はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

陶芸合宿 最終編(めちゃくちゃ長文です)

2014年04月25日 | 仕事のはなし
冬の陶芸合宿は3月に無事焼き終わり、一旦終了して今は本業に戻っております。
なんだか遠い昔に思えるのですが自分メモに記しておこうと思います。

あれは2月のことだった。ある雨の夜、スタジオ内で時折カサカサ、バタバタと音がすることに気がついた。すきま風がビュービュー唸るし、雨も強く降っていて陶芸窯の煙突部分から雨がポタポタしたたり落ちているし、2階で雨漏りしているから建材がカサカサ音をたてているのだろうか?それともネズミでも走っているのだろうか?と、気になるものの睡魔に負けて寝てしまった。

が!朝起きてスタジオに入ると、やっぱり音がスタジオ内のどこかからか聞こえてくる。どうやらそれは陶芸窯の煙突部分から聞こえてくるようだった。近づくと音が止む。なんだ?なんだ?

カフェの営業日にmさんと「何かいるよね?」と、気にしつつも、そのうち出ていくだろう。と、その時は軽く考えていた。

しかし、それが次の日も次の日も状況は変わらないのだ。煙突は3階の屋上まで延びていてかなりの長さがある。もちろん窯の中からは煙突部分が見えない構造になっている。そこで窯の中の空気を煙突に送る部分の板を引っこ抜くと鳥の糞が付いていた。確信した。鳥がいる!日にちが経つにつれて鳥らしきものが鳴くようになった。カラスではなさそうだし雀でもない。なんだろう?鳩か?人の気配があると鳴き声は止むのでヒナが落ちてお母さんを呼んでいるのだろうか?とか、そろそろお腹も減ってるよね?と、カフェのmさんと2人で段々不安になってきた。

陶芸の先生に連絡したら、知り合いにみてもらおう。ということになったのでお任せしたが、その知り合いの方は「仕方ないよ。このまま焼くしかないよ。」と帰ってしまった。えええ?マジっすか?

そして、また1人と1羽の生活が再開されるのだった。夜中にカサカサよじ登ろうと(多分)もがく羽音と時折鳴く声が段々弱くなっていくのに何もできない自分・・・一体いつから煙突内に居るのだろう?

すると、ある日スタジオを借りているメンバーのyさんが久しぶりにふらっとやってきたので、どうしたもんか?と、相談したら、「え?それは出してあげなくちゃ!」と、てきぱきあちこちに電話をかけて相談しはじめてくれたのだ。さすが地元の方!
つられて自分も腹が決まった。よし!救出しよう!費用は自分もカンパします!2人で相談した結果、ガス窯なので、担当のガス屋さんに相談しましょう!という話になり、あれよあれよという間にガス屋さんが来てくれて、老朽化している煙突部分の雨漏りも気になっていたので、「煙突を切っちゃってください!」と、お願いしてしまった。元々この窯の持ち主さんは大家さんなのですが、どういう経緯で先生が借りていらっしゃるのか?よくわからないのにですけど。事後承諾で。はい。すみません。

そうなりゃ、こっちのもんだ。ガス屋さんも救出作戦に協力してくれて、老朽化した部分の煙突を切ってくれました。

このガス屋さんは救世主です。


そして、穴が開いてしばらくしたら出てきました!鳥!意外とデカい?最初はスタジオ内でヨロヨロ飛びながらも外に逃げていきました。



ああ、よかった!と、yさんと安心していたその時です!なんと!もう1羽煙突から出てきたじゃありませんかい!もうびっくりおったまげた!バタバタと外に出ていきました。2羽で暖め合って生き延びたんだ?ああ、よかった。喜びが倍増しました。

ガス屋さん、ありがとうございました。yさんもありがとうございました。
後日談として、修理代はガス屋さんが負担してくださったとか?それも気になってたのでホッとしました。

結局、煙突の修理に自分の予定が間に合わず、別の窯元さんのところで焼きをお願いすることになりまして、無事作品も焼き上がり、島に持って帰ることができました。スタジオで素焼きまで終わっていた作品は、ボチボチ自分の家庭用電気窯で本焼きをしようと思ってます。

トゲトゲしてるロックな作品(と、勝手に言ってます)が、超カッコいい鹿児島美山の圭介窯さん、お世話になりました。


串木野のHIGASHI先生、mカフェのMIKAさん、彫塑作家のYUKARIさん、大変お世話になりました。
しばらく自主トレで頑張ります。本業で稼いだらまた合宿に行きたいと思いますのでよろしくお願いします。
とりあえず、一旦終了です。ありがとうございました。









レンタル記録(12~3月)

2014年04月09日 | 本、映画
自分メモです。

「レンタル記録」

希望の国
(実話じゃないけど原発事故後の話で色々考えさせられた。)
転々
(オダジョーと三浦友和とキョンキョンの偽家族シーンが良かった)
めめめのくらげ
(とりあえず観ておきたくて観た。内容はともかく戦闘シーンは異常に力がこもってた)
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
(どこまで本当の話か?まったくの作り話か?ストリートアートを描く様子は面白い)
ハーブ&ドロシー
(以前映画館で観たけどもう一度。よくまあ、あんなに集めたもんだと改めてびっくり。でも楽しそうです)
ミリキタニの猫
(何が起きても何があっても変わらない画家ミリキタニさん。80過ぎてから人生が大きく変わることもあるんだね。それにしても撮影を続けて自宅に招き入れたリンダがすごいと思う。9.11後のニューヨーカーの気持ちは東日本大震災後の日本人の気持ちに似ている。)

「映画館にて」

かぐや姫
(話の内容はともかく、絵が良かった。線が。)
ソウル・ガールズ
(話の展開が期待を裏切らず?やっぱり的だったけど、単純に楽しめた。最後は元気になって映画館を出た。)