はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

つづき・・・

2014年07月30日 | 旅行(帰省編)
すぐに続きを。と、思っていたら随分日にちが経ってしまった。

観光シーズンに入って少しずつ店にお客様もいらっしゃるようになったので、接客しつつ売るモノを作る日々。そんななかでも夜明けとともに起き、数時間ごとの老犬の介護に追われ、テレビ、DVD、好きな本もゆっくり読めずに時間が過ぎてゆく・・・

陶芸や絵?とんでもない。今はとりあえず生活費を稼ぐだけで精一杯。まあ、焦らずいこうではないか。

さて、帰省旅の記録メモの続きを。
岡山を散策した翌日は、岡山駅を早朝に発ち、静岡県三島にある「クレマチスの丘」へ向かう。三島駅から無料シャトルバスがでているので交通の便が非常に良い。


「イケムラレイコ」展を観る。テラコッタでつくられた巨大なウサギ観音は思ったより大きくて、事前にみたテレビや写真のイメージの数倍も良かった。顔の表情も豊かで作家の手跡も目の前で感じられた。震災後の福島で耳のないウサギが生まれたことがきっかけになって作られた作品だと書いてあった。(ちょっとうろ覚えですが・・・)





もちろん、その大きなウサギには感動したのだけど、展示室の出口付近にあった小さな横たわった顔のオブジェにすごく惹きつけられた。別館のベルナール・ビュフェ美術館では、大きな作品が展示してあり、今までさほど好きでもなかったが感動した。ちょっと?随分?遠回りの帰省旅になってしまったけど、とても有意義な時間を過ごせた。

実質3日間の短い実家滞在になってしまったのに、これでもか!と、名古屋のギャラリーも少し覗き、島に戻りました。

その数日後には、名古屋から学生時代の友人2人(プロの陶芸家と広告デザイナー)が来島。昼間は好きに2人で島内を観光してもらい、夕食だけは、みんなで作って美味しく食事。制作苦労話やお互いにアドバイスしたり色々な刺激的な話が尽きず日々寝不足に。帰省旅で出会った作家さんや友人たちとの会話の中から何かヒントをもらったような?このタイミングで友人たちが来たことの意味?確信みたいな?このまま突き進むしかないということかな。



両親のこともアタマの片隅で心配しつつ、今は足元を見つめてできることを精一杯やるしかない。そんなことを想う今日この頃です。

PS:今回、ガラスのサンドブラスト体験をしてきました。
この機械欲しいなあ。。。。木にもできるみたいだし。。。










岡山、静岡、ギャラリー&美術館巡りしながら帰省

2014年07月13日 | 旅行(帰省編)
6月下旬、鹿児島串木野の借りていた部屋を引き払い、お世話になった方々への挨拶を済ませて岡山、倉敷、静岡のギャラリー&美術館に立ち寄りながらトンボ帰りで実家へ帰省してきました。

老犬介護生活は、ますますハードになってきて動物園の飼育員さながら早朝からコンクリート床をデッキブラシで掃除して、汚れたタオルや座布団などを洗濯。梅雨時期ということもあってそれが全く乾かず次々と干すものが増えていく。洗い替えは大量にあるから困らないけどスッキリしない日々。

色々と試行錯誤で対策を試しているが、無理矢理オムツを装着させる方向で落ち着いてきた。工夫すればなんとかなるもので、尻尾の穴から漏れるのを防止する為にビニール袋をガムテープでくっつけている。犬も気持ちが悪くなると鳴いてくれるので早く気が付けば汚れが最小限ですむようになってきた。足を引きづりながらも動き回るのでオムツがズルズルと外れてしまうのがネックであんまり放置できないが、それでもかなりラクになった。ボケが始まったのかもしれない夜泣きもたまにあるけど、まあ、人間もこの生活に慣れてきたところだ。

そんなわけで、我が家では必ず誰かが留守番するようにして、島外にでるのは一人ずつ交代で行っていたのだが、今回でそれもおしまいにした。これからの夏のシーズンでは生活費も稼がないといけないし、犬が旅立つまでの期間は納得がいくまでお世話することにします。



で、今回の帰省旅の自分メモを少し書いておこうと思います。
倉敷に初めて行ってきた。天気もよくて早朝は人も少なく静かに散歩。



まず、大原美術館で時間をつぶし、木工の超有名組み木作家さんのギャラリーと林源十郎商店というデザインマーケット内のギャラリーで最近気になっていた作家(にしおゆきさん)の個展を見る。
陶製の人形はどれも手のひらサイズで愛らしい。物語のワンシーンを立体で表現している作品など素焼きにアクリル絵の具で着色しているだけなのだろうか?それにしても雰囲気つくるのが上手で勉強になった。2日目だというのにほぼ完売していることにも驚いた。

午後からは岡山駅に戻り、バスを利用してギャラリーを2軒回った。1軒目は、美術館みたいな中規模ギャラリー(アートガーデン)で綿引明浩氏の絵の展覧会とガラス作家さんの個展をみた。綿引さんの作品にはエッチングもあったので自分的にはそれが良かった。2軒目(CAFE×ATELIER Z)は、針金と木工のオブジェ作家さん(結城琴乃さん)の個展初日で、ご本人とたくさん話をすることができてラッキーだった。木工作品は、家のオブジェをたくさん配置して街を作っていました。船をモチーフにしていたり。家のモチーフは色んな人が色んな家を作るけど、ユウキさんの家はあたたかみのある家でした。針金の作品は、とても繊細で揺れる葉っぱなどの空気感が素敵でしたが、自分は蟻の作品に心惹かれて購入しました。木工作品は、仕事柄作ってる方法など容易に想像できてしまうのですが、キレイに作りすぎず、少し手仕事を残したままで完成させることが自分には難しいので他人の作品をみるのは勉強になります。展示の仕方もとても勉強になりました。同じ年代の家庭をもった女性が頑張ってる姿はとても刺激になります。



(つづく)