田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

今朝はうす曇りで

2012年02月14日 | 田舎暮らし

当地は、昨日今日と穏やかなお天気になりました。
降雪もないことから、久しぶりに雪かきから解放されています。

今朝はうす曇りで、これも久しぶりにゲレンデに向かいました。

風が強く、アンヌプリ山頂からの滑降が禁止となっていたため、ゲレンデは外国人のお客様を中心に結構にぎわっていました。

気温が上がった(-4℃)のと、雪面が日差しを受けて緩んだことで高速滑降が可能となりました。

ただ、油断するとスキーが勝手に滑ってコントロール不能となるので油断できません。1~2度危うい場面もありましたが、何とか踏ん張って転倒せずにすみました。

これからこのようなコンデションが多くなりますが、暖かい日差しの下での春スキーを楽しみたいと思っています。


My Favorite Doughnuts!~Vladimir Horowitz「The Last Recording」

2012年02月12日 | 音楽三昧

伝説の名ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツのラストレコーディングです。

彼の死(1989年11月5日85歳)の4日前まで、彼の自宅に録音機材を持ち込んで録音された文字通りの「ラストレコーデング」です。

 1. ハイドン:ソナタ第59番 変ホ長調
 2. ショパン:マズルカ第35番 ハ短調 作品56-3
 3. ショパン:ノクターン第16番 変ホ長調 作品55-2
 4. ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
 5. ショパン:エチュード 変イ長調 作品25-1
 6. ショパン:エチュード ホ短調 作品25-5
 7. ショパン:ノクターン第17番 ロ長調 作品62-1
 8. リスト:バッハのカンタータ第12番の主題による前奏曲
     「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
 9. ワーグナー・リスト編曲:トリスタンとイゾルデより
    「イゾルデの愛の死」

この演奏を聴くと、まさに人類遺産的な演奏と言ってよい。

特に、晩年、彼自身も愛したハイドンのソナタの出来は天下一品で、その簡素さと邪心のなさにおいて、人生を達観したものにしか表現しえないものでしょう。ご一聴をお勧めします。


朝昼晩

2012年02月11日 | 田舎暮らし

立春の声はどこへやら、お雪さんの再来で朝昼晩と、1日3回の雪かきを強いられています。

隣家から積み上げられた雪は山のように聳えています。

西側を見れば、拙宅も軒先まで雪に埋もれているのがご覧になれると思います。

横浜から当地へ移住して14回目の冬ですが、こんなに雪が多くなったのは初めてです。

測候所の公式記録では、累積降雪量で8.2m、積雪2.2mとなっていますが、当地は山麓なのでもう少し多そうです。

さてさて、この大雪いつまで続くのでしょうか。


気分はすっかり

2012年02月10日 | 音楽三昧

LPレコードをデジタル化してライブラリーに取り込むには、いろいろな操作が必要で、煩わしいかぎりです。

反面、それらの操作のひとつひとつに面白みがあって、少々、深みにはまりそうです。つまり、CD制作におけるミキサーエンジニアになったような気分が味わえます。

例えば、先日、レコード演奏で生じる「シーパチ」ノイズの軽減には、湿式クリーナーが有効とご紹介しました。

しかし、この処理を行なっても、片面30分も演奏する内には、この種のノイズのひとつやふたつは発生していまいます。さて、どうするか?

そこで登場するのが、Music Editing Soft です。
つまり、ファイルに記録された音楽情報の中にまで分け入って不用なノイズを取り去ったり、ある種の効果を付け加えたりしようというわけです。

写真は、音楽ファイルをこのソフトに取り込み、演奏(モーツアルト、フルートとハープのための協奏曲第1楽章)しているところです。

これを聴きながら、ノイズが出たところでストップし、その点の波形を拡大して調べます。

ノイズがあると、拡大部分はご覧のような波形になっていて、これをマーカーで補正すればノイズを消し去ることができます。

この処理を行なった後、再度、この部分を再生してみて問題なければ次に進みます。

という訳で、まぁ、気の遠くなるような作業が必要なのですが、気分はすっかりミキサーエンジニアです。


重た~い

2012年02月09日 | 田舎暮らし

午前7時頃、家内が「ヒェ~」と叫ぶ声で目覚めました。
彼女がベランダに降り積もった雪の多さに悲鳴をあげたところでした。

寝ぼけ眼のまま身支度をして雪かきの手伝いをしましたが、気温がそう低くないせいか、重たい雪で、片付けるのがとても大変でした。

中信越方面に降る雪は、いつもこのように湿った重たい雪なのではと、その大変さがわかる気がしました。

通常、当地の雪は軽くサラサラしていますので、相当積もっても、プラスチック製のスコップで容易に投げる(はねる)ことが出来ますが、今朝の雪はどっしりした重量感があり、手摺りの外へ投げるのが大変でした。

というのも、ベランダから雪を下ろすための排雪溝はすでに雪で埋まっていて、これが使えないからです。勢い、手摺り越えに投げなければならないわけで、雪が重いと一苦労です。

それでも何とか30分ほどで片付け、朝食にありつくことができました。


嫉妬~角田光代著「森に眠る魚」

2012年02月08日 | 読書三昧

角田さんはきっとすばらしく頭の良い人なのだろう。
自らの頭脳の回転に急かされるようにこの小説を書いたに相違ない。

世の母親が、自分の子供にかける期待の大きさ切なさに辟易しながら書き綴ったに違いない。

物語~東京の文教地区で出会った同じ年ごろの子供を持つ5人の母親が、「ママ友」付き合いの中、心強い仲間として心を通わせる。しかし、子供らの小学校受験のための幼児教室や受験校探しなどを通して、その関係はエゴと嫉妬が入り込む関係に変化していく。

構成のたしかさと上手な文章に助けられ最後まで読み通したが、子供を持つ若い母親の感情の起伏の激しさ、わが子可愛さからくるエゴや嫉妬心のすごさに辟易した。また、現代に生きる若い母親たちの深い孤独と哀しみに同情を禁じえなかった。


一日一善(枚)

2012年02月07日 | 音楽三昧

このところ、LPレコードのデジタル化に明け暮れています。
例の録音機を使って、死蔵しているLPレコードを録音し、それをデジタルファイルにして、ライブラリーに収蔵するのです。

ただ、この作業は時間も手間もかかるので、CDのリッピングのように、一日10枚も20枚もというわけには行かず、一日一善?(枚)です。

それでも、連日の作業でロンドンレコードの3箱30枚もの(1975年頃キングレコード制作)の内、始めの1箱10枚が無事完了しました。

ところが、問題は音質で、レコードは数回しかトレースしていない比較的良いものなのですが、あちこちでシーパチノイズが出るし、何か潤いのない音がするのです。

そこで、何とかこれを改善したいとアナログ再生を得意とするオーデイオ店に相談したら、一度、専用のクリーナーで盤面を清掃・コーテングしてみて下さいと、あるクリーニンググッズを紹介されました。

それは、写真のようなレイカ社の湿式クリーナーで、手順書通り盤面を処理(A液で清掃後、B液でコーテング)したら、あら不思議、シーパチノイズは影を潜め、また音質もふっくらした艶やかさが戻りました。

従来、この種のクリーニンググッズがあることは知っていましたが、多分に疑い深い性格が災いして、一度も試すことがなかったのです。

今回、その効果のほどを知り、何事につけ先入観を持たず試してみるべきと反省しきりでした。


ノンゴロ牛乳

2012年02月06日 | 田舎暮らし

今朝はグッと気温が上がって零下一桁(-5℃)になりました。
日中も、真冬日から脱してプラスの気温になりそうです。

久しぶりにベランダから日の出を見ることも出来、春近しを実感しました。



ところで、牛乳の話ですが、小生は従来、牛乳を飲むとすぐ下痢をしてしまい、日常的に牛乳を飲む習慣がありません。

どうも、日本人の4人に一人は乳糖を消化する酵素(ラクターゼ)の働きが弱い「乳糖不耐」だそうで、この体質の人は、生の牛乳を飲むと下痢するそうです。

一方、加齢に伴い骨粗しょう症が心配になり、これを予防するためカルシュウムの多い煮干などを時々食べたりしていますが、めんどうだったり忘れたりで、習慣化するに至りません。

一番良いのは、カルシュウムも多く、理想的な総合食品とされる牛乳を毎日飲むことです。

そこで、スーパーの牛乳売り場であれこれ物色し、「おなかがゴロゴロしない」牛乳を見つけ飲んでみますと、たしかに生で飲んでも下痢しません。ただ、このノンゴロ牛乳は、製造の過程で糖分を分解処理するため、風味が若干落ちるのです。

しばらくこの牛乳を飲んでいましたが、何とか美味しい牛乳で下痢をしないものはないかと、あれこれ試飲していたら、明治乳業に「おいしい牛乳」というのがあるのを知りました。

この牛乳は、製造の過程で風味を損なう「酸素」を可能なかぎり抜き取った後、過熱殺菌を行なうという特許を持つ製法で生産されるそうですが、不思議なことに、小生が飲んでも下痢しないのです。

つまり、上記の製法が「乳糖不耐」人にも良いようで、目下は、これを飲みながら様子をみているところです。お試し下さい。


面白い~吉田修一著「平成猿蟹合戦図」

2012年02月04日 | 読書三昧

この作家が描く人物は、何のテライもないフツーの若者である。
その若者が、周囲の人々に支えられながら成長していく姿は、読者に希望を与えるだろう。

ただ、それ以上でもそれ以下でもないのが惜しい。何かずっしりした人生訓のようなものが学べると良いのだが。

物語~新宿歌舞伎町のバーで働く純平は、ある日ひき逃げ事件の犯人を目撃する。しかし、自首した犯人は別人であった。これを脅しの材料に真犯人に接近するのだが・・・

前作の「悪人」が映画のヒットにも助けられて220万部の大ベストセラーとなっていて、その人気のほどもわかるのだが、いずれにせよ、軽い読物に終わっているのが残念だ。
週間朝日連載10/05~11/04


-32.6℃

2012年02月03日 | 田舎暮らし

寒いですね。
この二日ほど、降雪がなく雪かきから解放されていたのですが、今朝は20
cmほどの積雪で、雪かき再開です

と言っても、小生は寝坊して間に合わず家内が1時間ほどかけてやったようです。

今朝、オホーツク海側の枝幸町歌登では、-32.6℃と今季の最低気温を記録しました。

通常、最低気温は、旭川市等内陸部で記録されるのですが、流氷の南下で陸地が海に張り出す効果があるらしく、オホーツク海に近い歌登で最低気温となったようです。

今日は節分で豆まき、明日は立春ですね。
早く暖かくなって欲しいものです。


ドラマ「運命の人」

2012年02月02日 | ギャラリー

TBS系で山崎豊子原作のTVドラマ「運命の人」が始まった。
26日までの3回分を見たが、なかなか良いドラマに仕上がっている。

沖縄返還交渉で日米間に密約があり、時の政府がそれを国民に隠したまま条約を結ぼうとしていた。しかし、その存在を国民に知らせるべきと、密約文書を公にしようとした新聞記者と協力者の外務事務官が罪に問われる。

敏腕記者に本木雅弘氏、その奥さんに松たか子さんと事務官の真木よう子さんと配役もなかなか良い。今後の展開が楽しみである。

ただ、番組のキャッチが「日本中を揺るがせたあの大事件の裏側には、1人の男と2人の女の秘められた真実があった・・・」となっているのが気になる。

男女の愛憎劇に終わらせず、密約の本質に迫って欲しいものだ。
写真は、番組HPから借用しました。


真ぞい

2012年02月01日 | 田舎暮らし

今日から2月です。
新年を迎えたばかりですが、早や1ヶ月経過しました。

この間何をしていたかと言えば、「雪かき」です。
昨日、床屋のマスターと話をしていて、この冬の大雪は、昭和45年以来ということがわかりました。

当時の大雪はもっとすごく、累計で20mを越えたそうです。
今シーズンは、1月31日現在、7.2mです。

ところで、昨日街に出たついでに、いつものスーパーをのぞくと、鮮魚売り場にいかにも新鮮な「真ぞい」が出ていましたので、求めて帰りました。

ちょっと小ぶりですが、冬場は漁に出るチャンスが減ることもあって、値段は680円といつもの3割高です。

ただ、とても美味しそうなので、今夜の夕食が楽しみです。