はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

第4回 ささま国際陶芸祭に参加してきた。

2017年11月27日 | 仕事のはなし
静岡県島田市ささまでの国際陶芸祭に参加してきました。





このイベントは、アートディレクターでもある海外で大活躍の陶芸家道川省三氏の人脈が最大限に発揮された特別な素晴らしい祭。彼の人柄に惹かれて魅せられて集まった国外、国内作家はもちろん、ボランティアスタッフの人たち、地元の方々の熱い想い、おもてなし、全ての人が大きなパワーを生み出し、過疎地ではありえないような夢のようなイベントだった。

前半2日間は、「学ぶ」がテーマで招待作家によるデモンストレーション、スライドレクチャーなど非常に内容の濃い陶芸についての勉強。







技術面はもちろん、それぞれの作家のストーリーとか制作に向けての想いなどを実際に目の前で仕事をみながら感じられる大変貴重な体験だった。


ちょっとツボにはまる内容もあって、いやあ、いろんな人がいるもんだなあ。と思いました。
とにかく、作家の人柄、性格が、作り方にも作品にも出るんだなあ。ほんとに面白かったです。

後半は、参加した作家それぞれが作品を展示販売してお客様、作家同士で交流する2日間。




自分のブースに留守の書き置きして(電話番号書いて)、あちこち観て回ったり、地元の方々の料理を楽しんだり。
展示も自分はいわゆる駄菓子屋的な?庶民的というか、なんていうか、他の作家さんにくらべたら場違い?いや、たまにはこんなのもあっても良いですかね?てな感じだったのですが、ありがたいことに、「あ〜、ここ和むわね〜」「どうしてもこの子連れて帰りたくて電話して待ってました!」とか。結局二日目は昼飯を買いに行く暇もないぐらいに数時間ほど忙しくさせていただいて、意外と売り上げものびて驚きました。一般のお客様には、自分のような庶民的作品も役に立ってくれたんじゃないか?と、安心しました。

今回学んだことをひとつでも役に立てられるよう頑張りたいです。

そんなこんなで怒涛の日々が終わり、ようやく一旦落ち着きました。
そろそろ新工房、新店舗作り、住居のリフォーム続きにも取り掛かりたいです。

日本の考古特別展、シャガール展にも行ってきた

2017年11月27日 | 仕事のはなし
運慶展の後、常設展の日本古代の発掘された焼き物や埴輪を鑑賞。







やっぱ自分はプリミティブなモノが好きなんだなあ。都会的な美しさも美しいと思うけど、もっと土着的な名も無き作家が作ったものが好き。パワーを感じるモノ、手跡の残ったモノ、嫌味の無いモノ、計算高くなくて。アウトサイダーと呼ばれるようなモノに魅力を感じる。

自分もいやらしくならないように、いつまでも下手なままで(いや、もうちょっと上達するべきか⁉️)、ハートに訴えられるモノを作れるようになりたいなあ。

で、もうちょい時間が余ったので東京ステーションギャラリーでシャガール展を観た。



シャガールは、それこそ日本人ファンが多くて、あっちこっちの美術館で展示してるけど、立体は今回初めて観た。それまでシャガールのことを自分がそれほど注目してなかったのは、今までの大美術館での大きな洋画を人混みの中で流されて観てきたからだったのか?こじんまりとした部屋で間近で観る絵があんまり美しくて感動した。立体モノもテラコッタ粘土を使った作品や石膏に色を付けた作品、ブロンズ、大理石を削った作品、それらのアイデアスケッチ、はは〜!なるほどね。ひとつの線で繋がった。

トータルでシャガールなんだ‼️

いやあ、今回は改めて自分の好きなモノを確認できた。次のステップへ繋がるように、これからも自分次第なのだな。と、いう美術館巡りでした。

ジャコメッティ展、運慶展に行ってきた

2017年11月27日 | 仕事のはなし
せっかく有田から出張してきたのだから、空いた時間を利用しなくては!と、まず手始めに豊田市美術館でジャコメッティ展を観た。



ジャコメッティは数年前にベルリンの美術館でたくさん観たから今回はパスしようかと思ったんだけど、当時より自分が立体作りの作り手としての見方に変わっていて、手跡や空間の置き方や過程について深く感じることができて良かった。
ただ、記憶メモしようと簡単にメモっていたら、係の人が飛んできて「模写はダメです。」と言われちゃった。でも覗き込んで、「これくらいならいいかもしれませんが一応お伝えしておきます。」って。なんか日本の規制って厳しいね。じゃあメモは頭に納めなくちゃいけないのか?
初期の作品がとても良くて、もっとじっくり観れば良かったかな。その後は、矢内原氏の本をちょっと前に読んでいたので、彼をモデルにした作品を当時の様子を想像しながら観たけど本に書かれていたような激しく何度も何度も描き直したりしていたとは思えない。いや、ひとつひとつはそうなのか?芸術家は永遠に満足することは無いのか。。。

次に東京上野まで運慶展を観に行ってきた。



平日のちょうどお昼時で、どっかで食事してから行けば良かったのに何も考えず直行しちゃって大後悔!長蛇の列に1時間ほど大人しく並び(ご老人が8割ぐらいで皆さん立ちっぱなしで大丈夫かいな?と心配するぐらい私は疲れたんだけど…)ようやく中に入れたと思ったら中も凄い人混みで、入口付近の作品は人をかき分けてみるのも大変で、私は端折って次に行っちゃいましたよ。
でも本物にどうしても会いたくて無理して行ったからには不動明王に会わなくちゃね。おお!いたいた!その辺まで来たら人もまばらになってきて、ゆっくり観れたです。写真でみるより筋肉隆々でカッコよか〜❗️それにしても仏像って人間じゃないけど人間っぽいね。妖艶だったり、お伽話の役者みたいだったり。ひとつひとつの細かい彫り跡も素晴らしく綺麗で、一体どのくらいの時間をかけて作ったんだろう?そして、やっぱ仏像だから手を合わせたくなっちゃうよね?ありがたい感じ?美術館の中にいると作品ってことになるけど。イメージで作ったのだろうか?そういうこと、ちゃんと学んでみるのも面白いだろうなあ。
そして、またいつか京都で仏像観る旅をしたいな。ゆっくりね。

随分月日が経ってしまいましたけど

2017年11月20日 | つぶやき・・・
なんだか、ずーっと忙しくしておりまして、ブログのこともすっかり忘れておりました。

夏からは10月初旬に開催させて頂いた大阪のギャラリーでのフラワーズ個展にむけての準備にてんやわんやしており、それが無事終わってホッとするのも束の間、屋久島に戻り引越しの続きというか、あれやこれや片付けて、昨日は実家近くのクラフトイベントに出店。只今1人愛知県に帰ってきています。







昨日のイベント「犬山おもしろそうだがや市」は、2年前にも1度出店させてもらっており、その時手描きトートバックがたくさん売れたので今回も少しですが持ってきて並べていたら、「あれ?このバック前に買ったよ?」「すごく気に入ってずっと使ってる」「この絵!見たことある!」「この店、おかしなモノばかりだわ〜(笑)」「この招き猫?見覚えある!」と、開始早々からイベント常連さん達に声をかけられて、出だし好調!よっしゃ幸先良さそうだ!

と、思ってたら…

途中から雨がポツリポツリ降ってきて、屋外でのイベントの宿命天気には勝てません。オカンは搬入から手伝ってくれたし、名古屋の友人も駆けつけてくれ、 3人でテントの中で我慢大会のように寒さに震えて雨が止むのを待ちながら過ごすこと数時間。お客様の足も途切れ、足早に去る方多し。それでも傘をさしながら見てくれる方もいらっしゃいましたが、何せ寒い。。。厳しい結果となりましたが、なんとか2人のおかげで雨の中片付けて搬出できてホッとしました。買ってくれた方、主催者の方、オカン、Kちゃん、ありがとう〜❗️

来年も出られたら出たいけど、内容は考えなくちゃ。オカンは自分の洋裁を出したいらしく1年計画で頑張るとか?いっそ、その手伝い程度ぐらいが丁度いいかもね?はて?来年のことはわかりませんが。

と、まあ、こんな感じですが、実家は1年ぶりだが何も変わらず、ただ、この時期は、オトンの最期の季節を何となく思い出しちゃいます。そうだがや市に出店した日のことやその後のこととかー
年末に向かうこの季節の何ともいえない気分。ここにいると思い出しますね。今、ちょうど私が寝ている所とかー。オカンもようやく1人暮らしに慣れてきたっぽいので少し安心しましたが、そういってる矢先に少々心配させられる出来事も起きたりして、なんていうか、やっぱりね、歳は歳なんですよね。

ガラケーをスマホに持ち替えて、めっちゃ嬉しそうなオカン、まだまだ人生これからだ。頑張れ!
私も負けられん。明後日から「静岡ささま国際陶芸祭」に行ってきます。これは、静岡の過疎地での村おこしの一環として2年に1度開催される陶芸の勉強会兼交流会みたいな祭です。アクセスの不便な場所なので、お客として行くより便利かと考えて作家として参加させてもらうことにしましたが、なにせまだまだ陶芸未熟者なので、こっそり?ひっそり?行ってきます。ちょっと怖いけど楽しみです。ハッタリ人生再開です。