企業が効率的に働いてもらおうと勤務時間内に昼寝を取り入れる動きが広がり、短時間でも質の良い睡眠を助ける「お昼寝グッツ」が売れているそうです。
寝具メーカーの西川が昼寝のために開発した枕「konemuri」には、中央に穴が空いており腕を通したり、丸めて高さを調整したり、オフィスの席でも昼寝をしやすいよう工夫されているとか。
同社では昼休み後の15分間、昼寝の時間を設けてこの枕を使っているそうで、社員へのアンケートでは「昼寝で午後のストレスが減った」と9割超が回答しており、担当者は「昼寝には "サボっている" とのイメージがまだあるが、会社を挙げて取り組み、昼寝を "文化" として広めたい」と意気込んでいるとのこと。
実は自分も最近、昼寝をするようになりました。
きっかけは、引っ越し疲れでゴロ寝した時のスッキリ感がたまらず、病み付きになりました。
幸いにも昼寝は『心臓病や認知症の予防にもなる』と言うので、生活に取り入れてみようと少し勉強しました。
◆効果
・心臓病
久留米大学医学部・神経精神科の教授によると、「短い昼寝でも、脳の活動レベルが下がるので、疲労回復に役立つ。また、血圧や脈拍が下がることで、心身のリラックス効果もある。さらに昼寝で眠気が軽減して、集中力や意欲が高まると、昼間の活動性が上がって、昼と夜のメリハリがつくので、夜の睡眠の質が高まる。その結果、『夜の睡眠時間が短くても、 質の良い睡眠が取れるようになる』という効果が期待できる。」と良いことだらけです。
・認知症
ペンシルバニア大学の研究チームが NASA と行なった研究によると、短時間お昼寝をすると機嫌をよく保ちストレスを減少させるので、心臓病のリスクを低下させる効果があるという。
実際、ギリシャ在住の2万人を対象にした研究結果では、「昼寝を全くしない人」に比べると、「週に3回以上30分昼寝をした人」は、心臓疾患による死亡率が37%も低下したデータがあるそうです。
また、日本での調査によると「昼寝をする人には、認知症が少ない」という事が分かってきているそうです。具体的には「1時間以内の昼寝をしている人」の方が認知症の発症が少ないという事です。ただし「1時間以上」寝てしまうと逆に認知症になりやすくなってしまうため注意が必要のようです。(笑)
◆環境
・明るさ
明るすぎると眠れないので、寝室を遮光カーテンで閉め切ってみました。1ルクスくらいのほのかな明るさで、色は赤やオレンジの暖色系が良く、光が直接目に入らないよう間接照明を工夫しました。
・ゆらぎ
寝室に「ゆらぎ」を取り入れるために「キャンドルライト」を買いました。ローソクの揺らぎは副交感神経に作用することが分かっており、本物のローソクのように炎が揺らぐ優れものです。
自然界には多くの「ゆらぎ」があり、私たちの心臓の音、ろうそくの炎のゆれ、波の感覚、雨音…。どれも一定のようでいて実は予測できない不規則なゆらぎがあり、「規則的」なものと「不規則」なものが調和した状態が「1/f ゆらぎ」で、心地よく快適な気分なるのだそうです。
遮光カーテンで閉め切り、ローソクの 1/f 揺らぎを取り入れたり、昼の憩いのテーマ曲を流すなど、昼寝の環境が良すぎるせいか夕方まで寝込んでしまうことがあります。『それじゃダメじゃん!』(笑)