどればアフリカとかのプリミティブアートに通じるところもあるんだけど・・・)

他にも面白い作品がたくさんあった。
国内外の陶芸家の作品の中では、雑誌や新聞を焼きもので表現してる三島喜美代さんが面白かった。

絵を描くこととか、木で作ることとか、それぞれの素材ごとに表現が自由にできれば、より楽しくて面白いはずだ。その中では、焼きものは焼きのことや釉薬のことなど基本的な技術が分からないとできないから簡単にはいかないんだけど、よく考えれば、どの素材でも同じか?

どうやって作ってるのかよくわかんないから、今回一緒に観に行った陶芸の先輩友人に少し教えてもらって、わかったような?わからんような?情けない自分ですが、Sちゃんありがとね!

それと、もうひとつ「伊藤慶二展」を観た。
岐阜土岐市の作家さんで絵画と陶芸の作品を作っている人で78歳くらい?
新作の長崎をテーマにした絵画や新作にも感動したんだけど、最後の部屋にあった頭部や上半身のオブジェに釘付けになってしまいました。

カタチ、風合い、大きさ、色合い、すごく好き!
大収穫の夏だった。

ホントに自分は、まだまだ何も始まってないけど、死ぬまでにはもうちょっと進化したいと思う。
素材は木でも土でも紙でもいいから、手当たり次第挑戦していきたいな。

最近では、仕事のこととか、その他のこととか、細かい小さな出来事とか、なんだかどうでもよく思えてきちゃってさ。
人間関係も来る者拒まず去る者追わず。迷惑はかけないように努力するけど、所詮わがままなヤツなのでマイペースで気の向くままにやらせていただきます。

そんな自分ですが、同年代以上の年上の方の考え方や生き方などに、妙に納得したり感心したり安心したりするようになったってことは、歳をとったってことでしょうか?

多分そのようですね?いいことかもしれない。。。
たまには木も彫ってみた。試作ネコ。


あいちトリエンナーレ2013

2013年09月14日 | 旅行(帰省編)
先月ちょろっと帰省した際、空いた時間を利用して「あいちトリエンナーレ」に行ってきた。

まずは、一人でふらっと長者町エリアに。
奈良美智さんたちの「THE WE-LOWS ザ・ウィロウズ」カフェ&ギャラリーへ行ってみる。
めっちゃ暑いなか地図片手にようやく辿り着き、アイスコーヒーで生き返る。芸祭みたいなノリの空間で関わった人たちの楽しさが伝わってくる。でもあまりの暑さでギャラリーの作品の記憶が薄い。ここでライブ観れたら楽しそう!いいなあ。


次に「シュカルト」日常的な個人の感情と結びつくデザインを提案し実践的活動を行う?よくわかんないけど、車輪のついた植木オブジェを電車ごっこみたいにロープを引いて歩いてください。って言われて引っ張りながら刺繍のメッセージを見て回った。この車輪つきガーデニングが良いではないか!ねえ?


その後、工事現場みたいな足場の上を歩きながらビルの屋上まで上り、ゾンビ映像に自分を投影させて遊んでみたり。そういや、ここ暑さが半端なくて誰もいなかった。




伏見地下街では、ブルーに染めた階段モチーフの異空間を楽しみながら昭和レトロ感たっぷりの地下街の店先を眺めて楽しんだ。






しかし、とにかく暑くて暑くて。まるで室外機の風に当たってるような空気に息が苦しくなって。名古屋って、こんなんだったっけ?もっとあちこちじっくり観たかったけど途中で断念。瀬戸内芸術祭とかと違って名古屋は日常の中のアート祭だから盛り上がりに欠ける気がしたけど、暑さのせいで人が歩いてなかったのかも。秋になれば盛り上がるのかな?

そして次の日、愛知県美術館で友人たちと待ち合わせ。
入り口の地下でヤノベケンジのサンチャイルドに出迎えられてテンションが上がる。


10階の会場内では、学芸員の説明が聞けるタイミングだったので、せっかくなので他の人たちと一緒に聞きながら観てまわることにした。
が!最初のソン・ドンの部屋でゆっくり観てたら、すでに集団の一番後ろになってしまう。


そして、コーネリア・パーカーの部屋では、管楽器を潰したオブジェがぶら下がる内側に入り込んで怒られる友人たち。なにやってんだか(笑)

その後は、集団から外れてマイペースで観て廻る私たち。あかん。落ちこぼれた。
だってさ、ヤノベケンジの結婚式場の椅子の細工とか、銀ピカのサンチャイルドとか、ゆっくり観たいよね。やっぱり。




あいちトリエンナーレの今回のテーマは、「揺れる大地ー我々はどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」東日本震災後それぞれのアーティストがそれぞれの考えで作品を発表していた。
勉強不足で時間も全然足りなかったけど、他の会場もゆっくり見てまわりたかった。

最後に、ミュージアムショップのガチャガチャでこんなの見つけちゃった!
友人たちにも協力してもらって奇跡的にダブることなく、ほぼ全種類集めちゃった!わーい!わーい!