パソコンを載せた机の前の壁にカレンダーがかかっている。
原発防災カレンダーだ。曰く、「万一の際は、すぐ避難して下さい」。
ここ(北海道倶知安町)は、北電の泊原発から直線で22~23kmに位置する。一旦、事故が発生すれば避難を余儀なくされる。
北電から電気を買ってはいるが、それを「原発」で作ってと頼んだ覚えはない。また、道民は節電に努め、原発を停めても停電せず厳冬を乗り切った。
従って、小生は、原発再稼動とこれを基幹電源として推進を図る自民党とその補完勢力を決して支持しない。
福島第一原発の事故原因の究明も出来ず、誰も責任をとらず、1日400トンもの汚染水の処理もままならず、除染も進まず、15万人もの福島県民が故郷に帰還できず、核廃棄物の処理の目途もたたない中で、「再稼動」など論外だと思う。
それでいて、「日本の原発は世界一安全ですから買って下さい」とはよく言ったものだ。こと原発については、こうして書いていると、ついついボルテージが上がってしまう。
兎に角、「なんねえものは、なんねえ」のだ。
環境省が担当する福一近接エリアの除染進捗状況。朝日新聞7月4日号から転載。