小生は、この参議院選挙で日本共産党を支持・応援しています。
理由はいくつかありますが、一つには、日本には政党らしい政党は日本共産党以外にないと思っているからです。
ちなみに、各党の台所事情を見てみましょう。下表は、政党毎の政党助成金の交付額とその依存率です。
大企業べったりで、企業献金のおねだりに明け暮れる自民党ですら、政党助成金への依存率が72.5%にもなっています。
中でもひどいのは、みんなの党(96.8%)や日本維新の会(94.1%)で、統治システムの改革や官僚機構の打破を声高に叫ぶ一方で、党運営の9割以上を税金に頼るというテイタラクです。民主党も83.2%とワーストスリーです。
元々、支持政党の如何を問わず、年国民一人当たり250円(総額で約320億円)の税金をこれに当てるという制度そのものが(思想・信条の自由を保証する)憲法に違反しているわけですから、節度ある党であれば、これを受け取ってはいけません。
弱者のための「生活保護」費を減額したり、要介護老人や身障者の本人負担分をふやす一方、自らは、税金による庇護を手厚く受ける政党の節操のなさは目を覆うばかりです。
その点、制度発足以来、すでに約5,600億円にもなる助成金を、一貫して受け取らない共産党は立派だと思います。
同党は、党の運営を党員の党費(収入の1%とか)、個人献金と機関紙の事業益で賄っており、これが近代政党のあるべき姿です。また、企業・団体献金をまったく受け取っていないので、どんな問題にも、公平な態度で対処できます。
二つには、共産党は、全国に32万人の党員と約2,700名の議員を擁し、それらが約2万の支部のもとで日常普段に活動しています。また、活動の中心に約150万部の機関紙をおいています。
このように、足腰のしっかりした政党は日本共産党以外ありません。
よく公明党がひきあいに出されますが、同党の場合、特定の宗教団体をバックにしているわけですから、真の大衆政党とは言えません。
三つには、創立以来91年の歴史の重みです。特に戦前は、侵略戦争に反対し、主権在民と思想・信条・結社の自由を主張したため党幹部は例外なく投獄されましたが、小林多喜二に象徴される拷問・虐殺に屈することなく戦い抜きました。
また、彼らの主張(政策)には一貫性があり、弱きを助け、権力に擦り寄ったり、懐柔されたりすることがありません。そこが「ブレナイ」と言われる所以です。
とまぁ種々書きましたが、小生は、共産党を支持・応援することに誇りを感じています。今度の選挙でも大いに躍進し、庶民のための政治につくして欲しいと願っています。
共産党の街頭演説に聴き入る人々(14日大阪・難波 6,000人)。
政党助成金については、こちらを参照して下さい。