米女子ゴルフツアーの最終戦「全米女子オープン」が始まり、深夜のテレビ中継に釘付けになって寝不足状態。
これが決勝ラウンドまで4日間も続くと完全に「昼夜逆転生活」に陥ってしまいそう。
実は30年以上も前の「全米女子オープン」で岡本綾子が優勝争いを演じ、朝までテレビ観戦をしてから車で礼文島観光へ出掛たことがある。
家族を乗せて無謀な運転をしてしまったことを後で猛省したが、それに比べれば「昼夜逆転」など可愛いものよ。
結果、岡本は2位タイに終わったが、果たして今回は日本人出場選手29人の中から優勝者が出るのか目が離せない。
第一ラウンドを終わって、日本人の中で優勝に一番近いのは渋野日向子だ。
初出場ながら、前半を1バーディー1ボギーのイーブンで折り返すと、後半は出だしの1番パー4で5メートルのパットを決めて2つ目のバーディー。
さらに5番パー5は第3打を2.5メートルにつけ、続く6番パー4では10メートルの長いパットを決めて連続バーディーを奪い、一時は首位に並ぶ。
結果、4バーディー1ボギーの3アンダーで、首位と1打差の2位と好発進、4アンダーで首位のエイミー・オルソンを追う展開となっている。
日照時間が短かくなるこの時期の開催で、2コースを使用しての予選ラウンド。総距離が長く難しいとされる“サイプレスクリーク”コースのアンダーパーに、本人は「100点以上」と自己採点して見せた。
第2ラウンドは、比較的スコアが出やすい“ジャックラビット”コースでのプレーとなるが、雷雨で強風の予報が出ており、「耐えて粘りのゴルフで、3つの貯金を守るところはしっかり守りたい」と、昨年の「全英女子オープン」を制した時とは一味違う大人のゴルフでメジャー2勝目へ突き進む。
今季4戦目のメジャー出場となるも、過去3戦は全英女子オープンが予選落ち、他の2試合も50位台と振るわず、国内ツアーでも予選落ちが続き、ようやく最終戦で3位に入って復調の兆しをみせ始めた。
世界の名だたる選手が苦戦する中、首位と1打差2位の好発進、久しぶりにシブコらしい笑顔が戻ってきた。
第2ラウンドは悪天候が懸念されるため、当初より1時間以上スタートが早まり、日本時間の12日 0:17スタートの予定となった。
たっぷり昼寝しているので、朝までしっかり応援できそう。
先日のリコー杯で国内メジャーを連覇したばかりの原英莉花は12オーバーで154位タイと出遅れ、同じジャンボ尾崎を師匠に持つ19歳の笹生優花は2アンダー5位タイと好位置に付けている。