はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

ミロコマチコ展に行ってきた

2017年12月24日 | 絵のはなし
本日午前11時ちょい前、朝から1人で参加していた集落の行事が思いのほか早く終わり帰宅したウチのオッサンが「日曜日は高速がETC割引で安いから今から長崎行く?」

「え!?今から?」今日は行けないって諦めていたんだけど、運転手さんにお任せしますわ。掃除やら仕事やら、放り出して速攻で準備して出発!こんな時は陸続きっていいね。思い立ったら即行動。

高速走って約1時間ちょいで長崎県美術館に到着。念願のミロコマチコ展を観た。





どっかで見かけて気になってた作家さんで、原画は初めて観る。筆の勢いが良くて、色や形のバランスも素晴らしいし、何よりイキがいい!プロフィールもよく知らなかったけどね。

椅子にペイントした作品なんて、完璧‼︎
画家だけど、デザイン感覚も上手いから商業的にもイケるよね?モビールも良かったし。絵本もいいけど、絵として一枚ずつ独立した作品が好きだなぁ。ライブペイントの勢いも好き。アタマ良さそう!味のある字は石垣に住んでる友人を思い出した。

うーん!ヤバい。自分も単純に絵が描きたくなっちゃいました。そんな気にさせる力があった。それって、凄いことだよ。

どんな絵?何か?わからないけど。

陶芸もまだ進行中なんだけど、トータルでの作品作りが目標だから。ああ、こんな重い腰を上げさせていただき有難うございます!諸々の仕事を片付けたら少し始めますかな。

来年の抱負。「絵を描くことに理由はない。」

子供の絵

2016年12月30日 | 絵のはなし
引越しに向けて断捨離とまではいかないけれど色々捨ててます。
写真、フィルム、思い出の品々なども一気に処分。今回捨てきれなかったモノはまた何年か後に。

数年前に実家の押入れ奥から出てきた子供時代の絵、そのほとんどをその時捨てたと思っていたら捨ててなかった。ピックアップしてファイルしておいた絵以外の選外にされて箱にぶち込んでいた箱が出てきちゃった。

ピックアップしてた一部がコレ↓
保育園の靴箱と靴の絵



選外だった絵たちがコレ↓









うーん…
この頃(4才前後)の自分に負けてる気がする…

陶芸の作品を観てきた。

2013年09月23日 | 絵のはなし
なんだか今月は忙しくて、バッタバッタしていたら月末じゃないか!
先月の記憶が薄れないうちにメモっておかねば。

先月、岐阜県現代陶芸美術館に初めて行ってきた。
「陶芸の魅力×アートのドキドキ展」
これにギリギリ間に合うように帰省したわけで、やっと行けたのだった。

画家、彫刻家など陶芸家じゃない作家の作る陶芸の作品は、自由で斬新で単純に面白い。
陶芸の技術指導は、きっとプロから受けての制作だと思うし、焼きや釉薬の手ほどきも、それなりのプロから教えてもらっている部分が大きいとは思うんだけど、やはり作家の味がそれぞれ出てくるのが凄いところだ。奈良さんの作品もそうだけど、舟越桂さんの作品なんて、小さいのにすごくいいんだもん。手の跡とか、さらーっと作っちゃったような?彫刻家だからあたりまえなんだけど、やっぱり何かひとつ秀でた人は何作っても凄いんだな。何か違うんだよなあ。スペインでも観て感動したんだけど、ピカソやミロなんて別モノですわ。なんなの?ちょっと!って、思っちゃう人多いんじゃないのかな?
(元をたどればアフリカとかのプリミティブアートに通じるところもあるんだけど・・・)

他にも面白い作品がたくさんあった。
国内外の陶芸家の作品の中では、雑誌や新聞を焼きもので表現してる三島喜美代さんが面白かった。

絵を描くこととか、木で作ることとか、それぞれの素材ごとに表現が自由にできれば、より楽しくて面白いはずだ。その中では、焼きものは焼きのことや釉薬のことなど基本的な技術が分からないとできないから簡単にはいかないんだけど、よく考えれば、どの素材でも同じか?

どうやって作ってるのかよくわかんないから、今回一緒に観に行った陶芸の先輩友人に少し教えてもらって、わかったような?わからんような?情けない自分ですが、Sちゃんありがとね!

それと、もうひとつ「伊藤慶二展」を観た。
岐阜土岐市の作家さんで絵画と陶芸の作品を作っている人で78歳くらい?
新作の長崎をテーマにした絵画や新作にも感動したんだけど、最後の部屋にあった頭部や上半身のオブジェに釘付けになってしまいました。

カタチ、風合い、大きさ、色合い、すごく好き!
大収穫の夏だった。

ホントに自分は、まだまだ何も始まってないけど、死ぬまでにはもうちょっと進化したいと思う。
素材は木でも土でも紙でもいいから、手当たり次第挑戦していきたいな。

最近では、仕事のこととか、その他のこととか、細かい小さな出来事とか、なんだかどうでもよく思えてきちゃってさ。
人間関係も来る者拒まず去る者追わず。迷惑はかけないように努力するけど、所詮わがままなヤツなのでマイペースで気の向くままにやらせていただきます。

そんな自分ですが、同年代以上の年上の方の考え方や生き方などに、妙に納得したり感心したり安心したりするようになったってことは、歳をとったってことでしょうか?

多分そのようですね?いいことかもしれない。。。
たまには木も彫ってみた。試作ネコ。


検査のついでに熊本へ・・・

2013年02月08日 | 絵のはなし
大腸ポリープの切除手術をしたのがちょうど一年前。
その後出血して・・・トラウマになりそうな恐ろしい体験も喉元過ぎれば何とやらです。

念のため、一年後検診を受けることにした。
自分の目で確認したかったのです。

大腸検査は、腸の中を空っぽにしなくてはならないわけで、その為に前日から検査食に切り替えて準備をするのだが、経験上2日前から消化の良い食事に切り替えた方が当日楽だと確信しているので、2日前から揚げ物や消化の悪い生野菜を控え、着々と準備をした。(ホテルに泊まっていたので電気ポットを利用してお粥を温めた)





その甲斐あって当日は下剤の量も半分で楽々と終了。ウォッシュレットを上手に使いペーパーは軽く押さえる程度に。何度もトイレに駆け込むうちに肛門がヒリヒリしてくるのだ。これ、重要ポイントです。って、誰かの役にたてるかな?

検査結果は、小さなポリープちゃんがまた何個かできてたし、元々腸管が癒着しているから痛みは相変わらず強かったけれど結果的には問題なし。去年の出血の件もあり、すごく丁寧に診てもらって自分でも納得。やれやれ。



そんな苦しい出張だけではつまらないので、イヤな事の前には楽しい事を計画!
熊本市現代美術館「奈良美智展」に行ってきた。



作品を生で観るのは初めてだったけど想像以上に良くて「春少女」の前では瞳の奥に吸い込まれそうになり、じんわりと自分の感情の波が押し寄せてきて泣きそうになった。

日曜日だったのでギャラリートーク(美術館学芸員による解説)も聞けて得した気分。ブロンズ製の大きな頭部オブジェの配置の謎も解けて、震災以降の制作の流れも知ることができた。また、ほとんどが新作だと聞いてびっくりだ。すごい仕事量!地道な作業と自己との葛藤。やっぱりすごい作家だった。

同じ時代を生きている現役作家の作品に触れて、自分としてもヤル気倍増モードで帰ってきた。とにかく今は作りたいものがいっぱいです。あれも!これも!どん欲に試してみたい。

なんて楽しいんだろう。スポーツするよりも、酒飲むよりも、美味しいものを食べるよりも、買い物するよりも、刺激的な作品に出会うことが好きだ~!!!!

今、とりあえず銅版画

2011年01月16日 | 絵のはなし
長年のブランクが、こんなに人を白紙に戻してしまうのか?と、いうことを実感している今日この頃。

会社員時代、週末ごとにお世話になった銅版画教室で、いろいろ教えてもらってたのに。
ずーずーしくも、展示会なんかもして、お買い上げ頂いたりもしていたのに。

今、現在、なにもかも、版を作る作業も薬品の取り扱いも、キレイにすっかり忘れてしまいました
数年前、ちょこっとだけ作業を確認したりもしてたけど、今回きちんとやり直してます。何か木工とか陶芸に使えないか?と、もくろみつつ・・・

持ってるプレス機が、ハガキサイズまでしか作れない小さなものだから、作品も小さなものしかできないのだけど、手順は小さくても同じ。「どうだったっけ?」と、思い出しながら、ネットも駆使しながら、少しずつやってます。「あ、コレ欲しい」と、思っても材料などをすぐに買いに行けないのが田舎暮らしの辛いところですが、急ぐわけでもないのだからと、自分に言い聞かせながらの作業です。

しかし、やっぱりちゃんと自分でやることって大事ですね。教室に通ってる段階では、何もかもダメ。トータルで作って初めて作品となるわけだ。遊びなんだけど、遊びじゃない。プロとアマは違う。仮にも作る仕事で飯食ってる人間は、こんな自分でもプロと考えてよいだろうか?使う素材を自由に融合しながら、いろんなモノを使いながら、自分の道を探していくのだろうか?これからも・・・・

版画をやりつつ木工のアイデアが浮かび、木工をやりつつ陶芸のアイデアが浮かぶ。絵は、自分の気持ちがもっと高ぶった時に爆発的に描く作業だと決めている。

こんなに楽しい人生って、ありがたいなあ。
健康で働けることに感謝乾杯

あと数日頑張ったら東京だ!寒波が収まりますように






買い物楽し!

2010年12月20日 | 絵のはなし
一年働いて、無事収支がプラスで終えることができたら、次なるステップに向けて出資することができる。今月は、そんな月。愛しの12月

しかし、もともと貧乏性なので、かなり控えめに陶芸の釉薬や絵の具などを購入。ホントは、我がアトリエに軒を作ったり、クーラー付けたり、いろいろ希望はあるんだけど、まずは仕事につなげて成果を出さなくちゃ。あ、でも成果といえば、アトリエで刷ったTシャツたちは、ほぼ完売したんだった。えっへん

そして、開店休業状態の今月もあとわずか。3月までは集中的に好きなことさせてもらいますとっかかりは、夏前にやむなく中途半端な状態で休止した陶芸製作を再開する。2ヶ月という限りのある自由時間をできるだけ有効に有意義に使いたく、気持ちは燃えたぎっておるのだが、なぜか?むちゃくちゃ眠い。今日は昼間っから眠くて昼寝してしもた

そんな、行動が伴わないヒトですが、昨夜、突然チャレンジした初シフォンケーキ作りなど、最近、今まで興味がなかった分野の開拓に目覚めつつあったりもするワタクシめでございます。飽きっぽく冷めやすいので、たいてい長続きはしないんだけど。



今月フリマで見つけた雑貨たち






美術館はしごツアー

2010年08月01日 | 絵のはなし
暇だと暇でぼやき、忙しくなれば、なったで、やはりぼやいております。
まだまだ生活はおびやかされないぞ!という安心感と疲労感が交互に押し寄せてます。

当たり前だが、働いた分しか収入はないわけで、作って作りまくって初めて収入へとつながるわけで、接客時間が増えて作る効率が悪くなる夏のハイシーズン中は、モノが売れることがイコール喜びとは限らない。「ああ、仕事しなきゃ。」と、気が焦る。それでも売れないのも悲しいので、すごく複雑な心境。が、とにかく今は、日々健康管理に気をつけてシーズンオフまで乗り切ることを目標にして、規則正しい生活を淡々と送るように心がけているわけです。

で、で、ですが、どうして?こうして?夏休みというシーズンは、音楽フェスにしろ、美術館の催しにしろ、そそられるものが集中するわけですわ。今回、鹿児島で美術館関係の催しが目白押しだったので、ちょっと無理して定休日の連休を利用して行ってきました。(相棒氏と日程を微妙にずらして)

1日目は、霧島アートの森で「三沢厚彦展」を観る。



クスノキを彫りだして作った彫刻の動物たちは、以前名古屋での展示で観たことがあったので新鮮な驚きはないのだが、展示の方法が違う為、印象がかなり変わってみえた。やっぱりうまいなあ。この人。モデルあっての作品作りは、似せて作りがちなんだけど、自分の中で消化したうえでの制作だから微妙なバランスで完成。器用だなあ。体力勝負のでかい作品作りも楽しそうだ。立体もいいんだけど、最後のコーナーの、適当にそこらへんに転がってる材料(段ボールなど)に描いたドローイングが観れたのが良かった。ああ、こんな感じなんだ。ふーん。いいなあ。パレットも適当なその辺に転がってる板とか、段ボールとか使ってるんだよね?この辺は、自分も一緒だわ。と、妙に親近感を感じたりした。いひひ。

交通の便が悪いので、1日目はこれで終了。

2日目は、影絵作家「藤城清治展」を観る。



この人の作品は、子供の頃家にあった「暮らしの手帖」に載っていて、記憶にすり込まれている。子供の頃(小学生?)「暮らしの手帖」は、電化製品の使用比べなどが大好きだった記憶がある。はじめて観る原画。印刷された絵ではなく、光を通してみる世界。気のとおくなる細かい作業で作られた作品は、きっと高度な技術を要するのだろうが、そういうことよりも、この人の熱い想いやパワーが伝わってくるのが意外だった。随分お年を召した方なんだけど、もちろん現役で、パワフルで、こっちが恥ずかしくなる思いだった。ぼやぼやしてちゃいかんな。と。しかし、影絵ってステンドグラスに似てるのね?普通の絵と違って、部屋の窓ガラスとか、建物の中に埋め込んで日常的に観るのがすごく似合っているような気がした。病院とか。教会で人を癒すように、ステンドグラスと同じで、心が豊かになる。暖かくなる。しかも手作業ってところが、またいいのだろうなあ。ああ、すてきなアナログ世界。

そして、続いて「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」を観る。



毎度おなじみ見慣れた巨匠たちの作品群。ああ、久しぶり。って感じ?いやいや、恐れ多いんだけど。
美術の世界って、実にいろいろな流れがあって、いろんな画家たちが試行錯誤しながら作品を世に残していってくれたから、こうして今観れるんだなあ。アートがどうとか?作家はこうあるべきとか?自称アーチストが多すぎるとか?レベルが低いとか?
高いとか?売れる?売れない?まあ、実にいろいろ言う人も多いけど、関係ないね。自分が面白い!良い!と、思うモノを観たり作っていくことが楽しいね。

ああ、充実した2日間だった。

さーて、地獄?修行?の日々がまた始まりました。
次なる人参目指して頑張ります

私の人参いろいろ

2010年07月15日 | 絵のはなし
ここから行くには、すごく不便な場所なんだけど、霧島アートの森「三沢厚彦展」へ。
霧島
でかい動物たち、前に名古屋で見たけど、もう一度。
こういうの、真似したくないし、できないけど、とりあえずあの大きさは観ておかないと。

で、鹿児島行くなら、ついでに鹿児島市立美術館も。
鹿児島市立美術館
ピカソは、やっぱり観ておかないと。大手の美術館では観れないものが観れそうだ。

そして、そして、10月末までだから、終わるまでには、なんとか行けそう?
瀬戸内国際芸術祭2010
瀬戸内
四国には、気になる美術館が目白押しなので、時間をかけて行きたい
最低2日往復の移動にかかるから、実質何日かけて観られるかが問題だ。

何事も、本物に触れる機会は逃さずに。
自分が観たもの、聴いてきたもの、読んだもの、すべてが血となり肉となる。

日本では、大人になるとコンサートに行かないし(ジャリタレばっかりじゃ仕方ないか?)絵も見ない。本も読まない。仕事だけ?家事だけ?遊ぶだけ?スポーツ観戦だけ?
価値観は、人それぞれなんだけど、もったいないなあ・・・
大人が酒飲みながら揺れながら聴ける音楽が聴きたいなあ。

トム様キーング!

トム・ウェイツ

さーて、旅費稼がなきゃ。
馬車馬のように働くぞ

見えるものと観えないもの

2010年01月10日 | 絵のはなし
横尾先生の本を借りた。
いろんな人との対談集。

草間先生との対談もあって、草間先生が、「あなたとは全く正反対だからもう止めましょう。」みたいなこと言い出して、ヒヤヒヤしましたが、横尾先生も反論する所は譲らず、面白かった。作品が、というより、私個人的にいうと、人としてこの2人は実に魅力的だ。

この本の中で、横尾先生が、「普段は極力ボヤーっとしてるほうがいい。ボヤーっとする時間って凄く大事。がんばるのはよくない。他人に振り回される忙しさもよくない。それにアーチストはわがままでなくちゃいけない。」ってことが書いてあった。

いいこと言うなあ・・・・
この本欲しくなっちゃった。

買います。

トーベヤンソン

2009年12月25日 | 絵のはなし
先日、行って来た「ムーミン展」
アニメ版ムーミンの絵柄も可愛くていいんだけど、私はトーベヤンソンの原画が好き。

原画は、とてもとてもサイズが小さかった。細っこいペンで繊細な線描きしてました。お話自体も素敵ですから、また読み直したいな。って思った。荷物になるので土産は買うまい。と、思っていたけど、やっぱり買わずにはいられませんでした。フィギュア好きとしては、風呂に入れるボール形入浴剤を4個買ってきたのですが、入浴剤が溶けて中からフィギュアが出て来るしくみになってまして、誰かにあげてもいいかな?と、思ってました。が、帰って来て注意書きを読むと、中国製。しかも、「残り湯を洗濯に使用しないでください」って書いてある!試しに1個使ってみたら、異様にぬるぬるして匂いもキツいし、後味(感触)もあまりよろしくない。なので、責任をとって(笑)自分で消費することにしました。

連続4日間、ひとりでお風呂タイムを楽しみました。
中からでてきたのは、大きさ2から3cmのミニミニサイズのムーミンとご先祖様とスナフキン2人。中身がわからないから、全部違うってわけにはいきませんでしたけど、ま、これなら成功?愛しのミィは、出てきませんでした。残念

今年も残りわずかですが、健康に注意してマジメに料理をし、甘いものも微量にとどめ、運動して、健康をとりもどしたいと思う今日この頃でございます。あ、ワタスは元気なんすけどね。若干1名、健康面に不安なヒトが・・・