議席の半数を改選する参院選が告示された。
国内外を問わず、問題山積の日本丸が座礁・沈没せず荒波を乗り越えられるかどうかは、私たちの選択にかかっている。
幸い、ネット上の選挙運動が解禁されたので、一ブロガーの小生も日頃感じていることを書き連ね、これに参加したいと思っている。ご愛読いただければありがたい。
参院選の争点のひとつは、憲法問題だ。
都議選で圧勝した自民党は、参院選の公約に「憲法96条の改正」を盛り込んだ。国会議員の2/3以上による改正の発議を「過半数」で良いように変えようというのだ。
しかし、国民と国の基本を定める憲法を、果たして、多数決で決めて良いのかという疑問にぶつかる。むしろ「多数決で決めてはいけない」のではないか。大河ドラマ風に言えば、「なんねえものは、なんねえ」と思うのだがどうだろうか。
つまり、例えば、現憲法97条では、基本的人権を「現在および将来の国民に対し、侵すことののできない永久の権利」と規定しているのだが、自民党案では、これを「全面削除」としている。
いったい、「全面削除」してどうしようというのだ。
加えて、こんな重要な問題を「多数決」で決めてもらっては困るというのが正直な気持ちだ。
従い、投票日までに、憲法をもう一度手に取り、正しく理解する努力をしようと思う。