はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

買い物

2008年12月28日 | 旅行
おまけです。今回、自分用に買った土産を紹介しちゃいます。人にあげたものは画像がないので・・・



これは、グラナダの文房具屋で見つけたクレヨン。色が素敵!



これは、スペインでは有名陶磁器メーカーの器と皿。
割れるのが恐くて2点のみ購入。無事でよかった。



このかばんメーカーは、広告に使った旗などをリサイクルしてカバンに作り直して売ってるんですが、さすが屋外にさらされていた生地は丈夫です。少々汚れがあるけど、それも良し。ちょっと値段が高いので、最初は全然買う気もなかったのですが・・・このカバンに・・・目を引く文字が!「RC」おお!偶然ですが、それも必然?即買いしました。45ユーロ(約5000円)これが今回の高額買い物第一位でした。え?安い?

以上、見せびらかしてすみませんでした。

それでは皆様、お体に気をつけて、よいお年を!

七日目(スペイン最終日)めっちゃ長文です

2008年12月28日 | 旅行
いよいよ最終日となりました。グラナダに比べたら吐く息も白くならないし暖かい。いつものコートじゃなくて安っぽい薄いジャンパーでお出かけします。O氏も銭形警部(失礼?)みたいなトレンチコートじゃなくてアウトドアメーカーのジャンパーでお出かけ。怪しさが半減した後ろ姿?数時間後、この2人・・・(涙)



まず、市場をうろうろ。




いろんな食材がいっぱい。オリーブも美味しそう!買いたいけど今買うと荷物になるし・・・後で来ようと思っていましたが、結局忘れました。残念。そして老舗カフェ「カフェ・ド・オペラ」へ。中のインテリアもレトロでかなりいいです。オペラ座が目の前に見えるしね。夜も昼もいつも満席だったです。そしてランブラス通りを港に向かって歩き、細長いコロンブスの塔へ。なんとかほど高いトコロに登りたがるって本当です。4人で満員のエレベーターで上へ上がる。バルセロナの街が目の前に広がり海も見えます。360度の景色でした。

その後、近くのショッピングセンターで買い物。地下鉄で移動してカサミラ付近の雑貨屋へ。パリで例の日本製品(グ)を買ってしまった店においてあった雑貨と同じブランドの雑貨が並ぶ店です。例のものは無かったけど日本製品ありました。鉄人28号のおもちゃ。



しかも売れ残りらしく?半額がさらに半額になって叩き売りしてる!日本人として買わずにはいられません。買いましたよ。今度は承知のうえでね。帰ってきてオークションで見たら、高い値がついてるじゃありませんか。いひひひひ。軽くレジのおっちゃんと「いいねえ。コレ。日本製じゃん」ってな会話をして(アホや)笑って店を出ました。

そ、そして、その後のことです。この辺りからつけられていたのでしょうか?次の店での出来事です。その店は、土産物から日用品まで売ってる小さなデパートでした。店内の照明は薄暗く・・・・や、やられました。相棒氏とO氏の後ろに液体がかけられてました。たぶん、店内でかけて外で待機してるはず?敵は、O氏のカメラが入ったカバンを狙ったとみえて、カバンを中心にジャンパーなどにべっちょり臭い液体をかけられてしまいました。O氏もさすがに凹みました。証拠の記念撮影なんてできません。はい。2人は、トイレに急いで洗いに行きました。「そばにいなさいよ」っていわれたワタシは、怪しい人物がどこかで狙っているかもしれないから、きょろきょろ辺りを見回して待機。すると、男子トイレに入る人発見!でもすぐに出て来た。後で聞いたら、2人が洗面台で何やら怪しい作業しているのを見てビビった一般人が、びっくりして引き返して行ったとか???すみません疑って。

その後、なんだかワタシは購買意欲が失せてしまいましたが、ちゃっかりO氏は買い物してその店から出ました。しかし、汚れもついていないし、時間も相当たってしまって諦めたのか?「何かついてますよ。拭き取ってあげますよ」っていう人は現れませんでした。

いやあ、最終日にやられましたねー。何も盗られなかったけど不機嫌になりますよ。まったく。やられる時は、やられます。教訓です。

その日の夜、いつもの様に夜遅く食事した後、歩いてホテルに戻る途中にもヤバイことがありました。前を歩いていた背番号32番のジャンパーの男が、突然後ろに廻ったのです。ウチの男2人は立ち止まり、「おい」ってワタシを呼び止めました。寸前でした。32番のヤツは、ウエストポーチのチャックを開けて何か取り出そうとしていたらしい。で、三人で立ち止まると、32番は、しかたなく前を歩き、どこからともなく現れた仲間と何やら話しています。その隙に逃げました。おおー危ない。危ない。油断もスキもあったもんじゃないです。人通りも少なかったので出歩く観光客が悪いのかもしれませんが。

これも旅の思い出です。
そんなこんなでアッという間の一週間でしたが、スペイン充実できました。治安面は、どの国も似た様なもんだと思いますが、改めて日本は平和です。すごいことです。最近はそうもいってられませんが。旅に危険はつきものですが、これに懲りず次回もどこかの国でなんちゃって冒険をしたいと思いました。

自分の記録として長い長い日記を書いてきましたが、へなちょこの我々をスペインに連れていって案内してくれたO氏に感謝、留守中お世話になった方々、その他大勢の方々、そしてこんなワタシを元気にさせてくれた恩人S医師に大感謝してスペイン日記終了です。ありがとうございました!


六日目(バルセロナに戻って)

2008年12月28日 | 旅行
朝、バルセロナのサンツ駅に到着。サンツ駅の外で野郎どもは、タバコタイム。私は、駅のキオスクみたいな店で友人の子供たちに絵本などを購入。そのとき一人のスペイン人が相棒氏に「タバコくれ」ってニコニコして近づいてきた。愛想のいい顔に気が緩み?タバコをあげようとして差し出したら、笑って首振る。最後の一本だったので遠慮してるんだとO氏。「いいよ」ってあげたら、もらっていって少し離れたところで吸っていた。

でも、これって・・・案外スリちゃんだったかも?かばんを置いた隙にかばん持っていくとか・・・???相棒氏、汚い上着のポッケからくちゃくちゃのタバコ出してみたら最後の一本だったし、隣に変な日本人もいたからタバコだけもらっていったのか?はたまた単にセビりに来たのか?本当のところはわかりませんが、疑いだしたらキリがありません。

先日のホテルに戻り、預けた荷物を確認してから街に出る。
いよいよサグラダ・ファミリアへ。地下鉄降りた所でスペイン人が地図を広げて「サグラダ・ファミリアはどこか?」って聞いてきた。おっと、早速お出ましです。観光客は、治安上街中で地図を広げるなんてありえませんから、もちろんスリ野郎ですから無視。ちなみに、この時声かけられたのは相棒氏。

話は戻って、どっかーん!と見えてきました。



かの有名なサグラダ・ファミリアです。実は、この中で昨夜夜行電車で一緒だった日本人女性二人組に会ったのです。「また会いましたね。」と、声かけようとしたら・・・またまた無視。どうも私は空気のようでした(涙)それは置いておいて、サグラダ・ファミリアは、わけわからん建物でした。化けもんみたくそびえたってます。ビルが立ち並ぶ街の中に。彫刻はコテコテ、葡萄みたいな塔も出来てるし、統一感があるとは思えないぐらいにいろいろな要素がテンコ盛!エレベーターで塔に登って上から眺めることもできました。



帰りは螺旋階段をくるくる回りながら降りるわけですが、目が回ります。途中、ベランダみたく飛び出した部分には、怖くて出られませんでしたが、建築途中の風景が不思議な感じ。こんな足場で作業するんだー。おぞろじい・・・・(汗)現在進行形。でも面白かった。バルセロナにくる観光客は、ほとんどココが目的ですかな?日本人ツアー客も多いらしくて、ショップでは、「またハポネ(日本人)プスプスプス(ぶつぶつ文句)」って、文句言われながら会計、梱包してもらったもん。「ガラスものをチョコチョコ買ったのは悪いけどさー、文句いうなよ!」て小声で文句言い返しました。ふん。

近くで昼飯を食べた後、信号待ちしていたら・・・また相棒氏が声かけられた。朝から三回目です(笑)今度は、金持ちそうな中国人のおばちゃまが、「あなた中国から来たの?ペラペラ・・・・」と、中国語らしき言葉?どうやら相棒氏を中国人と間違えて?同郷のよしみで声かけてきた模様。やるなー。

その後、タクシーでグエル公園まで行く。日曜日のグエル公園は地元カップルもいっぱいでした。もちろん怪しいグループもちらほら。新婚さんっぽい日本人カップル少々。やっぱ、すぐわかる。男性が斜めがけカバン持ってるのは日本人に多い。天気も良くなり、ぶらぶら散歩した。



日曜日は、ホテル付近の広場や公園は、怪しいグループがたむろしてました。シーズンオフだし、ふらふら危ない場所を通る日本人少ないから、確率的に目を付けられる。グループで携帯で連絡とりながらさりげなく後つけられる。わざとベンチに座ってタバコふかして観察。すると、奴らの一人が手持ち無沙汰に後ろを向いて立っている。たぶん別の場所に仲間がいて携帯で打ち合わせしてるんだろう。人目も多いので強引なことはできないだろうと読む。しばし緊張。奴らが諦めたスキにホテルへ避難。でも、このホテルの入り口が案外危険だったんですよねー。だってエレベータでフロント行くまでに階段でも上れるから待ち伏せされたらオシマイの構造でしたから。とはいっても所持金3000円くらいだったけど怪我するのヤダもんね。

そんな体験も旅の思い出です。ホテルでシエスタ休憩とって、夜は食事に出かけました。レストラン自体9時からしかやってないから、当然帰りは遅くなります。人は歩いているけど危険度高いです。なのに!O氏ときたら細い路地に入りたがるんです。一人で散歩してよ。って言っても聞き耳持たず。袋小路は、さすがに引き返しましたが、数人でたむろしてる奴らは大丈夫なんだ。とか?ホントかよ?チキンなワタシは、生きた心地がしませんでした。

五日目(グラナダ最終日)

2008年12月28日 | 旅行
前日のアルハンブラ宮殿には、野良猫が何匹か住んでいました。猫バカのワタクシが、「にゃーん!」と、カメラを向けた・・・・その瞬間!池に水を飲みに下りてきた鳥をすんごい早業でキャッチ!自分の顔より大きい鳥をくわえて得意顔。もう、びっくりおったまげでした。猫たくましい。鳥さんは、南無阿弥陀仏。



さー、グラナダ最終日となりました。昨日歩きまわって興奮しすぎた反動で、O氏、朝から不調。我々も特にどこかに行く予定もなく、だらだらと過ごす。とにかく寒いので、カフェなどで休みながら時間をつぶす。日が暮れてきて、だらだら歩いていたらグラナダで活躍しているらしきアーティストたちの展示会場に出くわした。屋外で寒空の下、おまけに小雨も降ってましたが、小さな仮設プレハブがずらりと並んでおり、各店で本人が自分の作品を売っていた。手芸、陶芸、など日本でもよく見かける光景です。グラナダ市がバックアップしているみたいで、包装紙からチラシ、各自の名刺なども出資して製作してもらっているみたいだった。文化を育てる意識が高いのでしょうか?不景気でも立派です。



そして、中にひとり飛び抜けて完成度の高いモノづくりをする若者がいました。スペイン語わからないけど少し英語が通じました。アルゼンチンから来て作家活動をしているマリオ・ロペス氏です。名前がこれまたカッコいいです。金属加工してアクセサリーや銅版画を製作している人でした。フォークを曲げてつくった腕輪が、めっちゃかっこいいです。日本円で4500円、O氏購入決定。飾るらしい。どうもこの人と土産がかぶるんですよねー。好みが似てるんですわ。ですが、せっかくなので別のモノを選びました。2500円ぐらいだったかな?ネックレスを購入。ちゃんとおしゃれな箱に入れてくれました。包装紙もかっこよかった。立派なチラシもくれた。こういうのって見習いたいです。ウチは、いつも省エネだと言い訳してますので。箱に入れてもらうのも特別なギフトっぽくていいもんですね。勉強になりました。世界中には、いっぱい才能あふれるアーティストがいるんですね。あらためて思いました。ちなみに彼、ダントツに売れてるはずです。我々がサクラになったわけじゃなくて、その後モテモテだったもん。



いい出会いの後、グラナダ発バルセロナ行きの夜行寝台電車に乗り込みました。駅の待合室でデカいスーツケース持った日本人女性二人組発見。小さなバックしか持ってない小汚い我々三人組を見て「アノ人たち日本人?じゃないよねー?」って会話が聞こえてきました。電車内でも会ったのでニッコリ話しかけようとしたけど、目そらされました。そうです。よくいわれる話では、親しく話し掛けてくる人(日本人含めて)には要注意なんです。まさにそんな感じ。

電車は、すごい揺れて酔いそうになりましたので酔い止め薬のんで熟睡。ホテル代と考えたら移動もできて便利でした。


四日目(グラナダの長い一日)

2008年12月26日 | 旅行
グラナダで宿泊した宿は、1泊一人当たり2500円弱。なので文句はいえませんが、実は・・・ヒーターが故障?していたのです。ツインの部屋にオイルヒーターが一個。暖まるのに時間がかかるって言われたけど、どう考えてもおかしい?かすかに温風は出てくるけど全然暖かくならない。床がタイルなので足も冷たい!結局部屋の中でもコートは脱げず、寝るときはシャツの重ね着&セーター着て寝ました。きっと冬以外は、安いし快適なんだと思います。


朝、8時半でもまだ外は暗く、昨夜に引き続き気温も冷え込んでました。マフラーを頭から耳まで覆おって防寒!それでも寒いのでマスクも完備。グラナダに来たら一度は行かねば!「アルハンブラ宮殿」へ!シーズン中は予約できないこともあるらしいがたぶん大丈夫だろう。と、いうことで宿から歩いて行きました。丘の上にあるのでかなりの急な坂道です。入り口がわからず、かなり遠回りで到着。無事入場。



アルハンブラ宮殿は、イスラム芸術の最高傑作といわれるだけあってスンバラシイ!ここまでやるか!ってぐらいあらゆる壁という壁にも彫刻、彫刻。季節の良い時期には花も咲き乱れて緑も青々として綺麗なんだろうなー。見る価値大有り!また行きたいです。そして、ここからの眺めは、それはそれは美しく、白壁の家が密集している街が絵本にでてくる風景みたい。高所恐怖症でもがんばって見てきました。下はのぞけませんでしたけど。



午後は、そのアルハンブラ宮殿を反対側の丘から眺められるアルバイシンの丘へ。もちろん歩きです。治安が悪いのでバスかタクシーで行くように。と、ガイドブックに書いてありましたが、人気がない細い路地は、後ろを確認しつつ注意しながら歩いて行きました。道自体、城塞都市なのでわざと方向がわからなく設計されているので迷路みたいでした。昔の血塗られた歴史もあるわけですが、現在は白壁に花を飾る素敵な家がたくさんありました。確かに絵描き、写真家が惹かれて通うわけです。O氏は、面白そうな路地があるとすぐ入りたがるのでコマリマス。でも、バルセロナに比べたら全然恐い感じはしませんでした。たまたまかもしれませんが、やはり都会のほうが恐い場所は恐いです。

「サン・ニコラス展望台」では、観光客の他に怪しい犬連れの若い男女が何人かいました。犬はしつけられており、観光客に餌をねだり腹を満たしてました。飼い主は、近くの水飲み場で水を飲み、大きなペットボトルみたいな容器に水を汲み、犬とともにどこかへ消えて行きました。O氏いわく、彼らは地元人じゃなくてどこかからやって来てこの先の洞窟住居に住んでるじゃないか?犬は、抱いて寝ると暖かいからね。洞窟住居に空きがあるから転がり込んでるんだろう。って。なるほどね。

その後、「サクロモンテ」という、いわゆるジプシー集落でもあり、洞窟住居集落でもあり、フラメンコの店などがある地区へ向かいました。もちろん歩きです。朝からどれだけ歩いてるんだろう?(地図参考、ちなみに宿は地図に載ってないもっと下にありました)



そして、このサクロモンテにO氏が通い詰めた店があります。「もう死んでるかもしれん・・・」と、びくびくしながら店の中へ・・・

「◯◯!」抱擁。感動の再会です。元気だったー!通称KIKI。ワタシに80だってウソ言っておどかしてくれたけど、実際は60だった。言葉はわかんないけどノリがいい。人柄もいい。人なつこいかわいいおっさんだった。スペイン人に悪い奴はいるけど、外国人に悪い奴はいない。って、うまいこと言いますねー。
当時、O氏以外にも絵描き、ギター弾き、常連も多く賑やかだったらしい店もちゃんと実在のまま。KIKIのおばあちゃんの時代からずっとここにある店。住んでる人たち。おばあちゃんのモノクロ写真が素敵!いいなあこういうの。KIKIの誇りなんだろうなー。そして 洞窟住居、妙に落ち着きます。また戻ってきたい場所が増えました。







夜になり、長い坂道を下り街へ戻りましたとさ。長い長い一日でした。

三日目(セビージャからグラナダへ)

2008年12月25日 | 旅行
さて、いよいよグラナダへ向けて出発です。バルセロナから飛行機でセビージャという街へ飛ぶ。セビージャも一応観光都市ではありますが日本人旅行者は皆無でした。

リサイクル用ゴミ箱発見!デカイ!人がすっぽり入りそうです!


観光用馬車があちこちにいます。


一応、カテドラル(教会)を観光。古い立派な教会でした。塔の上に登れるらしいので登ってみました。しかしエレベーターなんてありゃしない!スロープが螺旋状に続いているだけ。西洋人のおばちゃん、おじちゃんもヒーヒー言いながら登ってます。負けるもんか!と、がんばって登りました。眺めは抜群ですが、なにせ高所恐怖症の自分は、挙動不審。体力消耗。



関係ないけど、セビージャの街路樹は、ナランハ(オレンジ)の木でした。グラナダもそうでした。しかも実ってました。誰も盗らないのか?まずいのか?食べないのか? 謎です。


話は戻り、セビージャからは電車でグラナダへ向かいました。切符買ってホームに向かいます。すると、目の前に駅の構内で自転車をそのまま持って(押して)ホームへ入り、恋人を見送る男の子。うーん。遠距離恋愛ですかねー。ヨーロッパは、どこでもそうですが、恋人たちは至る所でチュッチュとやってますけど、このカップルはより濃厚な・・・見てるほうも恥ずかしくなります。旧日本人ですから。

それはおいておいて、特急電車みたなものですかな?約3時間の旅です。「世界の車窓から」を楽しめると思ってわくわく。しかし、延々とただっ広い大地、大地、大地・・・オリーブ畑もありますが、全然変化のない風景が続きます。眠気との戦い。半分以上過ぎた頃でしょうか?日が暮れ始めた頃、景色が変化してきました。山が赤く染まり月がでてきました。「おおー、スペイン!」って感じでもなかったですが、遠くに来たなあ。と感慨深いものでした。やっぱ、電車に乗って正解!



夜グラナダ到着。グラナダ激寒!そういやセビージャの切符売り場のおっちゃんが、「グラナダは寒いよー。気をつけて」って言ってたっけ。めちゃくちゃ寒かったです。グラナダのO氏が昔住んでいた宿は、今は娘夫婦が経営しており、娘と再会!娘といっても40過ぎですけど。みんなに歓迎されて少し元気になるO氏。この夜は、行きつけだった食堂でスペイン初の現地パエーリャを食べました。もちろん?食堂のおじさんも覚えてくれてましたよ。O氏、インパクト大ですからねえ。美味しかった。


二日目続き(カサ・ミラとカサ・バトリョ)

2008年12月23日 | 旅行
ホテルでしばしシエスタ(昼休み)後、「カサ・ミラ」「カサ・バトリョ」の二つのガウディー建築を訪ねる。





「カサ・ミラ」は、山がテーマとなっている。屋上も見学できる。
遠くに見えるのは、かの有名な「サグラダファミリア」です!この見え方は計算済みですよね?



屋上は、ウルトラマンみたいな煙突が立ち並び、数人の観光客が記念撮影していた。日本人も何人かいて、聞こえてきた会話に耳がダンボになりました。どうやらここに来る途中スリにやられた模様。やはり、気をつけんとあかんなあ。と、気をひきしめる。

次に、少し歩いて「カサ・バトリョ」を見学。







ここからは、体調のすぐれないO氏と別れて我々のみで行動。
「カサ・バトリョ」のテーマは海。入場料が高かったが、入る価値大!日本語の解説イヤホンもありましたから、日本人も多いのでしょう。入り口の切符切りのオネーサンが「アリガトウ」って愛想がいいです。気を良くして中に入ると、期待通りの美しさ!実際、人が住んでいるのでもちろん現役の住宅です。いたるところに凝ったデザインが施されています。「わおー!」「おお!」って、思わず声がでます。モザイクの外壁は、暗くてよくわかりませんでしたが、屋上に上ったら、ちょうど日が暮れてきて丸い月がでてきました。下に広がる街を眺めて「あー、バルセロナに来たんだー。」と、感激。

その後、デパートの地下のスーパーでO氏も食べれそうな食材を買ってホテルで食べよう。と思い、立ち寄る。外は結構寒かったので厚着していたのでデパートの暖房が気持ち悪い。ここのデパートには何度も来たが、毎回気持ち悪くなった。ふらふらしながらスーパー内を物色。この表現がよくないですねー。実はこのとき、スペイン人のセレブおばちゃま二人組が小声で「チノ!チノ!」と、ささやいて我々を避けるのを相棒氏が目撃したのでした。そうです。中国人スリ夫婦に間違えられました。そんなこといったってさー。ぶー。ぶー。あからさまな黄色人種差別ですかい?それとも、我々の人相が悪いんかい?ま、気にせず買い物してホテルに帰りましたけど。

一般人からは避けられたが、プロのスリ&強盗グループからは、後つけられたり狙われたりしましたので、プロはさすがだなー。と、感心しました。こっちも観察してましたけどね。ふふふ。怪しいやつらは、だいたい複数で携帯で連絡とりあってました。やはりウインドブレーカー率高かったです(笑)隙あらば!って感じですから油断はできません。ホテルの場所が、まさに繁華街のスリのたむろ場所なので、出入りには充分注意しましたわ。ふー。

よく歩いた一日でした。

二日目(ピカソ、ミロ美術館)

2008年12月22日 | 旅行
バルセロナのホテルは、こじんまりとした小さな老舗ホテルで英語が通じて24時間軽食が無料で食べられました。パン数種類、ジュース、フルーツ、そしてエスプレッソマシーンがあるのでコーヒー各種飲み放題!場所は、繁華街のど真ん中ですが古いので値段はさほど高くなく、眺めの悪い安い部屋(ダブルで85ユーロ)とバルコニー付きの眺めの良い部屋(ダブルで115ユーロ)でした。ちなみに現在1ユーロ125円前後です。まずは安い部屋に2泊して、グラナダに行ってる間、荷物を預かってもらい、最後の2泊はリッチに高い部屋に泊まりました。値段の差は、ちゃんとありましたよ。

さて、二日目です。まずはピカソ美術館へテクテク歩いていきました。ガイドブックなどでスリ、強盗の多い危険地区の一つのゴシック地区にありますが、朝の通勤時間で一般のひとたちも多く、それほど危険な感じはせず到着。



ピカソについて、日本では画集以外では有名どころの絵しか本物は観た事がなかったのですが、意外や意外、色使いがシックなものが多くてびっくりしました。もちろん技術的にも上手いのは知ってましたが、これほど上手くて、これほど器用で、これほどパワーがあふれる絵が描けるとは知りませんでした。画集では伝わらない筆跡や質感を感じとれるのは、やはり実物を観るに限ります。老年のピカソが見向きもしなかった岡本太郎氏のことを思い出しました。ああ、日本人としては、確かにすごいし、頑張っていたし、ちょっと前に太郎美術館に行って感動した自分ですが・・・・「ちがーう!!!全然!ちがーう!!!」私が感動するツボに近い存在ではあったけど、私としては、ピカソやクレー、ミロ、などの絵からなんともいえないシックな感じや叙情的な深みを感じるんです。太郎氏がたいしたことないって言ってるわけじゃないです。長くなりましたが、私は、ピカソに太郎氏に感じたものの原点をより大きく感じた。ってことです。個人的な好みです。あしからず。

話は戻り、ピカソ美術館で鑑賞後、館内カフェにてしばし休憩。その後、タクシーでミロ美術館に向かう。ミロ美術館は、結構広くてゆとりの設計。見晴らしのよいベランダもあり、地元の高校生らしき若者がはしゃいでいた。どこも一緒ですな。ミロは、バランスの天才です。色、カタチ、上手い!そして美術館内のショップは必見です。充実してました。大満足!



その後、昼食をとり、地下鉄で一旦ホテルへ戻る。スリや強盗の多い地下鉄初体験です。構内にきれいなデイバックが落ちてました。落とし物?いえいえ、たぶん盗られた後の抜け殻でしょうか?おお恐い。気をつけて見ていると街の中でも結構落ちてましたよカバン系。なんつー街じゃ!

スペイン一日目

2008年12月22日 | 旅行
さて、いよいよ出発の朝、関空で今回一緒に行く写真家O氏と合流。
が・・・「俺、気持ち悪い・・・胃ガンかもしれん・・・」「え???」どうやら神経性?胃炎のような症状で気弱になってるご様子。15年ぶりのスペイン、青春の思い出のスペイン、懐かしい人たちとの再会、久しぶりのスペイン語、田舎者2人引き連れての旅行、などなど、ああみえて結構気をつかうヒトなんです。この方。数日前から調子が悪くなったらしいです。

しかし、行かないわけにはいきません。飛行機乗り込みました。3人並びの席だったのですが、ふと横を見たらいきなりワイン飲んでるじゃないですか!「え?飲めるの?」「あー?わからんけど酒飲んで寝る」「・・・・」その後、ビールも飲んでましたけど元気になってくれればよしとしよう。と、ほっといて「WALL E」っつー映画観て過ごしました。いい映画だったな。ロボットなのに感情が伝わってくるんですわ。向こうの雑貨屋でグッズが売ってました。人気あるんだろうなー。

で、ですねー、フランクフルトで飛行機乗り換えだったので、フランクフルト空港でもう一度セキュリティーチェックを受けたわけです。す、すると・・・ひっかかるわけですよ。O氏が。「あー?俺いつもだから・・・」ぶつぶついいながら別室へ・・・善良な日本人旅行者に見える2人も一緒にくっついて行きました。どうやらカメラがデカイのでレンズの中に何か仕込んでいるんじゃないか?って理由で念入りに一個一個取り出してじろじろ眺め回して調べてました。もちろん何も出てきませんからO氏の機嫌悪くなるし、大迷惑です。しかし、それも無事通過して次の飛行機に乗り込み、日本出発してから約17時間後バルセロナに到着しました。

ホテルにチェックインして、疲れたのでもう寝ましょ。って思っていたら、O氏が「よし、散歩にでかけようぜ!」って、あなた・・・お元気になったわけ?まあ、いいか。少しだけ。と思い、くっついて行く。

・・・えー???まだ歩くのぉ????
スペインに着いて俄然元気になる若干一名。眠い目をこすりながら歩きました。説明も聞きました。記憶ないけど・・・ここがどうで、あそこがどうで・・・「あの・・・とりあえずホテル帰って寝たいっす」「あ、じゃあ一軒だけ」ってバルに入っていきました。なのに、この人、胃が気持ち悪いから飲めん食べれまへん。バルの雰囲気のみ味わってホテルに戻りました。

はい。一日目はこんな感じで終わりました。

とりあえず帰宅報告です

2008年12月18日 | 旅行
昨日の夕方、無事元気に帰宅しました。
やっぱり日本はいいですねー。安全で安心して歩けますねー。すごいことですねー。

おまけに向こうは、めちゃくちゃ寒くて震えておりましたがココは南国。暖かい!幸せです!

普段15℃以下になることが少ないので、いきなり2℃はきつかったです。寒さに体と頭がついていかず、今思えば自律神経失調症っぽい感じでした。風邪薬飲んだり胃薬飲んだりして、無理矢理元気出して死ぬほど歩き回ってきましたが、ディープな観光もさることながら、存分に楽しんで帰ってきました。珍道中旅行記を後日アップしますので、お時間のある方はご覧下さいまし。

昨夜は、さすがに疲れて早く寝たのですが、起きたら昼過ぎでびっくり。くっさい洗濯物をガンガン洗って、お土産などを仕分けして、写真をパソコンに取り込んでいたら・・・もう夜です。取り急ぎ帰宅の報告をさせていただきました。