はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

2日目つづき(豊島、前半戦)

2010年10月30日 | 旅行
直島(宮浦港)14:55発の船に乗り込んだと思ったら、あっという間に豊島(家浦港)15:17到着。 近いです。

本当は、次の日来る予定だったが、時間の都合上いくつか省略しなくては回れないと半分諦めていたので、少しでも先に観れることになってラッキー

ここの美術館も、やはり朝早く来ないと入れないから、そこは次の日に挑戦するとして、その他の箇所に行ってみる。
まずは、甲生地区へバスで向かう。「塩田千春」の古い木造サッシを組み上げた家、「スー・ペドレー」の古い民家の中のハーモニカの音が仕込んであるタンス、「キャメロン・ロビンス」の海辺に置かれた音が仕込んであるボートなど歩いて観て回る。夕方ということもあってか?人も少なくて静かだった。瀬戸内海が手の届くところに見え、日が沈もうとして時が進んでいく。
 


急いで次なる目的地「横尾忠則」の展示場へバス移動。さすが、一流人は違います。絵も作品も撮影可余裕を感じるなあ。作品自体は、おどろおどろしい色彩の見たこともない庭(お化け屋敷か?)とか、地獄絵が数点展示。それを観て、老若男女のお客さんたちは、ひたすら神妙な顔で写真を撮ったりしてました。
 

え?わたくし?庭を見た瞬間、爆笑しましたけど、何か?
でも、横尾ちゃん(と、あえて呼ばせていただくけど)ダイスキですから。

横尾ハウスを出て、港まで歩けない距離でもなかったのだが、一日歩きまわって疲れたので、たまたま居合わせた年配のご夫婦、一人旅の若者とお菓子食べつつバスを待ち港へ戻った。港付近には、「トビアス・レーベルガー」の奇抜なインテリアのカフェがあったが、ちょうどCLOSEDま、いっか。

しかーし!その店のすぐそばの漁港では、どこからともなく猫が1匹、2匹・・・と集まってきて、漁船の上の漁師のおっちゃんから魚を投げてもらうのを待っているではないかすると、それに合わせて猫馬鹿の人間たちも1人、2人と集まりだして、にわか撮影会状態に
 

まだ生きてる魚を手につかもうとするが、うまくつかめない子猫が一番人気 だった。



ひとしきり楽しんでいたら、すっかり日も暮れ始めたので港へ戻ると、高松行きの最終便の高速船乗り場には、たくさんの人が!

自分たちは、この日は小豆島に泊まる予定だったので良かったが、この船に乗れなかった人たちは、小豆島に一旦渡ってから高松へ帰らなくてはならなかったらしい。(小豆島行きは、フェリーなのでたくさん乗れるし、小豆島から高松行きもフェリーがあるので安心なのだが、なにせ時間がかかるので大変です)

本日最後の乗船、豊島18:10発小豆島18:59着。予約した宿へ。


それにしても、よく歩いた一日だった

瀬戸内2日目(直島)

2010年10月30日 | 旅行
さて、忘れる前に、じゃんじゃん更新するぞ。

2日目の早朝、ホテルの無料うどん朝食を食べ、7:00に港へ。
高松発直島行きフェリーの時間は、8:20なのだが、とにかく早く行かないと積み残しになることもあるらしい。高速船(収容人数が少ない!)もあるけど、高松から一番早く島に着くのはフェリーなのだ。でも、港に着いてみたら、平日なのでさほどでもなく「なーんだ。早く来て損した。」とか言いながら列に並ぶ。1時間少々の船旅を楽しみ、直島が近づいて来る頃には、すでに出口付近に人だかりの山が

「え?もしかして、出遅れた???」
船から下りると、地中美術館直行臨時バスのバス停には、すでに人の列ができている。ありゃりゃ・・・ま、いっか。と、おとなしく並ぶ。直島の目玉であるこの美術館は、入場制限をしているので、あらかじめ当日整理券をもらわないと入れないのだ。しかも、その整理券は午前中には終了するという話なので、まずは、それを入手しなくては。なかなか来られる場所じゃないので、やはりこの機会に行きたいと思うのは皆同じ。

そしてバスで現地に着いてみたら・・・

「うわーす、すごい人・・・・

ようやく順番が回ってきて、11:45の整理券をもらうことになった。
このとき、すでに9:45頃。2時間ほど時間があるので、下(美術館は、山の上にある)に向かって歩いて行こうか?と、景色の良い散歩道を下る。バスも運行してるが本数が少ないので。(美術館に戻るときは、登りなのでバスに乗った)

途中、ベネッセミュージアムとか李 禹煥(20年前に個展を観た)美術館があるけれど、そこは時間の関係上パス。とりあえずニキのオブジェと彌生ちゃんの黄色いかぼちゃに会いに行く。

います。います。風景になじまない(笑)原色のオブジェ。
うふふ「ニキさーん」と、思わず駆け寄る。喫煙氏は、興味ないので涼しい顔で、頼まれてワタシを撮る。
 

彌生かぼちゃは、意外なことに、はじめからそこにあるような?妙になじんで鎮座していた。人も少なくて静かに鑑賞。

  

その後、バスで少し移動して、家プロジェクト(何軒か廃屋を展示場として活用している)を鑑賞。

人気の「南寺」は、整理券が必要で、すぐにもらいに行ったら地中美術館と時間がかぶったので、少し待ってから再度もらいに行った。すると、ちょうど地中を観た後で来れる時間帯の整理券をもらうことができたので、あとで戻ってくることにする。

直島自体、少し大きな島なので、町営バスで移動した。

レンタサイクルもあるが、アップダウンが激しいので老体には無理。バスは、やはり満員状態になるけど待ってれば乗れる。臨時便も出てたし、平日だったのでなんとかなったが、子供連れや老人はキツかっただろうなあ・・・

さて、なにはともあれ地中美術館に到着。
安藤忠雄建築の建物は、その名のとおり地中に埋まった作りになっており、順路通りに進みながら徐々に中へ招かれていく。その空気感がなんともいえず美しい。大きく3人の作家の部屋に分かれており、自然光のみで鑑賞するモネの睡蓮は鳥肌もの。ジェームズ・ダレルの作品のひとつ、天井の空を見上げながら次の作品を待った部屋。人が座ってるのも作品の一部のように思えたり、また、誰もいない時を想像して悔やんだり。最後は、ウォルター・デ・マリアの舞台のような静かな空間作品。苦労して並んだ価値はありました。人につられて来ちゃった感ありありの関西のおばちゃまグループもそれなりに楽しんだみたいだし(笑)

そして「南寺」(人数制限1回に16人)
真っ暗な部屋の中で静かに自分と向き合う時間。外のざわめきをしばし忘れて、ついでに足の疲れも癒す。体感すること15分。

直島での散策が、意外とスムーズにできて、港に戻ると15時ちょっと前。
 

日没までにはまだ時間があるので、距離的にも近い豊島へ渡ってみることに。

ちなみに昼ご飯は、持ち歩いてた菓子パンしか食べてなかった・・・
しかし、腹減り氏もこの日は文句なし。とにかく移動が先なのだった。
土産を何も見てないのが心残りではあるが。

つづく・・・