国内で唯一、夏に行われる「北海道マラソン」で2万人のランナーを支えるのは、4千人以上のボランティアです。
朝8時集合で、担当する給水ポイント(22.5Km)へ徒歩で向かいます。
もう既に学生グループが到着していて「キャッキャ」言いながらタンバイしていました。
すぐ設営に入りますが、8時30分にスタートした招待選手は1時間ほどで来てしまいます。
トップ集団の選手たちは、殆どが給水を取らずあっと言う間に走り去っていきました。
忙しくなるのは市民ランナーがやって来る頃で、汗びっしょりのランナー達が次から次と途切れることがありません。
飲むよと言うよりは、頭からかぶって冷やすランナーが殆どなので給水が追い付きません。
完走タイム締め切りの頃には、去年は余ったという水が底をついてしまい、水を求めるランナーで溢れ返っていました。
そんなランナーを尻目に、大会運営のスケジュールに則って撤収作業を進めなければならず、とても後ろめたい気持でした。
暑さのせいで大量に消費されたのかもしれませんが、主催者側の反省としてこの教訓を是非来年に活かして欲しいと思います。
帰り道、道端に横たわって日赤救護班の介抱を受けているランナーに出会いました。救護班の要請で救急車に収容され搬送されて行きましたが、どうぞご無事でありますように。